阿部寛「新参者」シリーズが完結 松嶋菜々子と初共演


【阿部寛・松嶋菜々子/モデルプレス=6月26日】俳優の阿部寛が主演を務めるドラマ「新参者」シリーズが2018年公開の編映画「祈りの幕が下りる時」で完結する。今作には、女優の松嶋菜々子も出演し、阿部と松嶋の初共演が実現した。

「新参者」シリーズの続編映画「祈りの幕が下りる時」で共演する(左から)阿部寛と松嶋菜々子(提供写真)
「新参者」シリーズの続編映画「祈りの幕が下りる時」で共演する(左から)阿部寛と松嶋菜々子(提供写真)
◆「新参者」シリーズとは?

2010年4月に連続ドラマとしてスタートし、阿部演じる日本橋署に異動してきた鋭い洞察眼を持つ凄腕の刑事・加賀恭一郎が、謎に包まれた殺人事件の真犯人を探すというサスペンス要素と、様々な人との触れ合いを通して謎を解明していくヒューマンドラマ要素が話題となった、人気作家・東野圭吾氏原作の「新参者」。その後、2本のスペシャルドラマ「赤い指」「眠りの森」が製作され、2012年1月28日には「麒麟の翼 ~劇場版・新参者~」が公開されるなど人気シリーズとなった。

しかし、これまで加賀の類希なる推理力で様々な事件が解決されているものの、未だ明かされていない謎がある。それは“加賀の母の失踪”。これまでの作品で何度も触れられていながらも解き明かされなかった“最大の謎”が、映画「祈りの幕が下りる時」で明らかになり、シリーズが完結を迎える。

◆原作は東野圭吾

原作は、2013年9月に発売された「加賀恭一郎シリーズ」10作目、第48回吉川英治文学賞を受賞した「祈りの幕が下りる時」(講談社文庫)。加賀恭一郎の母は何故息子を残し失踪したのか?日本橋に留まる理由とは?今作で描かれる加賀とある女性演出家の出会い。その演出家の周りで起こる不可解な事件。数々の人生が絡み合う謎。加賀恭一郎はなぜ「新参者」になったのか―。

◆レギュラーキャスト続投&松嶋菜々子ら新キャスト

加賀恭一郎役の阿部の他、加賀の従兄弟で警視庁捜査一課刑事・松宮役の溝端淳平、加賀の父親を看取った看護師・金森役の田中麗奈、加賀と確執のある亡き父・隆正役の山崎努らレギュラーキャストが今作でも続投。さらに、今作では女優で演出家の浅居博美役に松嶋の出演が決定した。

阿部と松嶋は今回が初共演となり、阿部は「松嶋さんとの共演は初めてで、どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています」、松嶋は「阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております」とそれぞれコメントしている。

その他、新キャストとして小日向文世、伊藤蘭などが脇を固める。

監督は、映画「私は貝になりたい」や、「華麗なる一族」「半沢直樹」「下町ロケット」等の大ヒットドラマを演出した福澤克雄氏。東野氏の名作を阿部と福澤氏のタッグで彩る。(modelpress編集部)

■阿部寛 コメント

3年ぶりに加賀恭一郎を演じることになりました。このシリーズは人形町から始まりました。今回は人形町でも撮影をしているのですが、ここに帰ってくると気持ちが引き締まり、「新参者」をやっていた当時の思いがよみがえります。加賀は父親との間に確執があるんですが、今回の話では母親のことも初めて描かれ、さらにそのことが捜査にも絡んでくるという展開です。また松嶋菜々子さんが事件の鍵を握る人物・博美を演じますが、共演は初めてです。どんな博美を目の前で見られるのか楽しみにしています。映画『祈りの幕が下りる時』は来年公開です。是非お楽しみに。

■松嶋菜々子 コメント

阿部さんとは初めてご一緒させて頂きますし、長年の人気シリーズに参加させていただくことをとても光栄に思っております。私が演じる浅居博美という役は、悲しい過去を背負った陰のある女性という印象です。撮影にはこれから合流となりますが、レギュラーの出演者の皆さんと共に素敵な作品にできたらと思っております。

■伊與田英徳プロデューサー コメント

阿部寛さん演じる・加賀恭一郎が新参者として人形町にやってきてから、早いもので7年が経ちました。「新参者」の原作を読んだとき、加賀恭一郎のクールなように見えながらも、人の気持ちの裏を読み、人の心の闇を解いていく、人間味溢れた人間性に引き込まれ、一刻も早くドラマ化したいと思い立ったことを昨日のことのように覚えています。そして、ファーストインプレッションでイメージが沸いた阿部寛さんにオファーし演じていただいて、第1話を見たときに、自分で言うのも何ですが、武者震いするような感動を覚えました。私にとってかけがえのない作品です。松宮役の溝端くん、父の隆正役の山崎努さんをはじめとした素晴らしいキャストに恵まれて、連ドラ、スペシャルドラマを2本、映画と多くの時間を一緒に過ごしてきました。大げさに聞こえるかもしれませんが、加賀恭一郎と一緒に人生を歩んできた感じがします。その、加賀が今回で、人形町を去ることになります。大変寂しいように思えますが、加賀がなぜこの街に来たのか、優秀な刑事なのにも関わらず、所轄刑事としてい続けた謎が、この映画で分かることになります。謎が解決したからこそ、彼は、ここにいる必要がなくなった訳です。そのキーマンとなるのが、松嶋菜々子さん演じる浅居博美です。この人形町ファイナルにふさわしい感動巨編になっています。阿部さんと松嶋さんの初共演というところも見どころです。とにかく、加賀が「新参者」でなくなるこの映画を是非楽しみにお待ちいただけたらと思います。

■原作・東野圭吾氏 コメント

ついにこの小説が映像化されるのかと思うと、感慨深く、そして末娘を嫁に出すような寂しさがあります。

とはいえ阿部さんはもちろんのこと、この役者さんたち、このスタッフならば何の心配もないと確信しております。良き作品に仕上がることを祈っています。

【Not Sponsored 記事】

スゴ得限定コンテンツ

動画コンテンツ

マイページに追加