“賛否両論”の朝ドラ「純と愛」 夏菜、風間俊介が涙のメッセージ


22日、NHK連続テレビ小説「純と愛」がクランクアップを迎え、NHK大阪放送局にてクランクアップセレモニーが行われた。

「純と愛」クランクアップセレモニーに出席した夏菜(C)NHK
昨年5月のクランクインから9ヶ月間、ヒロイン・狩野純を体当たりで熱演した夏菜は「さっきまで『実感湧かない、実感湧かない』とか言って、『あれ?泣かないかも!?』とか言っていたんですけど…泣きました」と大粒の涙。「(純が)ほんとに追い詰められていくというか、ひとりぼっちな子だったので、すごく…すごく…。最初の方は特に私自身が孤独を感じながら実はやっていて…」と役柄と重なり合う苦悩を明かし「そういう苦しい時期に、結局、私がスタッフさんたちの事を笑顔にするんではなく、私が笑顔にしてもらった、そんな現場でした」と感謝の思いを述べた。

賛否両論あった…風間俊介も涙

沖縄を舞台にしたドラマ「純と愛」は、日本テレビ系「家政婦のミタ」を大ヒットさせた遊川和彦氏が脚本を手掛けた作品。10歳から沖縄で育った主人公・狩野純が大阪のホテル業界に就職し、待田愛(いとし・風間俊介)との恋愛や結婚を経て成長していく姿を描く。

涙を見せる夏菜(C)NHK
セレモニーには主題歌「いちばん近くに」を担当したHYも駆けつけ、夏菜、風間、山本敏彦チーフプロデューサーに花束を贈呈。風間は「この作品が始まり、文字通りいろんな議論があって、言葉通り“賛否両論”あって、この作品をたくさん愛してくれた人、この作品が苦手だという人、いろんな人がいました」と言葉を詰まらせながら語り「今回の作品は、本当に、本当に生きることがつらかったり、どうしようもなくなった人たちが見て『それでも立ち上がる人たちを見て、生きる勇気がわいた』と言ってくれた、そんな作品でした」と噛み締めるように語った。

脚本を担当した遊川氏も「本当に大変なんですよ、朝ドラ(笑)。もう俺、死ぬかと思いましたもの。(脚本)書いていて。ホンッとに死ぬかと思いましたよ」としみじみ。夏菜に対しては「ホンッとに大変だったと思います。それは70%ぐらい俺のせいだな、な、夏菜」と声をかけ「歴代のヒロインはもっと楽だったと思う。でもそれは逆に言うと、これが終わった後、君は確実にたくましくなっているし、強くなっているし、成長しているはずだし、これ以上ツライことはもうない(笑)。それぐらいの役者になることを期待していますし、もっと自分を信じてください」と激励した。

「純と愛」最終回は3月30日(土)放送。(モデルプレス)

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