生田斗真「守ってあげたい」“母性”の目覚めを告白


【生田斗真/モデルプレス=2月25日】25日、都内にて映画「彼らが本気で編むときは、」の公開初日舞台挨拶が行われ、生田斗真、桐谷健太、柿原りんか、荻上直子監督が登壇した。

左から:荻上直子監督、柿原りんか、桐谷健太 (C)モデルプレス
左から:荻上直子監督、柿原りんか、桐谷健太 (C)モデルプレス
◆生田斗真がトランスジェンダーの女性役

同作は、優しさに満ちたトランスジェンダーの女性・リンコ(生田)と、彼女の心の美しさに惹かれ、すべてを受け入れる恋人のマキオ(桐谷)の前に、愛を知らない孤独な少女トモ(柿原)が現れたことから、3人が奇妙な共同生活をスタート。「母と子」の多様な関係性をはじめとする「家族の枠組み」を大きなテーマに掲げ、3人それぞれの幸せを見つけるまでの心温まる60日を描く。

トランスジェンダーの女性という難役を演じた生田は、「本当にりんかちゃんがとってもとっても可愛らしくて、守ってあげたいなと思いましたし、自分で今まで感じたことのないような胸の痛み、きっと僕の心の奥底に隠れていた小さな小さな母性みたいなものがこの期間中は膨れ上がっていたような気がしますね」と撮影をしみじみと振り返った。

◆ベルリン国際映画祭でW受賞

左から:荻上直子監督、柿原りんか、桐谷健太 (C)モデルプレス
左から:荻上直子監督、柿原りんか、桐谷健太 (C)モデルプレス
また、先日ドイツで開催された「第67回ベルリン国際映画祭」において、同作がパノラマ部門、ジェネレーション部門の2部門に選出され、同映画祭で上映されたLGBTをテーマにした作品の中で優れた作品に与えられる“テディ審査員特別賞”を受賞。ドイツの一般観客の投票によって決定する“観客賞”とのダブル受賞の快挙を成し遂げ、舞台挨拶ではテディベアモチーフのトロフィーと賞状がお披露目された。

生田は「“日本映画って面白いでしょ”って思ったし、これからの日本映画の可能性をもっと広げていくべきだと思ったし、自分もその力添えを少しでもできればいいなと強く思いました」と喜びを語った。(modelpress編集部)

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