瀬戸康史、声優初挑戦 林遣都ら「アリスとテレスのまぼろし工場」追加キャスト発表


【モデルプレス=2023/07/13】俳優の瀬戸康史と林遣都が、9月15日公開の劇場アニメーション映画『アリスとテレスのまぼろし工場』で声優を務めることが決定。瀬戸は、本作が声優初挑戦となる。

瀬戸康史、林遣都(C)新見伏製鐵保存会
瀬戸康史、林遣都(C)新見伏製鐵保存会
◆岡田麿里最新作「アリスとテレスのまぼろし工場」

「アリスとテレスのまぼろし工場」ティザーポスター(C)新見伏製鐵保存会
「アリスとテレスのまぼろし工場」ティザーポスター(C)新見伏製鐵保存会
大人も泣けるアニメとして300万人の心を動かし、ヒットを記録した「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などアニメに馴染みのない人たちの心も掴む脚本家であり、監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里監督最新作。岡田監督の魅力が100%詰まったMAPPA初のオリジナル劇場アニメーション『アリスとテレスのまぼろし工場』。

主題歌は、作品世界に惚れ込んだ中島みゆきが初のアニメーション映画への書き下ろし楽曲「心音(しんおん)」を提供。これまでの映画とアニメーションの既成概念と常識を完全に破壊し、ここから新たな未来を創り上げるエポックメイキングな作品が誕生した。

主人公・菊入正宗役を「呪術廻戦」虎杖悠仁役の榎木淳弥、正宗の同級生・佐上睦実役を「SSSS.GRIDMAN」新条アカネ役の上田麗奈、謎の少女・五実役を「リコリス・リコイル」クルミ役の久野美咲が演じる。

◆瀬戸康史&林遣都「アリスとテレスのまぼろし工場」出演決定

菊入昭宗「アリスとテレスのまぼろし工場」(C)新見伏製鐵保存会
菊入昭宗「アリスとテレスのまぼろし工場」(C)新見伏製鐵保存会
この度発表された追加キャストは、主人公・正宗の父親で、製鉄所に勤める菊入昭宗役として、瀬戸。同じく製鉄所に勤め、何かと正宗を気にかける叔父・菊入時宗役として林が決定した。

本作が声優初挑戦となる瀬戸は、大のアニメーション好きでも知られているが、本作の声優に決定した時のことを振り返り、「とても嬉しかったです。声優を務めるのは初めてなので『まさか自分が?』と思いましたし、MAPPA作品で、そして監督は岡田麿里さんですから、興奮しました」と、MAPPA愛と、彼に多大な影響を与えた作品を産んできた岡田麿里の作品に携わることに、興奮冷めやらぬ様子で喜びを語った。

初めてのアフレコについては、「友人の入野自由(いりの・みゆ)に『声優をやることになったときは、何に気にすればいい?』と聞いたところ、『変に声を作ろうとしない方がいいんじゃないかな』というアドバイスをもらい、変に作り込まずに、あまり飾らずにやれたらいいなと思いました」と、演技に臨んだことを明かした。

菊入時宗「アリスとテレスのまぼろし工場」(C)新見伏製鐵保存会
菊入時宗「アリスとテレスのまぼろし工場」(C)新見伏製鐵保存会
『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』(2016)の藍神役に続いて、声優として2作目に挑んだ林は、「声のお仕事は、またいつかチャレンジしたいなという思いがあったため、とても嬉しかったです」と再びアニメの声優の機会が巡ってきたことを喜んだ。役を演じる上で考えたことについては、「岡田監督ともお話させていただいて、イメージをつかんでいきました。時宗は、自分の思いや、この世界に対する考えや価値観、あとは大切な人たちに対する感情など、ふさぎこみながら生きてきた男なのかなというイメージを持って演じました」と、捉えどころが難しい役について監督とも話をしながら丁寧にアプローチして作りあげていったという。

◆瀬戸康史&林遣都、岡田麿里監督から絶賛

岡田監督は、本作が初声優となる瀬戸の演技に対して、「飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗!声優経験がないというのが信じられません」と絶賛し、林については「低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした!」と、演技の完成度の高さに太鼓判を押した。

変化を禁じられた町で退屈を持て余す正宗を見守りながらも、それぞれに誰にも言えない秘密、封じていた気持ちを抱えている父親の昭宗と叔父の時宗。二人がどのように演じているのか。

また、正宗の同級生の友達・笹倉大輔役に八代拓、新田篤史役に畠中祐、仙波康成役に小林大紀、睦実が学校で一緒にいる友達・園部裕子役に齋藤彩夏、原陽菜役に河瀬茉希、安見玲奈役に藤井ゆきよ、町にある見伏神社代々の社家で、睦実の義理の父親でもある製鉄所従業員・佐上衛役に佐藤せつじが決定している。(modelpress編集部)

◆岡田麿里監督コメント

・昭宗役/瀬戸康史について

昭宗というキャラクターを、第一声からばっちり掴んでいただいていました。飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗!そしてなにより、アニメの絵に乗った時に自然になるお芝居をしてくださって驚きました。声優経験がないというのが信じられません。

・時宗役/林遣都について

低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした!何度もくりかえし挑戦していただいて、その真摯さにも感動しました。

◆ストーリー

突然起こった製鉄所の爆発事故により全ての出口を失い、時まで止まってしまった町で暮らす中学三年生の正宗。いつか元に戻れるように、住人たちは変化を禁じられ鬱屈した日々を過ごす中、謎めいた同級生の睦実に導かれ、製鉄所の第五高炉へと足を踏み入れる。そこにいたのは喋ることのできない、野生の狼のような少女ー。二人の少女と正宗との出会いが世界の均衡を崩していき、日常に飽きた少年少女たちの、止められない<恋する衝動>が世界を壊し始めるー。

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