“上半期で映画4作出演” 奥平大兼、衝撃デビュー後にぶつかった壁と解決方法 心に残った言葉明かす<「君は放課後インソムニア」インタビュー>


【モデルプレス=2023/06/23】初めてのオーディションで大抜擢され、デビュー作にて脅威の新人賞4冠を達成した若手俳優・奥平大兼(おくだいら・だいけん/19)にモデルプレスがインタビュー。映画『君は放課後インソムニア』(6月23日公開)でW主演を務める女優の森七菜との撮影秘話をはじめ、俳優業の魅力や“夢を叶える秘訣”について語ってもらった。

奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
◆森七菜&奥平大兼W主演「君は放課後インソムニア」

「君は放課後インソムニア」森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
「君は放課後インソムニア」森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
2019年より『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載中の『君は放課後インソムニア』は、『富士山さんは思春期』、『猫のお寺の知恩さん』で一瞬のきらめきのような思春期を描いた青春漫画の旗手・オジロマコトが手掛け、現在コミックスは第12集まで刊行。4月からはテレビアニメも放送されている。

そしてこの度、森と奥平によるW主演で実写映画化。不眠症に悩む女子高生の曲伊咲(まがり・いさき)役を森、そして同じく不眠症に悩む男子高生・中見丸太(なかみ・がんた)役を奥平が演じる。

◆奥平大兼、実写映画撮影中の森七菜との思い出

森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
― 実写映画作品で不眠症の高校生・中見丸太役を演じられましたが、一番意識したことを教えてください。

奥平:丸太を演じるにおいて丸太を意識したのはもちろんですが、一番は作品の雰囲気や空気感をそのまま出せるように意識しました。やはり作品の良いところはそのまま実写にも出せたら良いなと思ったので、そこは一番意識したことかもしれません。

― W主演となる森さんの印象は?理由も教えてください。

奥平:すごくナチュラルにお芝居をする女優さんだなと、思います。良い意味で台本に忠実ではなく、その場の雰囲気などを感じてお芝居をする方だと思うので、一緒にお芝居をしていて楽しいですし、ワクワクさせてくれるのでそれがとても良いところだなと思いました。

森七菜 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
森七菜 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
― 森さんとの忘れられない印象的なエピソードを教えてください。

奥平:劇中で、花火を2人で見るシーンがあるのですが、それが忘れられないです。花火自体が、コロナの影響で見るのが2、3年ぶりくらいだったので、その感動もありましたし、実際に花火が打ち上がっている時に撮影したので、スタッフさん達は時間とタイミングが合わせるのが難しく、大変な撮影ではありましたが、一番の思い出です。

◆“新進気鋭の新人”奥平大兼、俳優業の魅力を語る

森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
― 2023年は「あつい胸さわぎ」「映画ネメシス 黄金螺旋の謎」「ヴィレッジ」とすでに3作が公開され、今回4作目「君は放課後インソムニア」が公開となります。怒涛な撮影の日々かと思われますが、それでも俳優を続けようと思う俳優業の魅力を教えてください。

奥平:お芝居をするのがとても好きで、楽しいのは勿論なのですが、僕は一度一緒にお仕事をした方と、もう一度別の作品でお会いできるというのがとても好きで、演者に限らずスタッフさんなどと、また一緒にできたり、会えたりするのがモチベーションの一部です。

― デビューから多数の作品に出演されていますが、これまでに共演された方からの心に残った言葉はありますか?

奥平:ちょっと、別角度の答えになっちゃうかもしれませんが、共演者の方々に「この前出てた映画見たよ!」と言ってもらえるのが一番嬉しいですし、心に残ります。自分が出演した作品を見て頂けるというのが、嬉しいですし、頑張ろうと思えるので心に残ります。

― デビューから数年経ち、成長を実感するタイミングはありますか?

奥平:正直あまり、自分が成長してるとは思えないです(笑)。役者さんは、同じことを毎回やることはほぼなく、毎回違う役や芝居をすると思うので、僕はあまり成長してるなと実感することはありません。ただ周りの方々から言っていただけると、少ししてるのかもと実感することはあるかもしれません。

◆奥平大兼が悲しみを乗り越えた方法

奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
― モデルプレスの読者には今、不安を抱えている方もいらっしゃいます。奥平さんが、これまでの俳優業で壁にぶつかった経験があれば教えてください。

奥平:僕は年に2回ぐらい壁にぶつかるので、今まで何回か壁にはぶつかってきました。やはり作品に入る前が一番色々考えて、前が見えなくなることが多いです。

― その悲しみをどのように乗り越えましたか?

奥平:その度に作品中の監督や、今までお世話になった監督などに相談して解決してきました。僕も監督のことを信頼してますし、監督は僕のことを少なくとも一緒に仕事をしたことがある分、もしくはしてるからこそ知ってくれているので、とても親身に聞いていただけて、とても感謝しています。

◆奥平大兼の“夢を叶える秘訣”

― では最後に、話題作出演が絶えず、夢を叶え続ける奥平さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

奥平:あまり夢を叶えられている実感はないのですが、僕は一期一会で出会った方が大好きなので、これからも人との出会いは大切にしていきたいです。

― 奥平さんの今の夢は?

奥平:夢は、一度一緒にお仕事をした、演者の方やスタッフさんともう一度お仕事をすることです。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆奥平大兼(おくだいら・だいけん)プロフィール

奥平大兼 (提供写真)
奥平大兼 (提供写真)
出身地:東京都
誕生日:2003年9月20日
身長:173cm

初めてのオーディションで大抜擢され、映画『MOTHER マザー』(2020年)で俳優としてデビュー。同作にて『第44回 日本アカデミー賞新人俳優賞受賞』『第63回 ブルーリボン賞新人賞受賞』『第94回 キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞受賞』『第30回 日本映画批評家大賞 新人男優賞受賞』と4冠を達成。落ち着いた雰囲気と、どことなくあどけないオーラを併せ持っている今注目の若手俳優であり、近年では話題作出演が絶えない。7月15日スタートの日本テレビ系新土曜ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(毎週土曜よる10時~)への出演が待機している。

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