錦戸亮、大河初出演「20年かかった」 “兄”鈴木亮平に「似ていくと思う」<西郷どん>


【錦戸亮・鈴木亮平・西郷どん/モデルプレス=10月3日】俳優の鈴木亮平が主演を務める2018年NHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の新キャストが3日、東京・渋谷の同局で行われた会見で発表され、関ジャニ∞の錦戸亮が西郷従道(信吾)役で大河ドラマ初出演を果たすことがわかった。

鈴木亮平 (C)モデルプレス
鈴木亮平 (C)モデルプレス
初の大河出演に錦戸は、「ジャニーズのオーディションを受けて20年くらい経つんですけど、本格派の時代劇まで20年かかったなと思いました」と感慨深げ。演じる西郷従道は、鈴木演じる吉之助(隆盛)の弟とあり、「さっき鈴木亮平さんと『俺ら似てる?』って笑い合いました。兄弟としてやっていけば似ていくと思います。初めての大河ですが、きっちり自分の役割を果たしていけるよう頑張ります」と意気込んだ。

一方の鈴木も「子役の従道はわりとぽっちゃりしているんです。西郷さんの肖像画のモデルになったくらい、吉之助と従道は似ていたと聞いていたので、僕にそっくりな人がくるのかと思っていたら、まさかの亮くん」と錦戸の起用に驚いたというが、「ドラマで何度か一緒になっていますが、美男子なだけでなくすごく素敵なお芝居をする方。兄弟の絆をしっかり描きたい」と撮影を心待ちにしているようだった。

◆錦戸亮の起用理由は

大柄な体格で知られる従道とあり、錦戸の起用については報道陣から「(錦戸を)太らせる?」「起用の理由は?」といった質問も。制作統括の櫻井賢氏は、「(鈴木さんと)一緒にいれば似てくると思います」とし、「それぞれの個性を楽しんでもらいたい。ビジュアルが似ているかどうかは気にしていない」と回答。「晩年の従道は捉えがたい人。人に語らないいろんなことを抱えていたのでは。(錦戸は)その男気とナイーブさを演じてくれるのではないかと思う」と期待を寄せた。

◆新キャスト9名発表

大河ドラマ「西郷どん」新キャスト発表会見 (C)モデルプレス
大河ドラマ「西郷どん」新キャスト発表会見 (C)モデルプレス
なお、錦戸のほか、鈴木演じる西郷隆盛と恋に落ち結婚する運命の相手・愛加那役に二階堂ふみ、隆盛の盟友・桂久武役にスピードワゴンの井戸田潤【初】、大久保正助の妻・満寿役にミムラ、品川宿にある宿屋「磯田屋」に働く給仕・タマ役を田中道子【初】、阿部正弘役に藤木直人、調所広郷役に竜雷太、井伊直弼役に佐野史郎、徳川斉昭役に伊武雅刀が決定し、会見に登壇。(※【初】は大河ドラマ初出演)。

会見は欠席となったが住職の月照役に尾上菊之助、徳川家定役にピースの又吉直樹【初】が出演する。

◆第57作大河ドラマ「西郷どん」

同作は、「本の旅人」で連載中の林真理子氏 の「西郷どん!」が原作。男にも女にも“日本史上最もモテた男”で、明治維新のヒーロー・西郷隆盛を描く。主人公の西郷隆盛を鈴木が演じ、脚本は連続テレビ小説「花子とアン」などを手掛けた中園ミホ氏が担当する。

放送は2018年1月から全50回を予定。

◆「西郷どん」ストーリー

西郷隆盛は、薩摩(鹿児島)の貧しい下級武士の家に育った。両親を早くに亡くし、家計を補うため役人の補佐として働くが、困った人を見ると放っておけず、自分の給金も弁当も全部与えてしまう始末。西郷家はますます貧乏になり、家族は呆れかえるが、西郷は空腹を笑い飛ばす。

そんな愚直な西郷に、カリスマ薩摩藩主・島津斉彬(なりあきら)が目を留めた。「民の幸せこそが国を富ませ強くする」と強く主張する斉彬に、西郷も心酔する。西郷は、斉彬の密命を担い江戸へ京へと奔走。薩摩のキーパーソンとなっていく。

生涯の師・斉彬との出会いと別れ。篤姫との淡い恋。仲間との友情と反目。多感な青年期を経て、3度の結婚、2度の島流し。極貧の下級武士に過ぎなかった素朴な男は、南国奄美で愛に目覚め、勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、揺るぎなき「革命家」へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げて行く。(modelpress編集部)

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