小栗旬、1年ぶり大河出演は「私であるべき役なんだろうか?」と疑問も 松本潤主演「どうする家康」への思い語る<コメント>


【モデルプレス=2023/12/17】俳優の小栗旬が、17日放送の嵐の松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合テレビ、毎週日曜午後8時~/BSプレミアム・BS4K、毎週日曜午後6時~)最終回に出演。コメントが公開された。

小栗旬「どうする家康」より(C)NHK
小栗旬「どうする家康」より(C)NHK
◆松本潤主演「どうする家康」

「どうする家康」より(C)NHK
「どうする家康」より(C)NHK
今作は、希代のストーリーテラー・古沢良太氏が新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描いた、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテインメント作品。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代(のちの家康)が、三河武士の熱意に動かされ、織田信長、武田信玄という化け物が割拠する乱世に飛び込み、死ぬか生きるかの大ピンチをいくつも乗り越えていく。

小栗旬「どうする家康」より(C)NHK
小栗旬「どうする家康」より(C)NHK
今回小栗が演じたのは、南光坊天海。「神君家康」のシナリオを描いたフィクサーで、天台宗の高僧。卓越した知識と教養を持ち、家康に取り立てられ暗躍、遺言を託された1人で、家康の死後「東照大権現」として神格化をはかり、久能山東照宮から日光東照宮に改葬したと言われる。

◆小栗旬、1年ぶり大河出演の心境語る

小栗旬「どうする家康」より(C)NHK
小栗旬「どうする家康」より(C)NHK
大河ドラマに1年ぶりに出演した感想について、小栗は「もちろん、スタジオは同じなので『懐かしいな』と感じましたけど、当然ながら中のセットの感じはずいぶん違うので、なんだか不思議な気持ちになりました」と振り返った。

また、どのような気持ちで臨んだか聞かれると「僕が主演を務めた『鎌倉殿の13人』の最終回、松本潤くんに出てもらったので、以前から制作陣に、何かしらの形で出てくれたらうれしいとは言われていたんです。ですから、最後の最後でオファーをいただいて出演できるのはうれしいなと思ってお受けしました」としつつ、「ただ実を言うと、天海がこの時代にはかなりの高齢だということを、僕がいまいちわかっていなくて。かつらやメークを合わせていくうちに『果たしてこれは、私であるべき役なんだろうか?』っていうクエスチョンが浮かんだまま、撮影当日にたどり着きました(笑)」とも告白。「でも、お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、劇中で『源氏物語』と『吾妻鏡』を持たせていただけたので、大河と大河の橋渡しと言いますか、何かしらつなげる役割も果たせたのかなと思っています」と伝えた。

◆小栗旬、南光坊天海は「自由に楽しくお芝居させてもらいました」

「どうする家康」より(C)NHK
「どうする家康」より(C)NHK
さらに、自身の役柄については「見た目、ほぼほぼ誰だかわからない感じだったので、その見た目を利用するというわけではないですけど、自由に楽しくお芝居させてもらいました」とコメント。「義時は役柄上、我慢の芝居のほうが多かったから、今回は当時できなかったほうの振り幅で演じさせていただきました」と続け、「果たして、皆さんが思い描く南光坊天海だったかどうかはわからないんですが(笑)」と思いを語った。(modelpress編集部)

「どうする家康」より(C)NHK
「どうする家康」より(C)NHK
◆小栗旬コメント全文

― 1年ぶりに、大河ドラマの撮影スタジオに入られたご感想は?

もちろん、スタジオは同じなので「懐かしいな」と感じましたけど、当然ながら中のセットの感じはずいぶん違うので、なんだか不思議な気持ちになりました。

― ご出演される前に、「どうする家康」は、どのようにご覧になっていましたか?

ドラマの前半は、自分がやってきた義時もそうだったように、いろんなことに翻弄されながら、それでも乱世を生き抜くところが描かれてきましたが、最近は年も重ねて、徳川家康として「修羅の道を行く」という話まで進んできたので、ここから先がさらに楽しみだなと思いながら見ていました。それにやっぱり1年以上やってきた中で、役に対する深みとか重みとか、経験してきた人にしか出せないお芝居が出てくるので、そこは一視聴者として楽しみに見たいなと。

― 天海役で出演されるにあたって、どんなお気持ちで臨まれましたか?

僕が主演を務めた「鎌倉殿の13人」の最終回、松本潤くんに出てもらったので、以前から制作陣に、何かしらの形で出てくれたらうれしいとは言われていたんです。ですから、最後の最後でオファーをいただいて出演できるのはうれしいなと思ってお受けしました。

ただ実を言うと、天海がこの時代にはかなりの高齢だということを、僕がいまいちわかっていなくて。かつらやメークを合わせていくうちに「果たしてこれは、私であるべき役なんだろうか?」っていうクエスチョンが浮かんだまま、撮影当日にたどり着きました(笑)。でも、お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、劇中で「源氏物語」と「吾妻鏡」を持たせていただけたので、大河と大河の橋渡しと言いますか、何かしらつなげる役割も果たせたのかなと思っています。

― 思わぬ老け役だったとのことですが、現場で実際に演じてみていかがでしたか?

見た目、ほぼほぼ誰だかわからない感じだったので、その見た目を利用するというわけではないですけど、自由に楽しくお芝居させてもらいました。そのほうが面白くなるかなと。義時は役柄上、我慢の芝居のほうが多かったから、今回は当時できなかったほうの振り幅で演じさせていただきました。果たして、皆さんが思い描く南光坊天海だったかどうかはわからないんですが(笑)。

― 視聴者の皆さんへメッセージ

脈々と受け継がれてきた時代の中で、鎌倉時代に生きる人間を演じた僕が、今度は戦国時代に、また全然違うキャラクターで出させてもらったことは、感慨深かったです。1シーンでどんなことができるかわかりませんでしたが、連綿と続いてきた時代や人のつながりを感じさせる役を演じて、いい経験をさせてもらいました。

それに、最終回に向けて重い展開が続いてきた中で、ああいうシーンがあるのもよかったんじゃないかと思っていて。きっと、天海に対して深い思いを持つ視聴者の人たちもいらっしゃるとは思うのですが、それは一度忘れていただいて(笑)、今回、天海は箸休めとして出てきたんだなと思って楽しんでもらえていたらいいですね。

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