佐藤健、朝ドラ起用のねらいは?NHKが寄せる期待「ひとつのチャレンジ」<半分、青い。>


【佐藤健/モデルプレス=8月22日】モデルで女優の永野芽郁がヒロインをつとめる平成30年度前期NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の新たな出演者が22日、東京・渋谷の同局で行われた会見で発表され、俳優の佐藤健が朝ドラに初出演することがわかった。

佐藤健 (C)モデルプレス
佐藤健 (C)モデルプレス
◆朝ドラ初出演・佐藤健起用のねらい

永野芽郁、佐藤健 (C)モデルプレス
永野芽郁、佐藤健 (C)モデルプレス
2018年4月からスタートする「半分、青い。」は、「オレンジデイズ」、「素直になれなくて」、映画「新しい靴を買わなくちゃ」等の北川悦吏子氏が脚本を担当。故郷となる岐阜と東京を舞台に、ちょっとうかつだけれど失敗を恐れないヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでの物語を描く。

佐藤が演じるのは、永野演じる鈴愛の幼なじみ・萩尾律役。鈴愛と同じ日に生まれた男性の幼馴染で、お互いのことを誰よりも理解し合っており、彼女を守れるのは自分しかいないと心のどこかで思っている、という役どころ。

佐藤健 (C)モデルプレス
佐藤健 (C)モデルプレス
現在17歳の永野と同級生を演じる佐藤は、28歳。実年齢が離れている点について、勝田夏子チーフプロデューサーは「高校生から40代まで演じますが、芽郁ちゃんはメイクで年をとれる。男性の方はそれができないので、芽郁ちゃんと同じ年じゃ40代を演じられない。普通朝ドラは出られないんじゃないかという方をお迎えしたいと思った。ひとつのチャレンジ」と佐藤に対する期待を語った。

また、勝田チーフプロデューサーによると、北川氏は佐藤と「お仕事をしてみたいと思っていた」そう。勝田チーフプロデューサー自身も、佐藤の「魂が出ている演技、見た感じの爽やかさ、うちに秘めた熱量、どこか漂う男気」に俳優としての魅力を感じているそうで、「佐藤さんも北川作品というところに興味を持っていただいた」といい、「ヒロインがオーディションだったので、男性はバリューのある方を迎えたいと思っていた」という局側のねらいもあり、今回起用に至ったことを説明した。

◆「半分、青い。」出演者発表

「半分、青い。」新キャスト(C)モデルプレス
「半分、青い。」新キャスト(C)モデルプレス
なお、この日佐藤のほか「岐阜・故郷編」のキャストとして鈴愛の母・晴役に松雪泰子【初】、鈴愛の父・宇太郎役に滝藤賢一、鈴愛の祖母・廉子役/ナレーションに風吹ジュン、鈴愛の祖父・仙吉役に中村雅俊、律の母・和子役に原田知世、律の父・弥一役に谷原章介【初】、町医者の貴美香役に余貴美子が決定し、会見に登壇。

そのほか、鈴愛の同級生役に矢本悠馬、奈緒【初】、鈴愛の弟・草太役に上村海成【初】が出演する(※【初】は連続テレビ小説初出演)。

放送は2018年4月2日から9月29日の全156回を予定。今年秋に岐阜でクランクインする。(modelpress編集部)

◆「半分、青い。」ストーリー

ヒロイン・鈴愛は高度成長期終わりに岐阜県東濃地方に誕生。子どものころ、左耳を失聴する。

その後、バブル期に漫画家になるという大志を抱いて上京するも、夢は瞬く間に破れ、結婚して娘を授かるも離婚され、シングルマザーになって帰郷。失敗だらけの人生だが、その度に、「やってまった(=やってしまった)」と明るく呟きながら生き抜く。

失敗を繰り返し、先の見えない人生を贈るヒロインがやがてたどり着くのが、ものづくりの世界。病気の母のためにそよ風の様な扇風機を創り、全くの素人でありながら、家電業界に「新風」を巻き起こす。

そして、ヒロインには、同じ日に生まれた男性の幼馴染がいる。2人はそれぞれ別の人と1度結婚するものの、約半世紀に渡って、つかず離れずの距離で見守り続け、扇風機作りをキッカケに公私共にパートナーとなっていく。

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