X JAPANメンバー全員、HEATHさん追悼「あまりの悲しみで身も心もボロボロ」「心が張り裂けそう」<全文>


【モデルプレス=2023/11/11】X JAPANが11月11日、ベース・HEATHさんが10月29日に大腸がんのため55歳で亡くなっていたことを公式発表。これを受け、HEATHさん公式サイトではメンバー全員のコメントが公開された。

X JAPAN(左から)HEATHさん、PATA、YOSHIKI、Toshl、SUGIZO (C)モデルプレス
X JAPAN(左から)HEATHさん、PATA、YOSHIKI、Toshl、SUGIZO (C)モデルプレス
◆YOSHIKI、HEATHさん急逝で「あまりの悲しみで身も心もボロボロ」

YOSHIKI(C)モデルプレス
YOSHIKI(C)モデルプレス
YOSHIKIは「まだ気持ちの整理がつかず、どう言葉にすればいいのかわかりません。YOSHIKIとしてのコメント、そしてX JAPANのリーダーとしてのコメントをどのように区別すれば良いのかもわかりません」と切り出し、まとまりきらない率直な心境を吐露。HEATHさんとの出会いを振り返りながら「本当に最高のベーシスト」と称し、今年8月に開催された自身のディナーショーが一緒に立つ最後のステージになってしまったことに悔しさをにじませた。

また、「YOSHIKIとしては、あまりの悲しみで身も心もボロボロで 今は言葉が上手くまとまりません。今立ち止まったら、これ以上歩けなくなる気がしてひたすらに、怒涛のスケジュールをこなしています」と一個人としての想いと、「ただ、バンドのリーダーとしては、最後に果たさなくてはいけない責任が残っています」とリーダーとしての強い決意を言葉に。HEATHさんの生前からの願いであったメモリアルコンサートを開催すべく「これから親族の方たちと話し合い、HEATHの願いを実現させるしかないと思っています。そして、それを実現させるには、戦わなくてはならないことがいくつかあります。HEATHへの想いは、語ればきりがないです。感謝してもしきれません」とコメントした。

最後に「心の整理ができたときに、改めて伝えたいと思います。HEATH、今までありがとう。そして、安らかに眠ってね。またいつか、一緒に音楽を奏でようね」と伝えている。

◆Toshl・PATA・SUGIZOも追悼

X JAPAN(左から)PATA、ToshI、HEATH(C)モデルプレス
X JAPAN(左から)PATA、ToshI、HEATH(C)モデルプレス
Toshlは「今は想いをとても言葉にすることができません。HEATH 心から ありがとう」、PATAは「残念すぎるよ。まだ一緒に演りたかったな。俺は、もーちょっと頑張るから応援してくれ。ただ今は、安らかに」と追悼。

SUGIZOは、「かけがえのない盟友、HEATH。信じられない。ずっと闘病していたなんて。突然逝ってしまうなんて。心が張り裂けそうです…」とつづり、HEATHへのリスペクトを言葉に。「1年前、最後に一緒に立ったステージは生涯忘れない。長い間本当にありがとう。そして本当にお疲れ様。どうか安らかに…。いつか、そちらでまた一緒に音出そうね」と締めている。

◆HEATHさん、大腸がんのため55歳で死去

HEATHさん(C)モデルプレス
HEATHさん(C)モデルプレス
公式サイトではHEATHさんについて、「6月に病院での検査で大腸がんが発見され 闘病生活を送っておりましたが 10月に入り容体が急変し 入院先の病院で息を引き取りました」と説明。今後、葬儀は親族のみの家族葬で執り行い、後日お別れの会を開催する予定と発表された。(modelpress編集部)

◆YOSHIKI コメント全文

まだ気持ちの整理がつかず、どう言葉にすればいいのかわかりません。

YOSHIKIとしてのコメント、そしてX JAPANのリーダーとしてのコメントをどのように区別すれば良いのかもわかりません。NYでの公演とイベントを終えた直後に、HEATHの訃報を聞きました。HEATHに会いに行くため、東京へ飛びました。HEATHは、HIDEに紹介されて1992年にX JAPANへ加入しました。ニューヨークのロックフェラー・センターで加入発表の記者会見を行い最初のコンサートは東京ドーム。最初のテレビ出演は紅白歌合戦。そんな凄まじい状況の中 計り知れないプレッシャーを感じていたと思いますが 彼はいつも最善を尽くして、X JAPANを支え続けてくれました。

バンドを再結成した後は、アメリカ、ヨーロッパ、南米、アジアと世界中を一緒に回りました。TAIJIの最後となったステージで、彼と一緒にベースを演奏することを提案したときもHEATHは快く引き受けてくれました。彼は、バンドのメンバーとしても、人としても、本当に最高のベーシストでした。

特に、この1年は、今まで以上にHEATHとの距離が近くなってました。昨年の自分の誕生日、自分の番組に出てくれた時、 収録後の控室で今までにないほど長い時間、色々なことを話しました。それ以来、明け方まで二人で何時間も電話で語り合ったこともありました。今年の8月20日には、僕のディナーショーにも来てくれました。まさかその日が、HEATHと一緒に立つ最後のステージになるとは思ってもいませんでした。HEATHの望みを叶えられなかったのは、全て自分の責任です。

最後のお別れの場で、HEATHに謝りました。YOSHIKIとしては、あまりの悲しみで身も心もボロボロで
今は言葉が上手くまとまりません。今立ち止まったら、これ以上歩けなくなる気がしてひたすらに、怒涛のスケジュールをこなしています。

ただ、バンドのリーダーとしては、最後に果たさなくてはいけない責任が残っています。「しんみりしないでください。明るく楽しく見送っていただきたい」「メモリアルコンサートをYOSHIKIさんにやっていただきたい」これは、ご遺族より預かったHEATHからの言葉の一部です。

これから親族の方たちと話し合い、HEATHの願いを実現させるしかないと思っています。そして、それを実現させるには、戦わなくてはならないことがいくつかあります。HEATHへの想いは、語ればきりがないです。感謝してもしきれません。

心の整理ができたときに、改めて伝えたいと思います。HEATH、今までありがとう。そして、安らかに眠ってね。またいつか、一緒に音楽を奏でようね。

◆Toshl コメント

今は想いをとても言葉にすることができません。

HEATH 心から ありがとう。

龍玄とし

◆PATA コメント

残念すぎるよ。まだ一緒に演りたかったな。

俺は、もーちょっと頑張るから応援してくれ。

ただ今は、安らかに。

◆SUGIZO コメント全文

かけがえのない盟友、HEATH。信じられない。ずっと闘病していたなんて。突然逝ってしまうなんて。心が張り裂けそうです…。

バンド仲間として出逢って32年、バンドメイトとなって15年。君との時間は眩い思い出ばかり。また一緒にステージに立ちたかった。 続きの景色を見たかった。君は誰よりもストイックで、鉄壁で、孤高のベースプレイヤーだった。リスペクトしかなかった。

かけがえのない盟友、HEATH。1年前、最後に一緒に立ったステージは生涯忘れない。長い間本当にありがとう。そして本当にお疲れ様。どうか安らかに…。いつか、そちらでまた一緒に音出そうね。

2023年11月11日 heath project

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