大阪市と吉本興業がタッグ 新プロジェクトを発表、大崎社長「世界に楽しいメッセージを」


【大阪市、吉本興業/モデルプレス=11月22日】22日、大阪市と吉本興業が市民サービスの向上および地域活性化を目的とした包括連携協定を締結するため、大阪市役所にて締結式が開催。式には吉村洋文大阪市長、大﨑洋吉本興業代表取締役社長らが出席。タッグを組んで取り組むさまざまなプロジェクトについて発表された。

包括連携協定締結式 (提供写真)
包括連携協定締結式 (提供写真)
吉本興業では、地域の活性化をはかるため、大阪市の24区に住みます芸人を配置し、地域協議会と連携した活動を展開することを発表。式にはさっそく、24組の住みます芸人が呼び込まれ、自己紹介がてら各区のひとことアピールが行われた。

吉村市長は、「皆さんの活動しだいで大阪の未来が変わってくる」とエール。「本当に住んでらっしゃる方が活動していただけるのがありがたい。大変だと思いますが、大阪を元気にしてもらいたい」と呼びかけた。

住みます芸人が一言アピール (提供写真)
住みます芸人が一言アピール (提供写真)
◆桂文枝「創作落語プロジェクト」の発足を発表

また「大阪市24区地域活性化プロジェクト」のリーダーとして、桂文枝が登場。24区にまつわる創作落語を作って公演する「創作落語プロジェクト」の発足を発表。

桂文枝 (提供写真)
桂文枝 (提供写真)
落語会や公演で全国をまわってきた文枝だが、大阪市の全区については「まわっていないところもある」とのこと。「この機会に、若い皆さんとともに、大阪全区をしっかり把握して、万博につないでいきたい。今でも大阪万博(1970年)の熱気が忘れられないので、あの興奮をもう一度、若い人たちと一緒に味わうためにも大阪市を盛り上げていきたい」と話した。

なお創作落語をもとにしたショートムービーの作成も計画しているようで、沖縄国際映画祭や京都国際映画祭での上映も視野に入れているそうだ。

結びには、文枝が改めてひとこと。「24区を盛り上げることは、大阪を盛り上げること。大正末期から昭和のはじめ、大大阪と呼ばれた時代あった」と振り返り、「もう一度、若い人たちと手を組んで、大阪を盛り上げていき、万博誘致につなげたいと思います。よろしくお願いいたします」と締めくくった。

◆吉村市長「吉本興業さんは力強いパートナー」

吉村洋文大阪市長 (提供写真)
吉村洋文大阪市長 (提供写真)
吉村市長は、「地域を盛り上げていこう、行政サービスを高めていこうと、さまざまな分野の企業と包括連携協定を結んできたが、エンタテインメントの分野は初めて。少子高齢化が進み、財源も限られるなか、役所で丸抱えするのではなく、市民の皆さん、民間の皆さんの活力をできるだけ生かしていこう、活用させていただこうというのが僕の考え」と説明。

「笑顔で生活できる街をつくるため、吉本興業さんは本当に力強いパートナー」と期待を述べた。

◆大崎社長「世界に楽しいメッセージを」

大﨑洋吉本興業代表取締役社長 (提供写真)
大﨑洋吉本興業代表取締役社長 (提供写真)
また大﨑社長は、「外部環境が大きく変わる時代のなかで、笑いや笑顔、明るさみたいなものが何よりもパワーになると思う。そういうところで、芸人社員ともども一緒に頑張れれば」と意気込み。

「当社には6000人ぐらいの芸人がいて、ツイッターでつぶやく数が3500万超。これは世界で5位以内に入るそうです。そういうパワーを利用し、大阪のやさしさあふれる口コミ・おせっかいパワーで世界に楽しいメッセージを送れればと思います」と話し、続く締結式にて協定書に署名した。(modelpress編集部)

大﨑洋吉本興業代表取締役社長、吉村洋文大阪市長 (提供写真)
大﨑洋吉本興業代表取締役社長、吉村洋文大阪市長 (提供写真)


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