撮影中事故で脊髄損傷の滝川英治、口でブログ執筆 後遺症に苦悩…現状を告白「絶対に諦めません」


【滝川英治/モデルプレス=3月4日】昨年9月にドラマ「弱虫ペダルSeason2」(BSスカパー!)の撮影中に自転車が転倒し、脊髄損傷と診断され治療中の俳優の滝川英治(38)が3日、ブログを更新。事故からの経過と現在の状況を明かした。

滝川英治 (C)モデルプレス
滝川英治 (C)モデルプレス
◆滝川英治、事故当時を回顧

同作撮影中、縁石に衝突し転倒、ドクターヘリで現場から搬送され手術を行った滝川。12月、事故以後初めてブログを更新し、それ以降も前向きな気持ちをつづっていたが、詳細な症状については明かしていなかった。

2月25日付のエントリーでは症状についてはっきりと言及することを「ずっと悩んでました」と明かし、「私は【今】を伝える決心をしました」と様々な葛藤を経て決心した思いをつづった。

そして、3日の更新では「『ヤベェ!!』一瞬の出来事でした『あれ?動かねー』首から下が全く動かない 目の前に広がる青空 ドクターヘリで運ばれ緊急手術 何とか一命はとりとめました」と事故当時の状況を回顧。診断を受け、「999年分泣いた」が、「1000年分の涙が陽光に照らされた時 俺の中で何かが変わりました」と、前向きな気持ちになり、坊主になってから「ゼロからスタート」した。

◆厳しい後遺症を乗り越え、少しずつ回復

病院のベッドでの治療中の写真も公開。「少しでも頭を起こすと血圧が60以下に下がり、めまいや頭痛がひどい 車イス乗るのには時間かかりました 自分の体の温度調節が難しく、高熱も出やすくなり 40℃の熱で3日間寝たきりに…治ってもその一週間後にまた熱が…」と後遺症に苦しんだが、1ヵ月後に左親指がかすかに動くように。それが大きな一歩となり、現在は人工呼吸器が外れ、左腕の動く範囲が徐々に大きくなっているという。

そして、全く動かなかった右腕にも昨年末から変化が現れてきたそうで、「右手指の感覚が1本2本と…今は5本指しっかり感覚が出てきました」と報告。さらに、今年に入りかすかに動きが出てきた筋肉には現在リハビリで刺激を与え、ミリ単位で動かせる範囲が増えてきているといい、「日に日に自分の体に起きる現象が、今物凄く興味深く、楽しいです」と記した。

指はまだ動かせないため、「このブログは、口を使って書いてます」と説明。そして、「世の中には脊髄損傷患者が10万人以上います 年間5千人は増えているそうです まだまだ日本では認識度、関心度は低いと思います 一緒に闘っていこう!」と同じ症状に苦しんでいる人へエール。「俺は、絶対に諦めません!!」「自分は今日一日を精一杯生きてます!」と前向きな言葉で結んでいる。(modelpress編集部)

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