「いつ恋」影の“キーパーソン”高橋一生が話題に 視聴者を惹きつける存在感


【いつ恋・高橋一生/モデルプレス=3月7日】女優の有村架純と俳優の高良健吾が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(毎週月曜よる9時)の第8話が、7日よる9時より放送される。「いつ恋」の略称で親しまれる同作は、「東京ラブストーリー」の坂元裕二氏を脚本に迎え、有村、高良、高畑充希、西島隆弘、森川葵、坂口健太郎ら注目の若手実力派俳優が織りなす本格派ラブストーリー。このほか豪華な共演者も揃っており、そんな中、ひときわ存在感を放っているのが、曽田練(高良)が働いていた運送会社「柿谷運送」の元上司・佐引穣治を演じる高橋一生だ。

高橋一生/「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」より(画像提供:フジテレビ)
高橋一生/「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」より(画像提供:フジテレビ)
◆“パワハラ上司”に反響

第1章(第1話~第5話)の佐引は、いい意味でも悪い意味でも印象的だった。都合の悪いことがあればすべてを練に押し付ける“パワハラ上司”ぶりは、リアル過ぎてこちらまで心が痛くなる。「いつ恋」は恋愛をテーマにしていながらも、社会の闇に切り込んだ綺麗事だけではない世界観が話題となっているが、それを象徴するシーンのひとつがここ。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」場面カット(画像提供:フジテレビ)
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」場面カット(画像提供:フジテレビ)
理不尽な言いがかりをつけ、暴力も振るう。金髪混じりの髪型と、“本当に嫌なやつ”に見えてしまう演技力から、放送開始直後、佐引が高橋だと気づいていない視聴者も多くいたほどだ。そして話題は話題を呼び、回を追うごとに高橋への絶賛の声は大きくなっていった。

◆子役からキャリアスタート カメレオンぶりで視聴者の心掴む

現在、35歳。デビューは早く、10歳。1995年、スタジオジブリ「耳をすませば」で天沢聖司の声を担当したことで広く名前が知られることとなる。その後は、数々の作品に出演し、近年で言えば連続ドラマ「名前をなくした女神」(2011年4月期、フジテレビ系)で演じたDV夫、「信長協奏曲」(2014年10月期、フジテレビ系)で演じた浅井長政、「Dr.倫太郎」(2015年4月期、日本テレビ系)で演じた一途な研修医と、出演時間こそ長くはないが、視聴者の心に残る演技とカメレオンぶりで存在感を発揮してきた。

そして、昨年7月期に放送された「民王」(テレビ朝日系)では、 総理大臣(遠藤憲一/菅田将暉)の秘書・貝原茂平役でファン層をさらに拡大。無表情でクール、毒舌で辛辣なツッコミを連発する貝原を、コミカルに演じきり、「第1回コンフィデンスアワード」ドラマ賞・助演男優賞、「第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」助演男優賞を受賞するなど、改めて演技力の高さを証明した。

◆金髪から黒髪へ…重要なシーンに登場

どんな世界観にも溶けこむ不思議な存在感は彼の武器。見る度に印象が違うゆえ、出演歴を振り返れば「あの作品にも出ていたのか」と思う人も少なくないかもしれない。

第1章から5年後を描いている「いつ恋」第2章(第6話~)で佐引は、黒髪になって登場。確かに髪型が違えば人の印象は変わるが、それだけではない“5年”という月日の長さを、佇まいだけで表現し、第6話放送時には大きな反響が寄せられた。

「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」場面カット(画像提供:フジテレビ)
「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」場面カット(画像提供:フジテレビ)
これまで物語の展開に大きく関わることはなかったが、第6話では5年前から行方知らずになった練を探していた杉原音(有村)に1枚の名刺を渡す。その名刺を手がかりに、音は練と5年ぶりの再会を果たすこととなった。

◆影の“キーパーソン” ほしいところでスパイスに

また、「虚言癖がある」という裏設定も、登場人物たちのリアリティある会話を作り出す上で活きている。「俺がウサイン・ボルトに走り方、教えてやったんだよ」と音についた嘘は、練との5年ぶりの再会で、距離を縮めるのに一役買った。ほしいところでスパイスになるその存在感は、物語の影の“キーパーソン”と言えるだろう。

第8話では、練が「柿谷運送」に戻ってくる。それぞれが、新たな一歩を踏み出し、その運命が再び交差する。音、練はもちろん、そこに絡んでいく佐引の“キーパーソン”ぶりにも注目してほしい。(modelpress編集部)

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