エマ・ワトソン“ベル”を演じる覚悟、オリジナルへの想い…メッセージに拍手喝采<ディズニー実写版「美女と野獣」米記者会見現地レポ>


【美女と野獣 エマ・ワトソン/モデルプレス=3月6日】3月17日の全米公開を控え、「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソンが主演を務めるディズニー実写版『美女と野獣』の記者会見が、米ロサンゼルスのビバリーヒルズにて現地時間3月5日に開催された。モデルプレスでは、豪華スタッフ・キャスト陣が集結した同イベントの現地取材を行った。

エマ・ワトソン(C)モデルプレス
エマ・ワトソン(C)モデルプレス
会見には、ベル役のエマをはじめ、野獣役のダン・スティーヴンス、ガストン役のルーク・エヴァンス、ル・フウ役ジョシュ・ギャッド、マダム・ド・ガルドローブ役のオードラ・マクドナルド、プリュメット役のググ・バサ=ロー、そして作曲家のアラン・メンケン、ビル・コンドン監督らが出席。

◆“ベル”を演じる覚悟「いつでも戦う準備ができていたわ」

エマは「子どもの頃、尊敬していた」というベルを演じることについて、「初めてペイジ・オハラ(オリジナルのアニメのベルの声優)が『ベル・リプリーズ(Belle Reprise)』を歌っているのを観たとき、すぐに彼女に共感を覚えたの。若すぎて、まだどういうことに入り込んでいるのか分かってなかったけど、あのスピリット(気質)やエネルギーには何かがあって、彼女は私のチャンピオンだと分かったの。私がこの役をやることが分かったとき、私を今の私にしてくれたベルを通じて、同じ若い女性を応援したいと思ったの。新しいシーンをやる度に、私はオリジナルのDNAを心に留めていたのよ。拳を上げて、いつでも戦う準備ができていたわ。なぜなら、彼女は私にとってすごく重要だったからよ」と語るなど、覚悟を持っていた様子。

また、ベルは読書家であり、その点は物語において大きな意味を持つが「(ベルは)本は反抗的なものになりうるということの究極的なシンボルなの。本は、ものすごく力を与えてくれるし、開放感を与えてくれるし、他の状況下では、決して行くことができないような世界の場所に行ける手段になるわ。こういう役を演じられてとても誇りに思っているわ」とコメント。

「ちょっと変わっていて、他の人と上手く馴染めない」ベルの性格にも、「(ベルのように)アウトサイダーであることは簡単じゃないわ。戦いを選ぶのは簡単じゃない。システムを動かしたり、それに反対したりするのは簡単じゃない。現状に逆らうのは簡単じゃない。でも、彼女は、素晴らしい勇敢さでそれをやるの。父親のサポートを受けてね。このキャラクターが存在していて、私が彼女に命を吹き込むことができることに本当に感謝しているわ。ファンタスティックよ」と深い尊敬の念を示し、演じた喜びを語った。

◆エマ・ワトソンのメッセージに拍手喝采

さらに、ベルのように「アウトサイダーである、どこにも属さないと感じている人にアドバイス」を求められると、「学校や大学といった小宇宙で困難なことは、周囲にいる人々だけが世界にいる人々だと感じることよ。学校で馴染まなかったら、他にも何もないんだと感じたのを覚えているわ。それはとても難しいフィーリングよ。でも、多様な意見や視点を持った大きくて広い世界があるから、そこへ出かけて行って、自分の仲間を見つけることよ。気の合う仲間を探しに行くべきよ」とメッセージ。

「そういう人は存在するわ。彼らは必ずしも簡単にやってくるわけじゃないけれど、自分が愛して情熱を持っていることを追求して。彼らはそこにいるわ。諦めないで。彼らはいるから」と熱く続け、拍手喝采を浴びた。

◆生パフォーマンス披露

ルーク・エヴァンス、ジョシュ・ギャッド(C)モデルプレス
ルーク・エヴァンス、ジョシュ・ギャッド(C)モデルプレス
このほか、会見前にはメンケンがピアノを生演奏する一幕もあり、名曲の数々を披露。

パフォーマンス最後には、ルークとジョシュも加わり「強いぞ、ガストン」を歌唱。美声を響かせ、会場を沸かせた。

◆ディズニー実写版「美女と野獣」

ダン・スティーヴンス、エマ・ワトソン、ルーク・エヴァンス(C)モデルプレス
ダン・スティーヴンス、エマ・ワトソン、ルーク・エヴァンス(C)モデルプレス
今作は、不朽のディズニー・アニメーション「美女と野獣」をディズニー自身が実写映画化した、100年語り継がれるエンターテイメント。“人と違う”事を自分だけの輝きに変えるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分を受け入れられない野獣─―ベルはなぜ、そんな野獣を愛したのか?知られざる真実がいま明かされる。

なお、ディズニー実写版『美女と野獣』の日本公開は4月21日。(modelpress編集部)

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