「監獄のお姫さま」2.5次元、ひよっこ、TEAM NACS…攻めてるパロディ連発が話題 唐突なCMまたぎも


【監獄のお姫さま/モデルプレス=11月29日】女優の小泉今日子が主演を務める火曜ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系/毎週火曜よる10時)の第7話が28日に放送された。数々の作品のパロディが盛り込まれ、反響を呼んでいる。

(左から)坂井真紀、夏帆、満島ひかり、小泉今日子、菅野美穂、伊勢谷友介、森下愛子 (C)モデルプレス
(左から)坂井真紀、夏帆、満島ひかり、小泉今日子、菅野美穂、伊勢谷友介、森下愛子 (C)モデルプレス
◆「監獄のお姫さま」ストーリー

『逃げるは恥だが役に立つ』『カルテット』『あなたのことはそれほど』『カンナさーん!』と話題性抜群のドラマが続いている同枠。今期は宮藤官九郎氏が手掛ける“おばちゃん犯罪エンターテインメント”。過去に同じ刑務所にいた“おばさん”たちが仲間の冤罪を晴らすため、イケメン社長を追い詰めていくストーリー。

物語は、2017年、馬場カヨ(小泉今日子)、若井ふたば(満島ひかり)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)の5人の女が、ある大企業のイケメン社長・板橋吾郎(伊勢谷友介)を誘拐するところから始まり、メンバーが“自立と再生の女子刑務所”に服役中の過去と交錯する構成となっている。

◆2.5次元ミュージカル話が刺さる

初回のオープニングから同局の情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜あさ10時)に生出演している場面でスタートするなど、これまでも毎回、細かいパロディやギャグが散りばめられ、クドカン節が炸裂していたが、今回は特に強烈だった。

坂井真紀(C)モデルプレス
坂井真紀(C)モデルプレス
それまで過去が明らかになっていなかった“女優”こと大門洋子(坂井真紀)の罪がストーカーと詐欺だったことが明らかに。洋子は2.5次元ミュージカル『行け!面!胴!』の主演を務める若手俳優の「大洋泉」(回想パートでは伊勢谷が演じる)に月100万円をつぎ込む熱烈ファンで、追っかけ費用が足りなくなったため結婚詐欺に手を染めてしまった。出所後、ひっそりと下北沢の小劇場で続いていた『行け!面!胴!』を久しぶりに観に行くと大洋(ここからAMEMIYAが演じる)もミュージカルも以前より魅力的には見えず。さらに結婚しヒモになっていた大洋から手を出されそうになり幻滅するというストーリーだった。

「歌もお芝居もぐんぐん良くなるし、目が離せないわけ!」と叫び追っかけをやめられず、大洋に共演女優と熱愛報道が出ると「泉キャプテンの相手はマネージャーの吉川りほしかいないんだよ!?」と信じて疑わないほどのめり込んでいた洋子のかつての姿が、自分と重なった視聴者も多かったようでネット上では「女ヲタの心情分かりすぎ」「某方面に刺さりすぎて辛い」などの声が。

伊勢谷友介 (C)モデルプレス
伊勢谷友介 (C)モデルプレス
金髪姿の振り切った演技で2.5次元俳優になりきった伊勢谷や、その後の展開で出てきたお馴染みの劇中ドラマ『この恋は幻なんかじゃないはず、だって私は生きているから、神様~』(通称:恋神)に出演する黒羽麻璃央が実際に2.5次元ミュージカルで活躍する俳優であることなども、合わせて盛り上がっていた。

◆「TEAM NACS」「ひよっこ」パロディも

そのほか、第7話であった主なパロディ、小ネタは以下。

・『行け!面!胴!』のキャラクター名が大洋泉(大泉洋)、博崎(森崎博之)、琢尾(音尾琢真)、顕田(安田顕)、重戸(戸次重幸)と、演劇ユニット「TEAM NACS」の各メンバーをもじったもの

・若井ふたば(満島)が女囚たちを“史上最悪の熟女軍団わるウーマン”と紹介したときに安室奈美恵の主題歌『Showtime』MVさながらのカッコイイ登場シーン

菅野美穂 (C)モデルプレス
菅野美穂 (C)モデルプレス
・千夏(菅野)が吾郎(伊勢谷)に対して、「例えあいつが薄手の白シャツ1枚でずぶ濡れで立っていても素通りする自信あるね!」と発言。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で菅野演じる川本世津子が、主人公の父・実(沢村一樹)を助けたシーンを彷彿とさせる。

・現在のシーンで千夏(菅野)と洋子(酒井)が朝ドラ談義。「ソファー座って朝ドラ観ててさ、余韻に浸ってたら同じ朝ドラ始まったの、え、デジャブ?いいえ、お昼の再放送です」(千夏)、「怖いよね~NHK、私の午前中を返してって!」(洋子)。それに共感するカヨ(小泉)。(※菅野は朝ドラに『べっぴんさん』『ひよっこ』と2作連続出演、小泉は宮藤脚本の『あまちゃん』に出演)

・“自らの過去話シーンをCMまたぎするな”と主張した洋子のシーン途中で本当に唐突にCMを入れる

…など。

◆実況ツイートが白熱…裏切り者は誰?

毎回小ネタをいくつ見つけられるかが視聴者の楽しみにもなっており、「小ネタが拾いきれないw」「相変わらずネタぶっこみ過ぎw」「実況を見て気づくことが多い」など実況ツイートが白熱している同作。

仲間たちの中に“裏切り者“がいるという予告もされており、それが一体誰なのか、また唐突にカヨに交際を申し込んだ検事・長谷川信彦(塚本高史)の真意も気になるところで、数々に伏線が張られたストーリーに最後まで目が離せない。(modelpress編集部)

情報:TBS

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