葉山奨之「途中でわからなくなる」初体験の異色ドラマ主演に本音<リフレイン>


【葉山奨之/モデルプレス=12月18日】俳優の葉山奨之が主演を務める「第29回フジテレビヤングシナリオ大賞」大賞受賞作のドラマ「リフレイン」が18日、深夜24時35分より関東ローカルにて放送される。

葉山奨之、坪倉由幸「リフレイン」より(C)フジテレビ
葉山奨之、坪倉由幸「リフレイン」より(C)フジテレビ
坂元裕二、野島伸司、水橋文美江、橋部敦子、浅野妙子といった数々の人気脚本家を輩出してきた「フジテレビヤングシナリオ大賞」。第29回目を迎える今年は、宮崎翔さん(※「崎」は正式には「たつさき」)の「リフレイン」が大賞を受賞し、ドラマ化される。

葉山奨之「リフレイン」より(C)フジテレビ
葉山奨之「リフレイン」より(C)フジテレビ
葉山奨之、山口紗弥加「リフレイン」より(C)フジテレビ
葉山奨之、山口紗弥加「リフレイン」より(C)フジテレビ
主演の葉山は、自身も認めるほど“キャラクターの濃い”役を演じることが多いが、今回はどこにでもいそうな18歳の青年役…しかしあまりにも複雑な脚本に「自分がおかしくなる」と本音を漏らした。さらに、物語の中で同級生と年上女性“ふたりの女性”の間で揺れる場面も。今、最も勢いのある若手俳優のひとりが挑んだ、SFラブストーリーの撮影裏側を紹介する。

◆葉山奨之が本音「演じていても途中でわからなくなる」

葉山奨之「リフレイン」より(C)フジテレビ
葉山奨之「リフレイン」より(C)フジテレビ
葉山は、2011年ドラマ「鈴木先生」(テレビ東京)の千代田役で俳優デビュー。2012年公開『トテチータ・チキチータ』で映画初出演を果たし、2015年にNHK連続テレビ小説「まれ」で主人公の弟を演じた。その後も映画『きょうのキラ君』『青空エール』などの人気作への出演が続き、役の幅を広げている。ドラマ「僕たちがやりました」(カンテレ・フジテレビ系)では“クズ男”ぶりが、そして「セトウツミ」(テレビ東京)ではお調子者ぶりが話題を呼んだ。

葉山奨之、恒松祐里「リフレイン」より(C)フジテレビ
葉山奨之、恒松祐里「リフレイン」より(C)フジテレビ
今回挑んだ「リフレイン」はなぜか同じ日を繰り返してしまう、18歳青年の複雑な心の動きを繊細に演じている。そして、葉山の脇を固める女優陣との関係も気になるところ。葉山は撮影中「わかりやすいのがドラマですよね。でもこの作品は違うんです。演じていても途中でわからなくなる。でも、それがいいと思うんです!」と本音を語った。(modelpress編集部)

■葉山奨之コメント

Q.脚本を読んだ感想は

衝撃が大きく、最初一回では理解できなかったです。これを作った人は本当にすごいな、こんなドラマあるんだ!と。公募で選ばれた一般の脚本家の方が書いたものとは思えませんでした。

Q.18歳の青年・湊を演じてみて

ドラマっぽくないんです。まるで映画みたいな感じです。ドラマって時系列とかわかりやすいじゃないですか。でもこれは違うんです。感情のもっていき方も、同じ日を繰り返すので、上がったり、下がったり…メリハリが結構ついています。人間もおかしくなっていくし、僕自身も演じていて「自分でも何やっているのだろう」とわけがわからなくなったりしているので、逆にそれがいいな、と思っています。この作品では、その「わけもわからずやっている」というのが許されるのではないでしょうか。

Q.主人公の湊は、葉山さんと似ていますか

全く違うと思います。いつもの僕は自由なので、笑。今まで演じた役も癖の強いキャラクターが多かったので、こういうちゃんとした青年をやるのはめちゃくちゃ緊張します。

Q.ふたりの女性の間で揺れる役ですが、葉山さんは同級生、年下どちらが好み?

同級生の紬役の恒松祐里さんとは何度か共演していますが、年上の糸子役の山口紗弥加さんとは初共演なんです。山口さんは大先輩なのに、すぐに距離を縮めてくださってほっとしました。僕自身、女性の年はあまりこだわりませんが、この湊の気持ちを考えると、年上の女性と接したことがないので、スイッチが入るかもしれないな、と。(湊は年上の糸子に)どこかで心を許してしまうと思うのです。自分も状況によっては年上の女性にひかれるかもしれません(笑)。

Q.視聴者に注目してほしいところは

やはり、同じ日を繰りかえすということは、誰も体験したことがないので、もし自分が同じ日を繰り返したらどう思うかとか、もし自分だったらどういう対応するのか、というのを考えながら見ていただきたいと思います。同じ日を繰り返すと、人は自分を保てなくなるし壊れていってしまうと思うんですよね…僕のおかしくなっていく演技も、是非楽しみにしていてください。

■大賞作品『リフレイン』ストーリー

高校三年生の湊(18)は、紬(18)とのイブデートで事故に巻き込まれ後頭部を強打する。気を失う直前に見たのは、身動き一つしない紬の無残な姿だった。湊が目覚めると、なぜかまた同じ日の朝。事故の痕跡はなく、けがもしていない。家族もいつも通り、ただ紬だけはどこを探しても見つからない。夢を見ていたと自身を納得させた湊だったが、翌朝目が覚めると、またしても同じ日で紬だけがいない。湊はこの“繰り返す紬のいない世界”にとらわれてしまったのだ。繰り返す同じ日にも慣れてきたある日、紬の従姉で糸子(36)と名乗る女性に出会う。糸子は紬の行方に心当たりがあるという。糸子に案内を頼むが紬は見つからなかった。そして、ひょんな事から、紬には従姉などいない事が判明する。湊が問い詰めると、糸子は、この世界の秘密を語り出す。湊は、自身や大切な人の死を受け入れられない者が「死の当日を繰り返す世界」に囚われているのだった。そして、湊は、この世界から抜け出せないまま老人になってしまう。しかし、寿命を迎えそうになったその時、近づいてきた女の子が奇跡を起こす。湊が目覚めると、そこは……。果たして、湊は紬を見つけることができるのか……。

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