RADWIMPS野田洋次郎「奇跡のような時間」 初主演映画に感無量


【モデルプレス】4人組ロックバンド・RADWIMPSのボーカル&ギターを務める野田洋次郎が、初主演映画について振り返り、想いを明かした。

初主演映画への想いを明かした「RADWIMPS」の野田洋次郎【モデルプレス】
初主演映画への想いを明かした「RADWIMPS」の野田洋次郎【モデルプレス】
杉咲花
杉咲花
22日、都内にて行われた映画「トイレのピエタ」(6月6日公開)のプレミア上映会に出席。映画初出演にして主演を務めた野田は「初めて映画に出ると決めた時、直感で奇跡のような時間に立ちあえると思いました。その直感は間違っていませんでした」と感慨深げに語った。

今回、出演を決めた理由を聞かれると「僕自身、人前で歌ってはいるんですが、この世界とうまくかかわれない人間で。そういう僕にとって同じ人がいるんだなって、この作品の脚本が救いになりました」と心境を吐露。音楽活動と映画の違いを聞かれると「全然違います。映画は監督のものなので、僕の人生をちょっとお貸しします、好きなように使ってくださいというな感じでした」と振り返ることも。「1年間、監督とケンカをしたり仲直りをしたり、ゲイみたいに一緒にいて…」とジョークを飛ばしつつ「撮影をして素晴らしいキャストの方々に出会って人生にとってかけがえのない作品になりました」と伝えた。

◆主題歌「ピクニック」に込めた思い

市川紗椰
市川紗椰
リリー・フランキー
リリー・フランキー
一方で、同作の主題歌「ピクニック」も手がけ「本当に映画の経験が、自分の想像以上にはるかにすごい経験で。共演者の方やストーリーからもらうエネルギーがあまりにも愛しくなって。それがなくならないうちに曲に落としこんでちゃんと残したいなと思ったんです」とアーティストとしての一面ものぞかせ「僕は音楽を持っているんだということがすごくうれしかったです」と改めて音楽への思いを告白。また劇場を見渡し「この映画は全ての人に感動を与える映画ではありません。それでいいと思っていて。表現が犠牲にしてしまうものもあるかも知れないですが、何割かの人には強く強く刺さるものであって欲しいです。僕自身音楽でそういうことをやろうとしていて、この映画はそういうものになっています」と呼びかけ、熱い拍手に包まれた。

【左から】松永大司監督、杉咲花、野田洋次郎(RADWIMPS)、リリー・フランキー、市川紗椰
【左から】松永大司監督、杉咲花、野田洋次郎(RADWIMPS)、リリー・フランキー、市川紗椰
この日ともに舞台挨拶に出席したリリー・フランキーは、「若い女性がこんなにいっぱいいるってなかなかないですよ」とRADWIMPSのファンと思われる女性陣の多さに驚きの表情も。また、野田のバンド名「RADWIMPS」を別のバンド名で呼び何度もボケ、度々笑いを起こした。市川紗椰、杉咲花、松永大司監督も出席した。(modelpress編集部)

◆最も純粋で痛切なラブストーリー

同作は『ピュ~ぴる』で国内外から高く評価された松永大司監督が、“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、完全オリジナルストーリーで脚本化。製作は映画化不可能と言われた『ノルウェイの森』をはじめ数々の話題作を手がけてきた小川プロデューサーと『ヘルタースケルター』の甘木プロデューサーがタッグを組み、生と死がスパークする切ないラブストーリーを描く。

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