こんなディーン・フジオカ見たことない「ものすごくショッキングなものになる」<モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―>


【モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―/モデルプレス=4月17日】復讐劇の決定版「モンテ・クリスト伯」を原作とし、主演のディーン・フジオカが愛、将来、自由、仕事、自尊心、すべてを奪われたことを機に、実直な人間から“復讐鬼”と化すノンストップ復讐劇であるフジテレビ系木曜劇場『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』(毎週木曜午後10時~※初回15分拡大)。4月19日にスタートするが、すでに今まで見たことがないディーンの役どころ、表情が注目を集めている。

ディーン・フジオカ(C)フジテレビ
ディーン・フジオカ(C)フジテレビ
そしてこの度、今作の太田大プロデューサーが、ディーンの新たな姿、そして、そのインパクトのある演出で数々のヒット作を生み出してきた西谷弘監督とタッグを組んだ今作へかける思いについて語った。

◆『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』プロデューサーコメント

『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
Q.ディーンさんの主人公像について

「主人公・柴門暖が“復讐鬼”になった際の役設定については、私も西谷監督もディーンさんも“ヴァンパイア”というイメージを持っていました。人間らしさがあまりない存在、人間として生きる幸せを感じることなどをすでに捨てている人。復讐のみに向かっている心が殺されている人物像を考えた際に『ヴァンパイア』というイメージが浮かび上がり、それをもとに主人公像を膨らませていきました」

Q.本作で見せる「ディーン・フジオカ」について

「復讐鬼としての暖は、いつもの気品ある格好よさのディーンさんに加えて、とにかく“薄ら恐ろしい”ディーンさんを感じていただけると思います。笑顔でも目が笑っていない。貴公子的な笑みの奥に潜む絶対零度の冷たさを持った不気味な笑いを披露していただきたいと思っています。冒頭で“心から沸き立つ笑顔”を持っている純朴な主人公のディーンさんと、復讐鬼として舞い戻ったディーンさんの対比は、ものすごくショッキングなものになると思います。今回はあらゆるビジュアルのディーンさんをお見せできると思います」

『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
Q.復讐劇の中に描く「ミュージカル要素」

「西谷監督と今回の作品に取り組む際、本作は原作が海外のものなので、日本のドラマとは少し違う要素を入れ込みたいという発想から“ミュージカル要素”を取り入れたらどうだろうかという話が出ました。監督の提案で、たくさんの人が出る大がかりなシーンを設けることでドラマを盛り上げたいという気持ちで、今回見どころのひとつとなる演出に取り入れさせていただきました。実は、歌や踊りのシーンを通して、作品の世界観を伝えるという考えを、ディーンさんも同じように持たれていたということもあり、心の叫びを歌と踊りで表現した映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(2000年)のような作品の要素があっても面白いのではないだろうかという思いが一致していました。出来上がったシーンは、それとはまた違う趣向ではありますが、主人公・暖の幸せな時代を象徴する暖かみのあるシーンになりました」

Q.西谷弘監督との作品作りについて

「原作は、1800年代のフランスを舞台にした、とても壮大な作品であるので、現代日本で視聴するときに、異世界になり過ぎないようにしたいと考える中で、誰しもが持ちうる人間の根源的な要素をしっかり描きたいというのが西谷監督と私の共通認識でした。この原作は、登場人物のキャラクターの濃さや、伏線の張り方とその回収など、エンタテインメントの教科書とも言える作品であり、ストーリー展開の面白さは脚本家の黒岩勉さんが手掛けられていることで保証されていますので、あとはどれだけ“心理描写”を丁寧に描けるか、えぐり取るように描けるかが勝負だと監督と黒岩さんと相談し取り組んでいます。西谷監督は登場人物の心情を台詞の言い回しに加えて、小さな表情一つ一つを通して、細かい心理描写を映し出していく監督です。登場人物たちが本当に生きている感触を自然に映し出しながらも、その裏には、撮影手法から、美術品の精度、ロケ地選定、映像編集まで、すべてを踏まえた上で、頭の中で組み立てたまだ見ぬ映像が視聴者にどのように映るのかを非常に緻密に計算されています。その計算の結果が、作品全体の世界観を作り出し、ワンシーンごとの力強さに現れています」

■第1話あらすじ

『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
2003年春。小さな漁師町で漁業を営む紫門暖(ディーン・フジオカ)は同じ町で喫茶店「シンドバッド」を経営する目黒すみれ(山本美月)にプロポーズ。思いは受け入れられ、二人は結婚式に向けて幸せの絶頂にいた。

しかし、その矢先、暖の乗る遠洋漁船「海進丸」が遭難してしまう。暖の後輩、南条幸男(大倉忠義)は心配して「シンドバッド」へ。すみれは暖の帰還を信じ、努めて明るく振舞っている。

「海進丸」が所属する守尾漁業でも社長の守尾英一朗(木下ほうか)、船員だが今回の航海には怪我で出られなかった神楽清(新井浩文)たちが憔悴(しょうすい)しながらも暖たちの無事を願う。

『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』より(C)フジテレビ
そんな守尾の事務所を漁協の組合長・遠藤勝也(仁科貴)が訪ねて来る。遠藤はもう2週間にも及ぶ遭難で捜索費がかさんでいることを守尾に告げた。守尾は船長のバラジ・イスワラン(ベヘナム)が優秀なので、みんな生きて帰ると譲らない。だが、遠藤はバラジを不安に思っている。バラジはテロ組織のメンバーではないかと疑われていたからだ。それでも、守尾は船員たちを信じていた。

暖の実家では、母親の恵(風吹ジュン)が地上げ屋の寺門類(渋川清彦)と対峙(たいじ)していた。と、そこに「海進丸」帰港の連絡が入る。迎えに来たすみれと港に急ぐ恵。船員たちが上陸する中、暖も怪我はしたが生還を果たす。亡くなったのは船長のバラジだけ。すると、バラジの遺体を調べる男たちが…刑事の入間公平(高橋克典)の姿もあった。

(modelpress編集部)

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