稲垣吾郎、草なぎ剛&香取慎吾との“絆”語る「無我夢中です」<半世界>


【稲垣吾郎/モデルプレス=10月30日】俳優の稲垣吾郎が30日、都内で行われた主演映画「半世界」(2019年2月公開)の記者会見に、メガホンをとった阪本順治監督とともに出席した。

稲垣吾郎(C)モデルプレス
稲垣吾郎(C)モデルプレス
◆稲垣吾郎、草なぎ剛&香取慎吾との“絆”語る

全身ブラックでクールに/稲垣吾郎(C)モデルプレス
全身ブラックでクールに/稲垣吾郎(C)モデルプレス
阪本監督の完全オリジナル脚本の同作は、美しい地方都市を舞台に39歳の男3人の視点から「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」という葛藤、家族や友人との絆、新たな希望を描くヒューマンドラマ。稲垣は炭焼き職人の紘(こう)役を演じ、故郷に帰還する紘のかつての同級生の瑛介役を長谷川博己、紘と瑛介の同級生の光彦役を渋川清彦、紘の妻の初乃役を池脇千鶴が演じる。

多くの報道陣が集まった会場に登場した稲垣は、同作が「第31回東京国際映画祭(TIFF)」のコンペティション作品に選出された思いを聞かれると「僕にとっては憧れの映画祭にお招きいただきありがとうございます。夢のようですね。先日もレッドカーペットを歩かせていただいたんですけど、歩いていそうで今まで1回も歩いたことがなくて初めての経験だったので、夢のようでしたね」と笑顔であいさつした。

稲垣吾郎(C)モデルプレス
稲垣吾郎(C)モデルプレス
同作が男3人の友情と絆が描かれていることにちなみ、自身が男の友情や絆に支えられて、動かされた経験を聞かれると「個人的には古くからの友だちはいないタイプで、皆さん聞き飽きたと思うんですけど、年上のヒロくんというおじさんのお友だちはいるんですけど(笑)」と明かし、「仕事はずっと男のグループで今までやってきて、今も形は変わっているんですけど、新しい地図として草なぎ(剛)くんや香取(慎吾)くんと一緒に多くのファンの方とともにその地図を広げて行くことに無我夢中です」と期待に胸を膨らませ、「友情と仕事の仲間というのはちょっと違いますけど、そういう絆みたいなものは僕らにもありますし、2人にも早く見てもらいたいですね」と目を輝かせた。

◆稲垣吾郎“自分でも見たことがない自分”とは?

指先まで美しい稲垣吾郎(C)モデルプレス
指先まで美しい稲垣吾郎(C)モデルプレス
また、これまでのイメージとは異なる情けないダメ親父役を演じた稲垣は、MCを務めたフジテレビの笠井信輔アナウンサーから「ハマり役」と評されると、「ハマっていると言われるとすごく複雑な心境ではあるんですけど(笑)、そもそも自分がどういう人間なのかというのはわからないですし、自分が演じるにぴったりな役ってなんなんだろうって思うんですけど、わからなくてもいいし、じゃないとこれからいろんな役を演じて行くことができないので」とコメント。

一方で、「今回大きかったのは、ここ数年の自分の環境の変化があって、仕事の仕方が変わって、いろんなことがあった中でこれが役者として第1作目のお仕事だったので、そう言った意味では自分でも見たことがない自分がスクリーンに現れて、この作品に巡り会えたということは幸せなことだと思っていますし、それを今から皆さんにお届けできることを嬉しく思っています」と声を弾ませた。

稲垣吾郎(C)モデルプレス
稲垣吾郎(C)モデルプレス
さらに、“自分でも見たことがない自分”とはどんな自分か追求されると「すべてですよね、監督!チェーンソーで木を伐採したり、頭にタオルを巻きながらミカンを食べていたり、ああいう日本の原風景のような中で生活する稲垣吾郎を見たことがありませんでした」と答え、「僕はいつも自分のことを俯瞰で見ていたりするんですけど、そういう役者の稲垣吾郎は見たことがなかったですね。でもこう言っていて自画自賛みたいなところがあって、自分じゃない自分がそこに映っていたということは、役になりきって演じきれていたのかなって思っていたりして、それは自分1人の力ではなくて、監督はじめスタッフの皆さま、そして共演者の方、そして三重県の伊勢志摩で撮影していたんですけど、土地に誘われたというか、引き込まれたというか、そういったものもあって見たことのない自分がスクリーンに映っていました」と感謝を述べつつ、胸を張った。(modelpress編集部)



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