香取慎吾主演舞台「テラヤマ・キャバレー」上演決定 寺山修司役に初挑戦「心燃やして参加します」<コメント>


【モデルプレス=2023/10/10】香取慎吾が主演を務める舞台「テラヤマ・キャバレー」が、2024年2月9日~29日に東京・日生劇場、2024年3月5日~10日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演されることが決定した。

香取慎吾(提供写真)
香取慎吾(提供写真)
◆舞台「テラヤマ・キャバレー」上演決定

2023年、没後40周年を迎えた寺山修司。演劇、映画、ラジオ、テレビ、詩といったおさまりきらないジャンルにおいて、人々を惹きつける数多くの作品、言葉は、今もなお輝き続け、当時の寺山を知らない若者の世代にも注目されている。この物語は、寺山が亡くなる前夜から始まる。

「寺山修司47歳」。死を迎えるその瞬間何を思ったのか?自身の死をも劇化し人々に何かを残そうとした寺山。まだ残したい言葉がある、胸躍るようなスペクタクルが作りたい、人生という物語を完結させたくない、死を目前にしても、作品を創ることへの熱い思いは消えなかった。

寺山の前に「死」という登場人物が現れ、「死」と寺山の間で取引が交わされる。「日が昇るまでに、私(死)を感動させられる作品を作る猶予をあげよう」。寺山の残された命はいかに。最後に作りたい作品は完成するのか。「死」を感動させるため、また寺山自身も満足するまで、寺山最後の作品を命がけで作ろうとする個性あふれる劇団員たちと共に作り上げた作品とは。

◆香取慎吾、寺山修司役に初挑戦

今作の演出には、ウエストエンド、ブロードウェイ、日本とさまざまな国で活躍してきたデヴィッド・ルヴォー。主演は、寺山修司役初挑戦となる香取に決定した。2人は初顔合わせとなる。

出演にあたり、香取は「デヴィッド・ルヴォーさんが奏でる寺山修司に、僕の今をぶつけます」とコメント。「熱いキャバレーになりそうです。心燃やして参加します」と意気込みを語っている。

◆成河・伊礼彼方ら共演者も発表

香取慎吾、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(提供写真)
香取慎吾、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(提供写真)
また共演者には、成河、伊礼彼方、村川絵梨、平間壮一、凪七瑠海(宝塚歌劇団)など、様々な舞台で活躍する役者が揃った。

そしてこの斬新な切り口の物語を新進気鋭の劇作家・池田亮が書き下ろした。「あしたのジョー」他、寺山修司による作詞の楽曲を数多く交えて、生演奏でオリジナル音楽劇として届ける。また豪華出演者が担う寺山劇団員によるパフォーマンス、寺山の「いたずら心」「遊び心」も見え隠れする本は、この作品の見所の1つ。これまでに見たことのない華麗なる“寺山修司音”となっている。(modelpress編集部)

◆デヴィッド・ルヴォーコメント  

「どんな鳥だって想像力より高く飛ぶことはできないだろう」-寺山修司

この作品は、寺山を「再現」することが目的ではありません。それは誰であれ、不可能な事だと思います。イギリスの演出家なら尚のこと、無理でしょう。寺山修司は社会的、または身体的な「のけ者たち」を作品の中心に据えていました。そんな彼は、今の世界をどう思うだろうか?彼の眩しいほどの想像力の灯火は、嵐のような現代において、どれほど奇妙で、滑稽で、とんでもない美しさを我々に見せてくれるのだろうか?このプロジェクトが提案された時、自分にはやらないという選択肢はありませんでした。

◆香取慎吾コメント

死を迎える寺山修司を演じます。デヴィッド・ルヴォーさんが奏でる寺山修司に、僕の今をぶつけます。熱いキャバレーになりそうです。心燃やして参加します。

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