キスマイ、6人体制初の全国ツアー完遂 ファンからのサプライズに涙止まらず「続けてよかった」<「Kis-My-Ft2 -For dear life-」ライブレポ/セットリスト>


【モデルプレス=2024/02/16】Kis-My-Ft2が2023年10月より新体制となって初めての全国アリーナツアー「Kis-My-Ft2 -For dear life-」を開催。ここでは感動に包まれた2月15日(国立代々木競技場 第一体育館)の公演をレポートする。<※ネタバレあり>

Kis-My-Ft2(提供写真)
Kis-My-Ft2(提供写真)
◆キスマイ、6人体制初の全国ツアー完遂

Kis-My-Ft2(提供写真)
Kis-My-Ft2(提供写真)
この日は、新体制となって初の全国ツアー最終日。冒頭の映像では、2024年初夏に通算10枚目となるオリジナルアルバムの発売、さらに3大ドームツアーを東京、名古屋、大阪の3都市にて開催することを発表した。

“全力を尽くす”という意味が込められている「For dear life」。ライブの演出やセットリストはメンバーの二階堂高嗣が中心となって構成され、衣装は玉森裕太が担当。Kis-My-Ft2のライブとしては2019年に開催した「Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2019 FREE HUGS!」以来、約4年ぶりの声出しOKのライブで、コールアンドレスポンスや、ファンにより近いスタンド席を通るトロッコ演出なども盛り込まれた。

◆キスマイ“全力を尽くす”ライブを体現

Kis-My-Ft2(左から)千賀健永、二階堂高嗣、玉森裕太、宮田俊哉、藤ヶ谷太輔、横尾渉(提供写真)
Kis-My-Ft2(左から)千賀健永、二階堂高嗣、玉森裕太、宮田俊哉、藤ヶ谷太輔、横尾渉(提供写真)
オープニング映像「当たり前なことなんてない」というメッセージの後、軽快なイントロが流れ始めると本ステージ2階には6人が堂々登場し、1曲目から早速アグレッシブな英司ベースのHIPHOPソング「Rebirth Stage」を披露。この楽曲タイトルには新しく生まれ変わるという意味合いでの“Rebirth”と、逆転という意味の“Reverse”が掛け合わされており、尖ったダンスパフォーマンスで魅せていく。2サビではステージに炎が上がり会場のボルテージも一気に上昇。衣装は「Rebirth Stage」のミュージックビデオで着用した衣装をオマージュし、ライブ仕様に装飾を施して豪華にしたセットアップを着用した。

そして「HANDS UP」「Edge of Days」「Smokin’ Hot」と4曲立て続けにダンス曲が続く。アグレッシブなダンスナンバー「HANDS UP」のサビでは印象的なリズムに合わせて手を動かず“ブンブンダンズ”を披露。挑発的なダンスに会場も湧き上がっていた。

◆椅子に座ったままフライング、レモン&金木犀の香り…新たな挑戦の詰まった演出

ピンクー色の色気漂う映像Interでは、カメラワークでメンバーの上下が逆さになり「逆さまの世界」に誘われていく。映像が終わると今度は椅子に座ったメンバーが本ステージに登場。「CHUDOKU」では椅子に座ったままフライングし、LEDに映し出されている逆さまの世界と混じり合うように、空中でメンバーも逆さまになったり回転したりと、あっと驚く演出が盛り込まれていた。

その後、藤ヶ谷太輔主演・テレビ朝日系オシドラサタデー「ハマる男に蹴りたい女」(2023年1月期放送)の主題歌「Lemon Pie」を披露。甘酸っぱい恋心をさわやかに歌い上げるポップな1曲となっており、ここではKis-My-Ft2として初の試みとなる香りの演出として、会場全体がレモンの香りで包み込まれた。「香りでこの日のライブを思い出してもらえたら」という思いで以前より構想していた演出がついに実現された。

◆キスマイ、新曲「C’monova」パフォーマンス

Kis-My-Ft2(左から)千賀健永、二階堂高嗣、玉森裕太、宮田俊哉、藤ヶ谷太輔、横尾渉(提供写真)
Kis-My-Ft2(左から)千賀健永、二階堂高嗣、玉森裕太、宮田俊哉、藤ヶ谷太輔、横尾渉(提供写真)
1月に発売された31枚目シングル「C’monova」も披露。楽曲タイトルには「Come on over(ここへおいで)」と「nova(新星)」を内包しており、「日常を飛び越えてここへおいで、本物のSHOWを見せてあげるよ」という、新たなキスマイの世界に飛び込んできてほしいという思いを込めた楽曲となっている。振り付けのないフリースタイルのパフォーマンスで、6人が互いの魂をぶつけ合うように歌唱していた。

◆幻想的なステージングも

30枚目シングル「想花」は玉森主演・日本テレビ系土曜ドラマ「祈りのカルテ研修医の謎解き診察記録」(2022年10月期放送)の主題歌で、切ない中にも壮大に広がっていくメロディーが印象的なミディアムバラード。LEDにはカラフルなアニメーションと手書き風の歌詞が映し出され、金木犀の香りの演出とともに優しい世界観で会場が包み込まれた。

続けて「雨-Remix-」「 Luv Bias」を披露。「雨」のイントロが始まると、センターステージにはクラゲがぷかぷかと浮かび会場には青い光が差し込んだ。人気のミディアムバラード楽曲「Lur Bias」では、まるでキスマイのメンバーが水槽の中にいるかのような幻想的な演出の中、大人なラブソングをしっとり披露した。

◆マッシュアップで会場一体に

Kis-My-Ft2(左から)千賀健永、二階堂高嗣、玉森裕太、宮田俊哉、藤ヶ谷太輔、横尾渉(提供写真)
Kis-My-Ft2(左から)千賀健永、二階堂高嗣、玉森裕太、宮田俊哉、藤ヶ谷太輔、横尾渉(提供写真)
「PSYCHO」ではDance Interから繋がる形でファイヤーボールが上がるとともにメンバーがポップアップ。ステージには何発もの炎や昔玉が上がり、会場のボルテージは最高潮に。「Black & White」ではモノクロの出し映像をバックにライブ終盤でも勢いの止まらないダンスナンバーを披露し、会場を魅了した。

また、ファンのシンガロングを促し「Dream On」から始まるマッシュアップでは、メンバー6人が会場中に散らばり、懐かしの人気曲からアップテンポチューンまでを織り交ぜ会場を巻き込んでクライマックスへ。千賀健永は「これが今のKis-My-Ft2です。こんな俺たちにこれからもついてきてください!」と力強く呼びかけていた。

本編のラストを飾ったのは7人体制ラスト楽曲となったSpecial Single「ともに」。二階堂の「僕たちにとっても皆さんにとっても大切な曲です」という紹介で6人が心を込めて歌い上げ、玉森の「皆様本日はありがとうございました!楽しんでいただけましたか?これからも僕たちはみなさんと楽しい思い出、未来を作っていけるよう、全力で進んでいきますので、皆様も末永く、温かく応援してくださったら嬉しいなと思っております。本日は本当にどうもありがとうございました!また遊びにに来てください」という感謝の言葉で締めくくった。

◆ローラースケートでアンコール盛り上げる

エンドロールの後に「これからもきみとともに…当たり前のことなんてない いつもありがとう」と文字が現れるとキスマイの代名詞とも言えるローラースケートを履いたメンバーが本ステージにポップアップ。デビュー曲「Everybody Go」でアンコール1曲目から盛り上げた。その後、花道をローラースケートで颯爽と移動しながら各ステージへ移動。「Sweet Melody」「 Yeah E Yeah!!!!!!!」「 Thank youじゃん!」と計4曲のアンコールを披露した。

そして最後は宮田俊哉の「みんなと俺達でー!」という掛け声にファンが「Kis-My-Ft2!」と応え、全32曲、およそ2時間の公演はフィナーレを迎えた。新体制となって初の全国アリーナツアー。全力でパフォーマンスし、終始ファンに感謝を伝える6人の姿が印象的だった。

(以上、昼公演レポート)

◆キスマイ、サプライズで涙

Kis-My-Ft2(提供写真)
Kis-My-Ft2(提供写真)
夜公演のダブルアンコールでは「Jenga Love」をライブ初披露した後、メンバーがツアーの最終日を締めようとすると、突然スクリーンに映像が流れ、全国の各会場のブースでファンが応援メッセージを書いてくれている姿が。実はメンバーに内緒でツアーの初日から各会場でブースを作り、ファンのからのメッセージを募集していたという。

メンバーへのサプライズ企画のネタバラシがされると、追い討ちをかけるようにファンからのメッセージが印刷された金テープがメンバーに降り注がれた。金テープには新体制としてスタートを切ったキスマイへの応援メッセージや、ライブの感想など愛情のこもったファンからのメッセージがびっしり。感極まるメンバー6人の目には涙が滲み、それぞれメンバーの姿がスクリーンにも映され、会場には涙を浮かべるファンの姿も。

サプライズへの驚きと、ひとしきり感謝の気持ちを伝えると、宮田は「俺たちもこのツアーをやるってことが勇気のいる決断だった。すぐにツアーを始めようっていう決断をしたけど、それも6人からしたらすごく勇気がいることだったし、ちゃんと完走しないとなっていうプレッシャーとか責任とかもすごくあったツアーだったから…これはダメだって…」と目頭を熱くした。

横尾渉も「ありがとうございます。うちのメンバー普段泣かないんですよ、皆さんの愛が届いたから泣いてるんですよ、ありがとうございます」と感謝。玉森は涙が止まらず、「よし、帰ろうぜ!」と冗談まじりに話したあと、改めて「たくさんの愛を受け取りました」と感謝の気持ちを述べた。

千賀は「こうやってファンのみんなの思いを言葉で受け取ることってなかなかないから嬉しいな」、藤ヶ谷も「ほんと、(グループを)閉じなくてよかったな、続けてよかったよ。続けてたら人生いいことあるな」としみじみ。二階堂は「色々思い出しちゃった。ライブを作る過程とか」と、6人でのライブを作るにあたって、不安もあり、メンバーとの話し合いを重ねたことを回顧した。

その後、横尾は「皆さんの愛とたくさんのスタッフさんに支えられて僕たちは本当に活動できてるなと思っています」とスタッフへの感謝、会場へ来てくれたファンへの深い感謝の気持ちを何度も伝え、「またドームですぐ会えますからね。ドームでお待ちしてますよ」とコメント。宮田が「ドームもあるし、アルバムもあるので、楽しみに待っていてください」と締めると、6人横に並び手を取って、マイクを外した地声で「ありがとう」と深いお辞儀をしてステージを後にした。

メンバーがステージを去ると、会場のLEDにはステージ裏の映像が。メンバーがそこに現れると、ステージ裏から楽屋までの通路に150m分の幕が貼られ、約3万ものメッセージがびっしり掲示されている。ゆっくりとそれぞれの壁のメッセージに目を通しながら楽屋まで6人で歩みを進める。中にはデビュー前キスマイの公演のバックにつき、最近ではYouTubeなどで共演するなど親交の深いTravis Japanのメンバーやキスマイスタッフからのメッセージも。キスマイへの想いのこもったサプライズ企画となった。(modelpress編集部)

(以上、夜公演レポート)

◆2月15日昼公演セットリスト

Opening映像

M1.Rebirth Stage
M2.HANDS UP
M3.Edge of Days
M4.Smokin’ Hot
M5.Mr.FRESH

映像Inter

M6.CHUDOKU
M.7.Akumu
M8.You know what?
M9.Tequila! -テキーラ-
M10.Lemon Pie
M11.SHE! HER! HER!
M12.AAO

MC

M13.C’monova

M14.想花
M15.雨 -Remix-
M16.Luv Bias

照明Inter

M17.Tokyo-Kis

Dance Inter

M18.PSYCHO
M19.Black & White

M20.Dream On
M21.アイノビート -Rock ver.-
M22.Tonight
M23.若者たち
M24.全力ファイター
M25.Shining Ace
M26.Bang! Bang! BURN!
M27.FIRE BEAT
20-b.Dream On

M28.ともに

E1.Everybody Go
E2.Sweet Melody
E3.Yeah E Yeah!!!!!!!
E4.Thank youじゃん!

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