吉高由里子主演映画、松山ケンイチ・松坂桃李ら追加キャスト発表


【吉高由里子・松坂桃李・松山ケンイチ/モデルプレス=4月10日】女優の吉高由里子が主演を務める映画「ユリゴコロ」に追加キャストとして、松坂桃李、松山ケンイチらが出演することが発表。合わせて、公開日が9月23日に決まった。

(上段左から)松坂桃李、松山ケンイチ(下段左から)佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
(上段左から)松坂桃李、松山ケンイチ(下段左から)佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
2011年に単行本刊行、販売部数累計25万部を超える「ユリゴコロ」(双葉文庫)が原作。

ある一家で見つかる、殺人者の告白文が綴られた一冊のノート。そしてその登場人物・美紗子(吉高)を中心に過去と現在が交錯しながら、登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていく。

◆松山ケンイチの役柄は?

松山が演じるのは、美紗子と運命的な出会いを果たす男・洋介。誰にも言えない罪、心の傷を抱えながら生きる、色気と繊細さが同居したキャラクターを、圧倒的な表現力と存在感で演じる。

「暖かく、柔和で、暗くなりがちな役柄を演じるのは久しぶりだった」と振り返る松山は、吉高との共演を「願っていたこと」といい、「自分の中のステレオタイプも参考にしながら演じました」と回顧。熊澤尚人監督の作品は10年ぶりだが「ライベートでもお付き合いがあったので、良い関係で最後まで出来ました」と明かし、「僕自身大好きな90年代の映画の匂いのする作品だなと思ったので完成が楽しみです」と期待を寄せた。

◆松坂桃李「大切に演じていきたい」

一方、物語が動き出すきっかけとなる一冊のノートを見つけ、その秘密に迫っていく男・亮介役の松坂。余命わずかな父の書斎で見つけた、殺人者の記憶が綴られたショッキングなノート。「これは事実か創作か?」「いったい誰が、何のために書いたのか?」「自らの家族とどんな関係があるのか?」数々の疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹き寄せられ、自らの運命を狂わせていく役どころだ。

松坂は、「非常に不思議な本でした。ミステリーでもあるけれど人間ドラマとしても深いところをえぐってくる。完成するまで『こういう作品だ』と言いきれないんじゃないかと思いました。偶然にも近いタイミングで同じ原作者の沼田さんの作品に携わることになり、そこにも深い“縁”を感じました」とコメント。「過去の出来事を想像しながら、現在の物語を大切に演じていきたいと思います」と意気込んだ。

(上段左から)松坂桃李、松山ケンイチ(下段左から)佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
(上段左から)松坂桃李、松山ケンイチ(下段左から)佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
◆監督から信頼と期待

そして、熊澤監督は2人に信頼と期待を込めてコメント。

「絶大な信頼を寄せる松山くんは、私の想像を超える柔軟性で、この難役に挑んでくれました。松坂くんとは初めてですが、香りたつ芝居の出来る、今、最も一緒に仕事をしたい俳優さんだったので、今から撮影が楽しみです」と語った。

◆ほかキャストの顔ぶれは?

ほか、ある日突然に亮介(松坂)の前から姿を消してしまう婚約者・千絵役に清野菜名、千絵(清野)の元同僚で、彼女からある伝言を預かり亮介(松坂)の前へ姿を現す謎多き人物・細谷役に木村多江。

また、生まれながらに“人間の死”へ本能的な衝動を感じ、そこから逃れる術を持たなかった美紗子(吉高)の若き日を清原果耶、美紗子(吉高)が特別な感情を抱く友人・みつ子を、佐津川愛美が演じるそれぞれ演じる。(modelpress編集部)

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