麻美ゆま、人気絶頂期に子宮卵巣全摘出…壮絶人生経て「性と健康」語る想い


【麻美ゆま/モデルプレス=1月15日】タレントの麻美ゆまが15日、都内で行われた「三十路の日記念イベント 三十路祭り記者発表会」 に出席した。

麻美ゆま (C)モデルプレス
麻美ゆま (C)モデルプレス
麻美ゆま (C)モデルプレス
麻美ゆま (C)モデルプレス
◆壮絶な歩みを経て語る「女性の性と健康」

イベントにちなんでこれまでの29年間を振り返り、「18歳の時からこの世界にいるんですけど、20代は特に濃ゆい時間を過ごしたと思います。楽しいことも、辛いことも、病気もしたりしたんですけど、人との関わりや縁に恵まれたと思います」としみじみ回顧した麻美。その言葉通り、彼女は壮絶な人生を歩んできた。

麻美には、母親の連れ子だった兄と姉がいた。父親は連れ子だったことから兄には特に厳しく当たっていたという。そして兄もまた、その鬱憤が麻美への暴力となっていたが、兄は次第に引きこもり、16歳の時、遂に自ら命を絶った。

その後、麻美は18歳の時にグラビアとして活動。しかし間もなくして、その抜群のスタイルにAV業界からのオファーが殺到。家計を助けるべくAV業界デビューを決心する。

転身後は着々と人気を博し、アイドルグループ・恵比寿マスカッツとしても活躍、人気絶頂期を迎えていた。そんな折、卵巣の境界性悪性腫瘍が発覚。子宮と卵巣の全摘出手術を受けることになる。

当時、子宮がんは遺伝や体質の問題で性交渉は関係ないにも関わらず、「アダルトビデオに出演していたから」など根拠のないバッシングにもあった麻美。抗がん剤治療では、死をも意識した長い闘病生活を送り、日々の副作用や頭髪が抜け落ちるなどしたが、極力ポジティブな気持ちで乗り越え、2013年に治療終了を報告。以後AVからの引退を表明し、自身の経験を活かして講演活動などを行っている。

そんな麻美が、1月29日に行われる『三十路祭り1986-1987』では、「三十路の性と健康」についてトークショーを開催する。

モデルプレスの取材に対し「自分が20代でこんな経験をするなんて思っていなかったのですごくビックリしたんですけど、それがキッカケで気付けたものもたくさんあります」と闘病生活を振り返り、当日に向けて「過信せず自分の身体について真剣に考える時期だと思うので、自分の経験を踏まえてお話ししたいです」と意気込みを語った。

◆精力的に音楽活動も

また、麻美は、精力的に音楽活動も実施。ライブ活動のほかにも、ミニアルバム「SCAR Light EP」(1月18日)のリリースも控えている。

◆「三十路祭り」とは?

真鍋摩緒 (C)モデルプレス
真鍋摩緒 (C)モデルプレス
はるか (C)モデルプレス
はるか (C)モデルプレス
『三十路祭り』は、1月の第3日曜日が一般社団法人 日本記念日協会より「三十路の日」として登録された事を記念した“三十路”を祝うイベント。今年度の『三十路祭り1986-1987』は麻美ほか、お笑いコンビ・ハライチなどを迎え、1月29日に東京ビッグサイトで行われる。

前年度の『三十路祭り』代表・真鍋摩緒は、「成人を迎えた20歳から30歳まで10年間色々あったけど、ちゃんと独り立ちできる社会的成人になったのは最近。だからこそ30歳になにかできるのではと思い“式典”という形ではなく、自分たちから何かを起こす“祭り”として開催しました」と2016年に行われた最初の『三十路祭り』の経緯を紹介。「これを単なる一過性の企画ではなく、きちんと日本の文化として継続させていきたい、三十路の日をしっかりとした記念日にしたいと思い、記念日として申請させていただきました」と“三十路の日”制定の経緯についても明かすとともに、「三十路祭り、三十路の日が日本のムーブメントになって、30代が1番情熱・活気があるということを日本の文化にしていきたい」と思いの丈と打ち明けた。

続けて、今年度の代表・はるかは、「昨年より大きなことに挑戦しようと歩んでいるところです」と挨拶。本年度のテーマが『今年の自分の人生に影響を与える人と繋がる場』と説明し、当日行われる4つのコンテンツ「三十路3000人で乾杯」「三十路フォトブース」「三十路の夢神輿」「三十路マッチングシステム」について紹介した。

◆“神輿”で想いを1つに

(左から)真鍋摩緒、はるか、麻美ゆま、宮田宣也さん (C)モデルプレス
(左から)真鍋摩緒、はるか、麻美ゆま、宮田宣也さん (C)モデルプレス
この日の記者会見には、「三十路の夢神輿」に携わる宮大工・宮田宣也さんも出席。麻美同様、これまでの29年間を思い返し、「震災や近しい人の死など色んな悲しみ苦しみがあった中で、僕には祭りがあったので、自分が何をしなければ考えた中で、自信を持って祭りを選べるようになったことが、大きな変化かなと思います」と告白。

当日に向けて、「“式”じゃなくて“祭り”なので、何かを祀らなきゃいけないんですけど、僕らがやるイベントは神社絡みとかじゃないので、みんなで何か大事にできるものを作らなきゃいけない。僕が携わる神輿はそれに成り得る装置だと思います。盛り上げるというよりは、会場のいる人の気持ちを1つにしたい。それが僕にできる役割なので、それをキッチリやりたい」と熱い思いを口にした。(modelpress編集部)
■三十路祭り1986-1987

日時:2017年1月29日 14時開場/15時開演/19時終了(チケット:5000円)
場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場)東京都江東区有明3-11-1
主催:三十路祭り1986-1987
http://www.misoji-matsuri.com/

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