野村周平「やっと両想いになれました」


【野村周平/モデルプレス=6月14日】俳優の藤原竜也と伊藤英明がW主演した映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』(公開中)より、女優の石橋杏奈と俳優の野村周平が登場する本編シーンが解禁された。

野村周平と石橋杏奈(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
野村周平と石橋杏奈(C)2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
同作では、藤原が時効を迎えた美しき殺人犯・曾根崎雅人、伊藤が曾根崎を追い続ける牧村刑事を熱演。物語は22年前の連続殺人事件の犯人・曾根崎が殺人の告白本「私が殺人犯です」を出版するところから始まる。

実は連続殺人事件の裏側にもう一つの知られざる事件が起きており、牧村の妹・里香が行方不明になっていた。里香を石橋、里香の恋人・拓巳を野村がそれぞれ演じており、里香と拓巳の関係が明らかになる重要な本編シーンが解禁となった。

◆恋人が突如行方不明に…

1995年、牧村の妹の里香は神戸で看護師として働いていたが、阪神淡路大震災で家を失ったため、恋人の拓巳とともに兄の牧村刑事がいる東京に引っ越してくる。牧村刑事は曾根崎による5件の連続殺人事件の捜査中であり、曾根崎を捕まえるため忙しい日々を送っていた。

里香は震災で精神が不安定になっていたが、拓巳はそんな里香をずっとそばで支えていくと決意しプロポーズ。“一生里香を守っていく”と心に誓い2人で新しい道を歩もうとした矢先、突然里香が行方不明になってしまうのだった…。必死に里香の行方を探す拓巳だが「里香にあげた指輪、ここで見つけたんです。里香だけが見つからん…」と牧村刑事に辛い胸の内を打ち明ける。

最愛の恋人を亡くし絶望の淵に立たされた拓巳。曾根崎の連続殺人事件と里香の失踪には一体どんな関わりがあるのだろうか。

◆「死ぬ気で頑張りました」撮影を振り返る

婚約者を失い深い悲しみに暮れる青年・拓巳を演じた野村。今まで演じてきた役のイメージとは違い、本作では愛する人を失い傷つく難しい役どころを見事に演じている。野村は「愛する人を失うという悲しみを自分に置き換えて考え演じました。入江監督とは2度目だし、ちゃんとやらなきゃ怒られると思ったので(笑)死ぬ気で頑張りましたね」と語る。

本作で恋人役の石橋とは2013年のWOWOWドラマ「ソドムの林檎~ロトを殺した娘たち~」以来2回目の共演。同作では野村が一方的に石橋を好きだった役だったので「今回は恋人役なのでやっと両想いになれました(笑)」とお茶目にコメントした。

撮影は昨年の夏、冬服を着込み冷房もない部屋で、暑い過酷な環境の中行われた。石橋は震災により不安定な気持ちで、プロポーズを受けても「自分だけが幸せになっていいのか…」と葛藤する役どころ。微妙な心情を表現する難しい演技を要求されたが、野村とは以前共演したこともあり、和やかな雰囲気で撮影できたそうだ。シリアスな怒涛の展開が待ち受ける本作だが、2人がどう連続殺人事件と関わってくるのかも注目だ。(modelpress編集部)

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