竹内結子、本格時代劇映画に初挑戦 阿部サダヲ・瑛太・妻夫木聡ら総勢13名の豪華キャスト発表


【モデルプレス】女優の竹内結子が、『殿、利息でござる!』(2016年5月14日)で本格時代劇映画に初挑戦する。

竹内結子、本格時代劇映画に初挑戦 阿部サダヲ・瑛太・妻夫木聡ら総勢13名の豪華キャスト発表(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会【モデルプレス】
竹内結子、本格時代劇映画に初挑戦 阿部サダヲ・瑛太・妻夫木聡ら総勢13名の豪華キャスト発表(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会【モデルプレス】
2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られ“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い磯田道史氏の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を、「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」「残穢」など、今最も注目を集める中村義洋監督が映画化した今作。先日発表された阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡の出演情報に加え、竹内が出演することが決定、そして総勢13名の豪華キャスト陣の扮装姿が初公開となった。

舞台は今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた。実在した穀田屋十三郎ら庶民9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿が現代に蘇る。造り酒屋を営むかたわら、宿場町の行く末を心から憂える主人公・穀田屋十三郎を演じるのは、阿部。町一番のキレ者である茶師・菅原屋篤平治に瑛太。そして十三郎の弟で、吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内は妻夫木が演じる。

◆「全てが新鮮」初挑戦に感慨

本格時代劇映画の出演が初となる竹内は、吉岡宿の住人が集う煮売り屋(飯屋)のおかみで未亡人の“とき”。竹を割ったような、さばさばとした性格もあって住人たちに愛され、さまざまな情報が集まる、現代でいうところの“ハブ的”な存在。十三郎がほのかに想いを寄せる相手でもあり、そんな2人の恋の行方も気になるところだ。

「残穢」に続く中村監督作品の出演とあって、「こんなに早く呼んでいただけてとても嬉しく思います」と喜びを語る竹内。「時代劇映画初ということでメイク、衣装、美術、セットなど全てが新鮮で和やかさと良い緊張感をもって撮影に臨むことが出来たと感じています」と振り返りながら、「何でも誰かに言いたがり拡めたがりの時代に、報われたい欲を捨て敢えて『つつしむ』ことを選んだ人々の、その心の在り方がとても美しいと私は思います。そんな人たちを近くで見ていたときとしては、慎み深い皆さんに代わり、是非、多くの方にこのことを知ってもらいたいと願っております」と期待を呼びかけた。

◆松田龍平、10年ぶり時代劇 その他豪華キャスト陣集結

また、藩の財政を預かる出入司をつとめる役人・萱場杢には松田龍平が抜擢。庶民の「殿に金をお貸しする」という奇想天外な申し出を無情にも拒否し、冷酷無比な切れ者を演じきる。松田は「長州ファイブ」(06年)以来、実に10年ぶりの時代劇映画出演となる。

このほか遠藤幾右衛門に寺脇康文、穀田屋十兵衛にきたろう、千坂仲内に千葉雄大、早坂屋新四郎に橋本一郎、穀田屋善八に中本賢、遠藤寿内に西村雅彦、きよに草笛光子、先代・浅野屋甚内十三郎に山﨑努がそれぞれ出演。中村監督は「今回ほどキャスティングに時間を使った映画はありません。一人一人、慎重に、時間をかけてキャスティングしていきました。今どき何とも贅沢な時間の使い方をさせていただいた気がします」とコメントを寄せている。(modelpress編集部)

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