【ダイエット／モデルプレス】種類にもよりますが、ナッツは100gでおよそ600kcal以上もある、かなりハイカロリーな食べ物です。この数字を見ると、ダイエット中の人は食べることを躊躇してしまうかもしれません。しかし、ナッツはカロリーが高くても、太るどころか、痩せてキレイになれる食品として注目を集めています。

今回は、このナッツをダイエットに取り入れたナッツダイエットについて、より高い効果を得るためのポイントや、コツなどを紹介します。

♥ナッツダイエットの効果とは？

カロリーの高いナッツは、ダイエット中に避けた方が良いと思われていたのは一昔前の常識です。現在の痩せたい人は、むしろナッツを積極的に食べるべき、というのが常識となっています。

実際にナッツを食べると無理なくキレイに痩せることができたり、肌がキレイになったり、傷の治りが早くなったり、とダイエットだけでなく、美容やアンチエイジングにも効果的であることが知られています。

♥ナッツにはどんな栄養があるの？

ナッツが健康に良いのは、キレイになるために必要な栄養素がたっぷり含まれているからです。

ナッツは良質な脂質、たんぱく質、食物繊維などのほか、ビタミンB、ビタミンE、カルシウム、マグネシウム、鉄分など多種類の微量栄養素が豊富です。このため、ナッツは天然のサプリメントと呼ばれることもあります。とくに良質の脂質やビタミンEは細胞の新陳代謝や余分な脂肪の燃焼をサポートします。

♥太陽がキレイの源？

ナッツの魅力は栄養価だけでなく、保存性の良さにもあります。ナッツをより長期に保存するために、多くのナッツは乾燥されています。

そのため、ナッツは手軽に携帯できる便利なおやつとなるのですが、乾燥させる方法によっては栄養価が異なることもあるので注意が必要です。

それというのも、最近では、オーブンなどで乾燥させて作るナッツも少なくないからです。このような人工的に乾燥させたナッツはいかにも衛生的ですが、ナッツ本来の美味しさや栄養素を摂取したいのなら、太陽の下で乾燥されたナッツを選ぶことをおすすめします。

これはドライフルーツなどにも言えることですが、太陽をたっぷり浴びたナッツやドライフルーツはビタミンやミネラルが増えたり、旨味が増したりするという効果があります。

また、太陽の光には抗菌作用もあるため、カビや腐敗などにも強くなります。

♥ナッツダイエット、食べるタイミング

ナッツダイエットでは食べるタイミングも大切です。もっとも効果的な摂取のタイミングは空腹時だと言われています。そのため、おやつの時間に食べるというのが理想の食べ方ですが、もちろん他の食事と一緒に食べても特に構いません。

また、ミルクとの相性も良いので、朝食と一緒に食べたり、ランチや夕食ならサラダのアクセントとして利用するのも良いでしょう。

よく、寝る前に食べると太るから寝る前は何も食べない、という人もいますが、そのために寝つきが悪かったり、翌日以降に疲労感が残るなどの体調不良を感じる人の場合には、寝る前に少量のナッツをよく噛んで食べるのも有効です。

♥ナッツダイエット、一日の分量は？

ナッツダイエットをしているときは、おやつや軽食としてナッツを積極的に摂取することはとても有用です。生活強度などによって、それぞれの適正量は変わってくるので、一律に1日の分量を決めることは難しいですが、一般的な成人女性では30グラムから50グラムが適正でしょう。

おやつをナッツに置き換えたり、寝る前に食べるなど、1日に数回に分けて1回5グラムから10グラム程度を食べるのが理想的です。

ただし、普段の食事やおやつに加えてナッツを食べる場合には、1日15グラムほどにした方が良いかもしれません。

♥食べ過ぎるとやっぱり太る？

このようにナッツを食べる量を制限するのは、いくら体に良いと言われるナッツでも、食べ過ぎれば太ってしまうからです。

日頃から運動をしている人は別ですが、デスクワークが多く、1日30分以上、定期的に運動する習慣のない人の場合には、ナッツを食べすぎることによって、却って太ってしまう可能性があります。

ただし、ナッツを無塩のものにしたり、しっかり噛んで食べるなど食べ方を工夫することで、少々の食べ過ぎで太るリスクを回避することができます。

♥ナッツダイエット、ナッツの選び方は？

ナッツダイエットを始めようと思う人が、最初に悩むのが、どのナッツを選ぶのが良いのか、ということではないでしょうか。食べ慣れていない人にとってはナッツの種類が思いの外多くて驚くかもしれません。

一言でナッツと言っても、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ、クルミ、アーモンド、松の実、カシューナッツ、ブラジルナッツ、ピスタチオ、ゴマ、タイガーナッツなど多くの種類があるからです。この中でダイエットに向いているナッツとして知られるのは松の実や、クルミ、アーモンドですが、実はナッツはどのナッツでもダイエットに向いている食品といえます。

ただし、1種類のナッツだけを食べるすぎと、飽きてしまったり、アレルギー症状がでるなどのリスクがあります。そのため、ナッツダイエットを楽しく美味しく続けるためにも、これらのナッツを常時、数種類用意して、気分やメニューに合わせて変えていくのが長く続けられるコツです。

♥無塩と有塩、どっちがダイエットに向いている？

ナッツダイエットに挑戦する際に、気になるのがナッツの製法です。先に紹介した人工乾燥か、太陽光による乾燥か、というポイントのほかに、ローストか生か、ローストの場合にはどのような油が使用されているか、また、無塩と有塩などが選ぶポイントになるでしょう。

結論から言うと、ナッツダイエットではローストよりは生、有塩よりは無塩の方が向いています。ただし、塩分については、運動前後の栄養補給として食べる場合には有塩の方が、代謝を促進し、発汗しやすくなるなどの効果が期待できます。その場合には、使用されている塩が食卓塩などの精製された塩でなく、天然塩であることを確認しましょう。

原材料に塩としか書かれていない場合には精製塩である可能性が高いので、無塩のナッツに天然塩をまぶして食べるようにしましょう。

♥ナッツダイエット、太るナッツ、痩せるナッツ

どのナッツでも食べ過ぎはいけません。ナッツは適正な量を摂取する事により、ダイエット以外にも食物繊維や豊富なビタミンの吸収でよりよい体調をキープしてくれる優れ物なのです。最近痩せるナッツで話題のタイガーナッツ。

実はナッツの種類ではなくカヤツグサの塊茎で野菜の仲間であり、ダイエッターの間ではかなりの人気です。脂肪の吸収などの効果も見逃せません。ただ、ビタミンや、マグネシウムなどのミネラルが豊富でナッツの代表格的存在のカシューナッツは、その美味ゆえ食べ過ぎて太ってしまう例もあります。

バランスよく適量を食べる事が、確実なダイエットの一歩なのです。

♥ナッツダイエットのレシピ

食前に食べると有効と言われるナッツですが、スライスしてケーキに入れたり、荒く砕いてサラダや和え物にかけて食べるなど普段の食事に取り入れる食べ方もおすすめです。

ダイエット中にどうしても甘い物が食べたいときには好きなナッツに蜂蜜をかけて食べたり、さらに就寝前にはそこにミルクを加えて食べるドリンクにすると、空腹感がなくなるだけでなく寝つきも良くなるため一石二鳥です。

♥まとめ

天然のサプリメントと言われるだけに高い栄養価のナッツは、これまで多くの研究や実験でその有効性が実証されてきました。

それだけ信頼性のあるダイエット法ですが、ナッツダイエットは食べれば食べるほど痩せられるというわけでもありません。

実際にナッツダイエットを成功させた多くの人は味気ない無塩のナッツで食べ過ぎないよう気をつけたり、おやつをナッツに置き換えて1日分のカロリーがあまり変わらないようにするなどの工夫をしているようです。（modelpress編集部）

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