黒柳徹子「トットちゃん」映画化で感極まる「色んなことが思い出された」オファー断り続けた理由


【モデルプレス=2023/11/18】映画『窓ぎわのトットちゃん』(12月8日公開)の完成披露舞台挨拶が18日、都内にて開催され、原作者で女優の黒柳徹子、出演の滝沢カレン、大野りりあな、八鍬新之介監督が登壇。黒柳が感極まる場面があった。

「窓ぎわのトットちゃん」完成披露舞台挨拶に登壇した黒柳徹子(C)モデルプレス
「窓ぎわのトットちゃん」完成披露舞台挨拶に登壇した黒柳徹子(C)モデルプレス
◆黒柳徹子、感極まる

同作は、黒柳が自身の幼少期を描いた同名の自伝的小説(1981年出版)をアニメーションとして初めて映画化した作品。黒柳自身であるトットちゃんを7歳の大野が演じ、滝沢はトットちゃんの担任の大石先生役を担当した。

感極まる黒柳徹子(C)モデルプレス
感極まる黒柳徹子(C)モデルプレス
90歳の黒柳は大きな拍手に迎えられステージに登場。挨拶のマイクを持つと「これは私の本当の話です」と話し、「本が一応ベストセラーになりまして、たくさんの映画のご要望がございました。それから、テレビドラマですとか、舞台とか、ミュージカルとか、色んなものがあったのですが」と続けた。様々なオファーを受けたものの読者の中に生まれたトットちゃんを大事にしたいとの思いからすべて断ったことを振り返った。

(左上から時計回りに)滝沢カレン、八鍬新之介監督、大野りりあな、黒柳徹子(C)モデルプレス
(左上から時計回りに)滝沢カレン、八鍬新之介監督、大野りりあな、黒柳徹子(C)モデルプレス
「それで42年経ったのですが、今頃になりまして色々と考えて、『もしかしたらこれは映画にしておいた方がいいのではないか』と思いましたし、また、(戦争や紛争などで世界情勢が)きな臭くなっているところもあったりしたものですから、『やはり映画にできれば』と思っていたところに監督からアニメでやったらどうだというご要望がございました」と映画化実現に至った経緯を明かした。

黒柳徹子(C)モデルプレス
黒柳徹子(C)モデルプレス
完成した作品を観たときに「泣いたんです」と明かし、さらにこの日の舞台上でも「色んなことが思い出されただけではなく、当時の世の中とか、当時のトットちゃんの学校とか、そういうものが本当に自分が通っていたときのように描かれていてお友達も本当に当時の友達のようでした。そんなこんなで終わったときに涙が出たのですが、ぜひ、『窓ぎわのトットちゃん』をお読みになった方も、お読みになっていない方も映画を観て頂けたら嬉しいなと思っています」と、途中感極まり言葉を詰まらせ、完成した作品への思いを言葉にした。

◆滝沢カレン、黒柳徹子は「妖精のような方」

滝沢カレン(C)モデルプレス
滝沢カレン(C)モデルプレス
黒柳徹子(C)モデルプレス
黒柳徹子(C)モデルプレス
滝沢は「(黒柳は)憧れですし、妖精のような方なので、『どうやって自分みたいな人間がこの(『窓ぎわのトットちゃん』の)世界に入れるかな?』と強く思いました」とオファーを受けた際の心境を明かした。

滝沢の言葉を受け、黒柳は「光栄でございます」と恐縮。「滝沢さんはね、本当に普段からお知り合いですけれども、純粋で、それから何と言ったらいいのでしょうか、普通あまりいない女の子のように思います。純粋で、ちょっと形容しがたいのですが、かわいい女の子は少ないと思います。そういう中の1人が滝沢だと思います」と絶賛。滝沢は「嬉しいです」と声を弾ませ、「(頂いた言葉をそのまま)お返しします、すべて(笑)」と付け加えて笑いを誘った。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

スゴ得限定コンテンツ

動画コンテンツ

マイページに追加