齊藤工発案「移動映画館」熊本で6年ぶり開催 一青窈が“ファンサービス全開”圧巻ライブ<cinema bird in 熊本小国 2023>


【モデルプレス=2023/09/24】俳優で映画監督も務める齊藤工が発案したプロジェクト移動式映画館「cinema bird(シネマバード)」が23日、熊本県⼩国町・学びやの⾥にて「cinema bird in 熊本小国 2023」を開催。「cinema bird」を熊本県で実施するのは、「cinema bird in 熊本2017」(熊本県⼭⿅市)以来約6年ぶりとなった。

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
◆発起人・齊藤工「cinema bird」への思い語る

斎藤工「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
斎藤工「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
第12弾となった「cinema bird in 熊本小国 2023」は、公衆衛生の礎を築いた北里柴三郎が生まれ育った地で医療従事者の皆様を招待し、開催。「cinema bird」実行委員会は、これからも多くの困難が起こり得る未来に向けて、北里柴三郎の感染症と戦う信念を基に「人類は必ずその試練を乗り越えていける」と信じるとともに、そこに立ち向かう医療従事者の皆様へ、新たな明るい未来への扉を「劇場体験」を通じて開きたいと考えたという。

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
今回の開催にあたり、発起人である齊藤は「今までは被災地を中心に、海辺や体育館、お寺など、⾊々な場所を1日だけ映画館にして、体験型のエンターテインメントを届けてきた。ですがここ数年、新型コロナウイルスの影響で世の中の流れが変わった。そして、医療従事者や航空従事者の方など、世の中のインフラを⽀えている⽅へこそ、心のインフラであるエンタメが届いてないのではないかと思い、そういった⽅々を招待し、時代に合わせた空間を作ってきました」とイベントへの想いを告白。「本日実施に⾄ったここ北里の⽅々も、イベントに⾜を運んでくださったこともある。今回、偉大な功績を残された北里柴三郎さんのお膝元で、小国の皆さんとイベントを⼀緒に作ることができたことは、必然のように感じています」と語った。

◆一青窈、来場者と一体になりパフォーマンス

一青窈「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
一青窈「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
そして、ウェルカムソングは桜井まみと古賀小由実が担当。ウクレレの軽やかな音色と透明感ある歌声で来場者を迎えた。スペシャルゲストによるライブには一青窈が登場。米同時多発テロ(2001年)に着想を得て自ら作詞したことで知られている代表曲「ハナミズキ」とデビュー曲「もらい泣き」を熱唱し、圧巻の歌声で来場者を⼀気に引き込んだ。

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
ライブの途中には客席に降り⽴ち、来場者と⼀体化となりパフォーマンス。ファンサービス全開のステージに、来場者は歓喜に包まれた。さらに、バンドメンバーは、齊藤率いる「cinema birds(豪起、古賀小由実、齊藤)」が担当。齊藤が奏でるアコースティックギターによる歌唱も「cinema bird」ならではのものだ。

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
齊藤は「一青さんは3回出演していただいている。実は今回、いろいろな事態があり…急遽駆けつけてくれた救世主なんです。また、(3年前に実施した)ドライブインシアターの時も、コロナ禍でお客さんとの距離を取らなければいけなかった。でも、今回みたいに一青さんが客席を練り歩いてくれて。いつも一青窈さんが⼈を繋いでくれるんです」と伝えた。

そして一青は「呼んでいただき、この地にこれて感謝してます。(前に出演していた)皆さんが場を温めててくれたので、とても歌いやすかったです」とメッセージ。その後も「cinema birds」によるライブが続き、夕暮れに差し掛かった会場は、「cinema bird」らしい優しい空気に包まれた。

◆お笑いライブも開催 永野・ミラクルひかる・からし蓮根が盛り上げる

からし蓮根「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
からし蓮根「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
お笑いライブには「『cinema bird』常連で“孤高の芸人”と呼ばれる永野や、ものまね芸⼈のミラクルひかるが登場。そして「cinema bird」初登場で熊本県出身のからし蓮根が登場。特にツッコミ担当の杉本青空は、開催地である⼩国町出身だ。

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
地元でのイベント出演に「実家もすぐ近くで、この場所にも遊びに来ていた思い出の場所。今日は小国町の全人口が集まってくれた」と、ボケを交えてコメントした。

◆齊藤工「本当に感謝しています」とメッセージ

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
また、今回上映した映画は、福岡市にある高取保育園を舞台にした食育ドキュメンタリー『いただきます1 みそをつくるこどもたち』と、齊藤が企画・脚本と声優を務め、世界の子ども達のために作られたクレイアニメーション『映画の妖精 フィルとムー』の2本。家族連れが多かったこともあり、子育てを題材にした作品の上映は来場者の関心を引いた。

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
そしてイベントの終盤には、今回のイベントに縁のある、近代日本医学の⽗にして、血清療法のパイオニア・北里博士のひ孫であり、その功績を讃える「北里柴三郎記念館」の館長も務める北郷英郎氏が登壇。「長年の夢が叶った。今年は(柴三郎)生誕170周年で、来年は紙幣になる特別な年。町の方々も2⽇程前から設営に携わっていただき感謝している。この素晴らしい天気をくれたのも柴三郎なんじゃないかと思っています」と謝意を述べた。

「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
「cinema bird in 熊本小国 2023」の様子(提供写真)
最後に齊藤は「⾒えないところでしてくれてる努力が、この素晴らしいイベントにつながってる。小国町の⽅々も⼀緒に空間を作ってくれて、こちらがいただくものが多かった。本当に感謝しています」とイベントを締め括った。(modelpress編集部)

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