長澤まさみ・満島ひかり・土屋太鳳ら豪華集結 “映画ファン”が表彰する「第9回TAMA映画賞」授賞式


【第9回TAMA映画賞/モデルプレス=11月18日】18日、東京・多摩市で開催された映画ファンの祭典「第27回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」にて、「第9回TAMA映画賞」授賞式が行われ、各賞受賞者が登壇した。

「第9回TAMA映画賞」授賞式 (C)モデルプレス
「第9回TAMA映画賞」授賞式 (C)モデルプレス

国内映画賞のトップバッターとして注目を集める同賞は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したもの。

◆長澤まさみ・満島ひかり・土屋太鳳らに栄誉

長澤まさみ (C)モデルプレス
長澤まさみ (C)モデルプレス
満島ひかり (C)モデルプレス
満島ひかり (C)モデルプレス
最優秀作品賞は『散歩する侵略者』(黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』。

池松壮亮 (C)モデルプレス
池松壮亮 (C)モデルプレス
土屋太鳳 (C)モデルプレス
土屋太鳳 (C)モデルプレス
また、最優秀男優賞を浅野忠信(この日は欠席)と池松壮亮、最優秀女優賞を満島ひかりと長澤まさみが受賞。さらに、本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する最優秀新進男優賞には間宮祥太朗と高杉真宙、同じく最優秀新進女優賞に石橋静河と土屋太鳳が輝いた。

最優秀主演女優賞を受賞した長澤は「こんなに素敵な賞をいただけて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜び。「本当に励みになり、まだまだこの先お芝居を頑張っていきたいなと思う気持ちが強くなりました」と女優業への邁進を誓った。

最優秀主演女優賞に輝いた満島は、第1回の同映画賞で新進女優賞を受賞。「8回目ともなると色々様子が変わっていて、色々スムーズになっていたりして…(笑)」と茶目っ気たっぷりに当時を回顧。

主演を務めた『海辺の生と死』の舞台である奄美大島は満島の故郷でもあり、「標準語より慣れ親しんだ言葉なので、いつもより少し自分の気持ちに近く演じることができたかもしれない」と思い入れを語った。

また、今年『トリガール!』『PとJK』など引っ張りだこの活躍を見せた土屋は最優秀新進女優賞を受賞。

土屋太鳳(C)モデルプレス
土屋太鳳(C)モデルプレス
家族に見守られる中、涙を浮かべながら「どんな役でも演じきれる女優になりたい」と決意を語った。(modelpress編集部)

■受賞作品・受賞者

最優秀作品賞(本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰)
『散歩する侵略者』 (黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)
『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)

黒沢清監督、長澤まさみ、高杉真宙(C)モデルプレス
黒沢清監督、長澤まさみ、高杉真宙(C)モデルプレス
特別賞(映画ファンを魅了した事象に対し表彰)
湯浅政明監督、及びスタッフ・キャスト一同(『夜は短し歩けよ乙女』『夜明けを告げるルーのうた』)
富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同(『バンコクナイツ』)

最優秀男優賞(本年度最も心に残った男優を表彰)
浅野忠信(『幼な子われらに生まれ』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンII』)
池松壮亮(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)

最優秀女優賞(本年度最も心に残った女優を表彰)
満島ひかり(『海辺の生と死』『愚行録』)
長澤まさみ(『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』『金メダル男』)

最優秀新進男優賞(本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰)
間宮祥太朗(『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)
高杉真宙(『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『PとJK』)

間宮祥太朗(C)モデルプレス
間宮祥太朗(C)モデルプレス
高杉真宙(C)モデルプレス
高杉真宙(C)モデルプレス
最優秀新進女優賞(本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰)
石橋静河(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』)
土屋太鳳(『トリガール!』『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)

石橋静河(C)モデルプレス
石橋静河(C)モデルプレス
最優秀新進監督賞(本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰)
菊地健雄監督(『ハローグッバイ』『望郷』)
瀬田なつき監督(『PARKS パークス』)

■受賞理由

浅野忠信:その唯一無二の存在感で観客の想像力をかき立て、クリエイティビティあふれる俳優であり続けるだろう。

池松壮亮:緩急自在で豊かな人物造形力は周囲の人物をも輝かせ、観客を心置きなく作品の世界観に誘う魅力に溢れている。

満島ひかり:島の神話的世界と終戦間際の生と死の極みにおける愛を匂い立つように表現して、圧倒的な存在感を観客に与えた。

長澤まさみ:予期せぬ出来事に運命を翻弄されながら寛大で奥深い愛情表現に、磨き上げられた女優としての器の大きさを感じさせた。

間宮祥太朗:真っ直ぐでアグレッシブな役柄を、エネルギッシュ且つ繊細に演じて、観客をスクリーンに釘付けにした。

高杉真宙:過去の自分から脱皮して大人へと一歩踏み出す様を体現し、力強い眼差しや気概によって発せられる逞しさに心を奪われた。

石橋静河:心の揺らぎを繊細に表現して内面から輝きを放ち、確かな存在感は息の長い女優になっていくことを確信させた。

土屋太鳳: どの役にもひたむきに向き合い、あふれる笑顔と抜群の運動神経で演じ切る姿は、観客の心をわしづかみにした。

※映画賞の選考期間:2016年10月~2017年9月に劇場公開された作品が対象。

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