【綾野剛・村上虹郎／モデルプレス＝6月3日】俳優の綾野剛と村上虹郎が3日、綾野主演の映画「武曲　MUKOKU」の初日舞台あいさつに熊切和嘉監督と出席。この日は綾野と村上が、同作の内容にちなんで“何かと闘ったこと”を明かし、村上が自動車教習所での“俳優ならでは”のエピソードを披露した。

同作は、「私の男」や綾野も出演した「夏の終わり」の熊切監督最新作。

剣道を通して、綾野演じる主人公の矢田部研吾と、村上虹郎演じる高校生・融との宿命の対決を軸に、“父と子”、“師匠と弟子”の闘いと絆を描く。

◆村上虹郎、俳優ならではの教習所エピソード

村上はこの日、最近自動車教習所で応急救護の学科を受けた際のエピソードを披露。

「あれ、ちょっと芝居するじゃないですか…」と切り出し、「男女たくさんいるのかなと思ったら、7人くらいで全員野郎で…集団芝居をしていくんですけど、数人には『ああ、あいつ役者だな』ってバレてるんですけど、芝居だから僕も一応本業だしちゃんと声出していこうと思って（笑）『呼吸確認よし！！！』とか言って声を出していきました」と俳優ならではのエピソードを明かした。

するとそれまで真剣モードだった綾野も思わず「最高だな（笑）いいね～本当に。見たいねぇ。いつか虹郎のそんな芝居を」と目を細めていた。


◆綾野の“戦ったこと”は真剣…

一方、綾野は“闘ったこと”について「真面目な話になりますが、改めて不毛なんですけど、自分と向き合うことを辞めてしまうと自分は役者としてやっていけないんだなと思ったといいますか、ある種肉体的にも精神的にも自分と向き合ってない作品はお客様にも届かないと思いますし、今の自分の立ち位置やパブリックイメージも含めて、この瞬間ちゃんと自分と戦えているかというのを確認して実感して体感していかなければならないって。そうしたものをより良い形でみなさまに解き放っていきたい」と真面目に話していた。（modelpress編集部）



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