【JOCスポーツ賞／モデルプレス＝6月9日】9日、都内にて「平成28年度JOCスポーツ賞 表彰式」が開催。昨年開催されたリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得し、女子個人として世界初のオリンピック4連覇を成し遂げたレスリング・伊調馨選手をはじめ、名だたるアスリートが集結した。

冒頭、来賓として出席した小池百合子東京都知事は、「受賞された方々が入場されたとき、闘うアスリートがいて、走るアスリートがいて、そしてまた飛び込むアスリートがいて、素晴らしいスマッシュを決めるアスリートがいて、初めて成り立ってるんだなと思うと同時に、それを伝える方がいて、支える方がいて、そうやって日本のスポーツ・アスリートが楽しく、厳しく鍛えられて日本のメダルにつながっているんだなと改めて感じ取った次第でございます」としみじみ挨拶。

来る2020年の東京五輪にむけては、「東京都といたしましても準備をするために会議を行い、『ここはなんとかならないの？』と檄を飛ばしたり（笑）日々準備に勤しんでいる次第でございます」と明かし、「都民ならず国民のみなさまが、よりサポートしていただけるような、そんな大会を目指して参りたいと思っている次第でございます。そして、本日の表彰式のようにアスリートのみなさんをみんなで応援していただき、素晴らしい2020年、記録と記憶に残る大会にしていくためにも東京都としても最大限努力して参りたいと思います」と開催地の長としての意気込みを語った。

◆最優秀賞は伊調馨選手

式典では、「女性スポーツ賞」、「トップアスリートスポーツ章」の優秀団体賞、最優秀団体賞、「特別貢献賞」、「特別功労賞」、「新人賞」、「優秀賞」、「最優秀賞」を表彰。

最後に登壇した「最優秀賞」の伊調選手は、スピーチにて「このような素晴らしい賞を頂けて本当にありがとうございます。これまでの受賞者の方を見て、最後に私が表彰ということでとても気持ちがいいです（笑）」と笑顔を見せつつ、「私たちアスリートは結果が全ての世界です。日々鍛錬を重ねています。結果を残すためには様々なサポートが必要です。ここにおられる方々のお力、本当に本当に必要です…お願い致します。2020年に向けてみんなで頑張っていきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します」と真摯な眼差しでコメントした。

◆トップアスリートが集結

同賞は公益財団法人日本オリンピック協会（JOC）によりスポーツの各分野で優れた成果を挙げた者に対し贈られるもの。

ほか、授賞式にはスピードスケート・小平奈緒選手、柔道・大野将平選手、バドミントン高橋礼華選手＆松友美佐紀選手らが登壇した。（modelpress編集部）

■「平成28年度JOCスポーツ賞」授賞者
【女性スポーツ賞】
宮嶋泰子氏

【トップアスリートスポーツ賞】
優秀団体賞：至学館大学、東海大学、綜合警備保障（株）、旭化成（株）、日本ユニシス（株）
最優秀団体賞：（株）コナミスポーツクラブ

【特別貢献賞】
スキー・ノルディック複合 荻原健司氏、荻原次晴氏

【最優秀賞】
レスリング・伊調馨

【優秀賞】
水泳／競泳・萩野公介
スキー／フリースタイル・堀島行真
スケート／スピードスケート・小平奈緒
柔道・大野将平
バドミントン高橋礼華＆松友美佐紀

【新人賞】
レスリング・向田真優
卓球・張本智和
フェンシング・敷根崇裕

【特別功労賞】
陸上競技「リオデジャネイロオリンピック」陸上競技男子4×100mリレー桐生祥秀・ケンブリッジ飛鳥・山縣亮太・飯塚翔太
卓球・水谷隼
カヌー・羽根田卓也


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