Aぇ! group小島健、過激ラブシーンのセリフに衝撃 ドラマ初主演で“夢を叶える秘訣”語る<「帰ってきたらいっぱいして。」インタビュー>


【モデルプレス=2023/10/26】ドラマDiVE「帰ってきたらいっぱいして。」(読売テレビ/毎週木曜深夜0時54分~)で女優の浅川梨奈とW主演を務めるAぇ! groupの小島健が、モデルプレスらのインタビューに応じた。役作りや撮影エピソード、ラブシーンへの思いなどについて語った。

小島健(C)読売テレビ
小島健(C)読売テレビ
◆小島健&浅川梨奈W主演「帰ってきたらいっぱいして。」

浅川梨奈、小島健(C)読売テレビ
浅川梨奈、小島健(C)読売テレビ
本作は、ましい柚茉の「帰ってきたらいっぱいして。~アラサー漫画家、年下リーマンに愛でられる~」が原作。小島が演じるのは、一流企業で働くエリートサラリーマン・高城直哉。エリートだが女癖が悪いクズ男。ひょんなことから、浅川演じる崖っぷちのアラサーのTL(ティーンズラブ)漫画家・福永朱音の“参考資料”になることに。TL漫画とは、少女漫画よりも一歩踏み込んだ濃厚なラブシーンが描かれるジャンルであり、本作でも地上波ギリギリを突くシーンが満載となる。

主題歌はAぇ! groupの「純情パスファインダー」。ドラマの雰囲気を昇華させる、甘さと刺激にあふれるエモーショナルなロックナンバーで、「一途な想い(純情)に、互いが導かれ合いながら、その恋を成就させていく」というストーリーに。Aぇ! groupとしては初めてのドラマ主題歌となる。

◆小島健「自分にとって自信になる」ドラマ初主演で新たな挑戦

小島健、浅川梨奈(C)読売テレビ
小島健、浅川梨奈(C)読売テレビ
― 今回ドラマ初主演にしてとても挑戦的な作品ですが、出演が決まった時の心境を改めてお聞かせください。

小島:1年ぶりのドラマ出演で、しかも主演ということで、率直に嬉しかったです。実際に原作のTL漫画を資料でいただいて、それを読ませてもらったのですが、なかなか過激なシーンが満載だったので、すごい作品だなと思ったのと同時に、そんな作品で主演させていただけることがありがたいなと思いました。

僕自身、何か新しいものが見つけられる気がするし、僕のことをずっと応援してくれているファンの方も初めて見る僕の姿だと思うので、しっかり演じられたらいいなと感じました。ジュニアの中でもそうですし、事務所としても、もしかしたらトップレベルなくらいキスシーンが多いです(笑)。そんなチャレンジをさせていただけることが自分にとって自信にもなるので、今後もお芝居をやっていく中でいいきっかけになると思います。

― 確かに、誰もが演じられる役ではないですよね。

小島:そうですね。正直誰でも演じていいような役でもないですし、演じる人によっても見え方が変わってくると思うので、自分にこの役をいただけたという意味では、どう見せられるかを考えながら演じました。

― 小島さんの中で、高城直哉はどういう人物ととらえていますか?

小島:ネタバレになってしまうので細かい事情は言えないのですが、何か裏があって、なぜ優しいのかという部分も徐々に明らかになっていきます。女性からすると「何だアイツ」と思われるかもしれませんが、僕は直哉の優しいところや可愛いところを知っているので、嫌いじゃないです。クズという設定なのですが、直哉は爽やかすぎてそのクズさがわからなくて、爽やかだったらクズじゃなくなるのかもしれないという新たな気づきもありました(笑)。クズと言われても気にせず飄々としている感じが、演じていてとても楽しかったです。

― 若い頃は可愛らしさを求められることがあると思うのですが、年齢を重ねるにつれてだんだん大人の男性としての魅力を求められると思います。小島さんが大人の魅力を意識し始めた時期やきっかけなど、エピソードがあれば教えてください。

小島:僕は今24歳なのですが、直哉は27歳で実年齢が3つ上で、しかも色気のあるキャラクターということで、自分にできるのかなという不安は一瞬過りました。僕自身が子供でいたいタイプですし、身だしなみを整えるようになったくらいで、これまで大人の魅力というものを日常で意識することがなかったので、それこそ今回のドラマがきっかけになったのかもしれません。まだ仮編集の映像でしか見られていないので、自分がどんな表情をしているのかしっかり見るのが楽しみです。

― 仮編集での映像を見た感想はいかがでしたか?

小島:めっちゃキスしてる!と思いました。

― (笑)。

小島:自分のキスシーンを客観的に見るのは面白かったです。標準語で、髪型も普段とは違って、自分だけど自分ではない高城直哉という人物が映っているという感覚が面白くて、早く本編が見たくなりました。

◆小島健、Aぇ! groupメンバーの反応は?ファンへの思いも明かす

小島健(C)読売テレビ
小島健(C)読売テレビ
― 今回、Aぇ! groupが初めてドラマ主題歌を担当していますが、決まった時の心境をお聞かせください。

小島:これまで先輩方も主演ドラマで主題歌を担当していたので、僕も同じ位置に立てたことが嬉しかったです。きっとファンの方も僕たち以上に喜んでくれると思いますし、何よりとても良い曲なので大事にしたいですし、代表曲になる気がしています。

― 小島さんがこのドラマで主演を務めると知った時、メンバーの皆さんはどういう反応をしていましたか?

小島:メンバーは「おめでとう!」とは言ってくれましたが、他にこれと言ってあまり反応がなく、結構塩対応でした(笑)。まっさん(正門良規)だけは「見るわ~!楽しみにしてる」と直接言ってくれたので嬉しかったです。今回主題歌を担当させていただいているので、きっとみんな見てくれると信じています(笑)。

― ラジオでファンの方に向けて「みんなが応援してくれているおかげで繋がったお仕事だから、みんなに見てほしい」と真摯に伝えていたのが印象的でした。ファンの方に対しては強い思いがあるのでしょうか?

小島:ファンの方に見てもらえないと、僕も頑張った意味がない気がしてしまうので、ただただ純粋に見てほしいという思いでいっぱいです。実際に見てみたら気持ちが変わって「来週も見たい!」と思うかもしれないし、ドラマ自体にハマるかもしれないので、見逃すのはもったいないなと。何事もそうですが、とりあえず見てみないとわからないと僕は思います。

◆小島健、家族に「発表されるまで黙っていた」理由

浅川梨奈(C)読売テレビ
浅川梨奈(C)読売テレビ
― 解禁されるまで家族にも内緒にしていたようですが、それはサプライズにしたかったのでしょうか?

小島:そうですね。そのほうが面白いと思って、発表されるまで黙っていました。家を長期間空けていたので、発表された後にオカンから「おめでとう!東京に行ってる理由はこれやったんや」と言われました。ドラマの内容を知った妹は「どうしよう。お父さんとお母さんと一緒に見れるかな?」と言っていて、「ひとりで見てもいいんちゃう?」と返したのですが、みんなで一緒に見ているのを想像したら面白いなと思いました(笑)。僕はもちろん一緒には見ません(笑)。

― (笑)。妹さんから、TL漫画を読んでいるというお話を聞いたことはありますか?少女漫画に対してどんなイメージを抱いていましたか?

小島:妹が少女漫画を読んでいるのは知っていますが、TL漫画を読んでいるという話は聞いたことがないですし、多分読んでいても言わない気がします(笑)。僕は姉もいるので、小さい頃は少女漫画を読む機会が多くて、特に「花より男子」や「こどものおもちゃ」が好きで読んでいました。少女漫画の世界観や登場人物はすごく綺麗なので、どこまで自分がそこに近づけるのか、というのはすごく考えました。TL漫画というものも、この作品をきっかけにもっと広まったらいいなと思います。

◆小島健、ラブシーンのセリフに衝撃「こんな言葉どこで言うん!?」

小島健、浅川梨奈(C)読売テレビ
小島健、浅川梨奈(C)読売テレビ
― 自分がその世界観に入るとなると、少女漫画の読み方も変わりそうですね。

小島:すごく変わります。原作を読んでいた時に、「(朱音ちゃんと)毎日えっちして幸せだから超がんばる(ハート)」というセリフがあって、こんな言葉どこで言うん!?と正直思いました(笑)。毎回そういうパワーワードがあるのですが、そのセリフを言う自分がどんな風に映っているのか、どこまで直哉になれているのか楽しみです。

― ラブシーンならではの角度や動きなど、初めてのことが多かったと思うのですが、今回演じるにあたって参考にした作品・人物を教えてください。

小島:ラブシーンがあるドラマに出ると聞いて最初に思い浮かんだのがNetflixの「First Love 初恋」だったので、それを見たのですが、佐藤健さんと夏帆さんのキスシーンはすごく印象に残っています。部屋に帰って来てそのままベッドまで行くシーンがあるのですが、あのシーンはとても参考になりました。ドラマと映画で違うこともいろいろあるらしいのですが、ラブシーンはこういう風にやるんだなというのを改めて感じながら見させていただきました。

― 先輩からアドバイスをもらったりはしましたか?

小島:アドバイスはいただいていないのですが、亀梨(和也)くんと大倉(忠義)くんには「ドラマに出るので見てください」と報告しました。大倉くんにはメールで伝えたのですが、「見るよ」と言ってくれました。

― 小島さんはこれまで同じ事務所の方も一緒にいる現場が多かったと思うのですが、今回事務所の方がいない中でドラマを撮るというのはいかがでしたか?

小島:最初は知り合いが誰もいなかったので、少し心細く感じました。そういった意味ではこれまでの現場とは雰囲気が違いましたが、とても明るい現場だったので、一瞬で飛び込むことができて、不安に感じることは何もなかったです。スタッフは女性の方もいらっしゃったので、女性目線の意見をたくさんいただけて、もちろん男性にも見ていただきたいですが、特に女性の心に刺さる作品になっているのではないかなと思います。

― 小島さんは普段グループでいる時、ムードメーカーな印象なのですが、メンバーがいない現場ではどういう立ち居振る舞いで過ごしていますか?

小島:グループでいる時と変わらないと思います。逆に周りの方に気を遣わせていたのではと心配になるくらい、僕は普段通りの素の状態で楽しく過ごさせていただいていました。小島健として、変わらずにいられた現場でした。

― 浅川さんとのシーンが多いと思うのですが、2人で事前に相談したことなどはありますか?どのように撮影に臨んでいましたか?

小島:浅川さんとは“他愛しかない話”をして、お互いの考えていることをぶつけ合いながらお芝居することができました。ラブシーンを撮る時は、極力カメラマンさんひとりと、僕と浅川さんだけの演じやすい空間を作ってくださったので、僕も集中して臨めました。

浅川梨奈(C)読売テレビ
浅川梨奈(C)読売テレビ
朱音をベッドに寝かせるシーンを撮る時に、監督と助監督が最初に再現してレクチャーしてくださって、僕と浅川さんがそれを見てアレンジを加えながら撮っていたのですが、なぜか女性の監督がいつも男性役で、男性の助監督がいつも女性役をやっていたのが面白かったです(笑)。監督がベッドに寝かせる時に、なぜか毎回大外刈をしていました(笑)。

シーンによってはアクションシーンに近いくらい激しいものもあって、勉強になりましたし、ラブシーンをより美しく撮るために、脱いだ後の下着の位置をどうするかとか、そういう細かい部分までこだわって、監督を含めみんなで話し合いながら撮影していました。カメラマンさんにはカメラマンさんのプライドがあって、照明さんには照明さんのプライドがあって、それぞれが高みを目指しながら作り上げていったので、そういった細かいところにも注目してもらえたら嬉しいです。

― 「消しゴムをくれた女子を好きになった。」でもモテる役で、ミステリアスな役だなと感じたのですが、その時の経験が今回に生かされていると感じたことはありますか?

小島:初めて連続ドラマに出させていただいて、どう撮るのかを知ったのが「消し好き」でした。時間がない中でセリフを覚えるという先輩方の背中を見て勉強できたことは大きかったと思います。今回もミステリアスなところが確かに似ていて、どちらも引きのあるキャラクターなので、その違いを演じるのも楽しかったです。でもモテる男を演じるというのが難しくて、今回の一番の課題でした。直哉はクールでポーカーフェイスに見えるのですが、実は情緒が激しいところがあるので、その差を見せるのも難しかったです。

― 小島さんが思う“モテる男”とは、どういう男性ですか?

小島:女性に優しい男はモテると思うし、かっこいいなと思います。でもただ優しさだけを見せていると下心しかないようにとらえられるかもしれないので、ある程度のノリも必要なんだと思います。誰にでも優しいけど、女性には特別に優しい、というのが理想の“モテる男”な気がします。

◆小島健の夢を叶える秘訣

場面写真(C)読売テレビ
場面写真(C)読売テレビ
― 今回ドラマ初主演が叶ったということで、モデルプレス読者に小島さんの“夢を叶える秘訣”のアドバイスをお願いします。

小島:がむしゃらに仕事をするだけではなくて、息抜きしながら、その日、その月、その年を楽しんで、“人生を楽しむこと”が大切だと思います。やるべきことをしっかりやっているのなら、別に365日毎日頑張らなくても、十分誰かが見てくれているし、なるようになる。そのくらいの考え方でいいのかなと。

あとは、“経験を増やすこと”。お高めなご飯を食べる日もあれば、安いご飯を食べる日もあってもいいと思うし、どちらも経験なので、その経験をどんどん増やしていくことが大切だと思います。僕は何もしない日というのがなくて、毎日絶対に何かしらをして自分の経験にしています。それがお芝居やバラエティなど、いずれ何かに生きてくると思うので、1日でも1秒でも、僕は無駄にしません。そうやって生きていたら、きっと叶えられると思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆小島健(こじま・けん)プロフィール

1999年6月25日生まれ、大阪府出身。2012年に芸能界入り。2019年2月に結成されたAぇ! groupのメンバーに選ばれる。2020年4月放送のドラマ「年下彼氏」(ABCテレビ)でドラマ初出演。近年の主な出演作は、ドラマ「消しゴムをくれた女子を好きになった」(2022、日本テレビ)、映画「真夜中乙女戦争」(2022)など。「帰ってきたらいっぱいして。」で連続ドラマ初主演を務める。

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