森七菜、実写化作品出演へのプレッシャーと覚悟「自分の機嫌は自分で取る」大切にしている時間も明かす<「君は放課後インソムニア」インタビュー>


【モデルプレス=2023/06/03】モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」で2023年6月のカバーモデルを務めたのは、映画『君は放課後インソムニア』の公開を6月23日に控える女優の森七菜(もり・なな/21)。原作ファンだったという彼女が、今作の役作りで意識していたこととは?ともにW主演を務める奥平大兼との撮影秘話や、“夢を叶える秘訣”についても語ってくれた。

モデルプレスのインタビューに応じた森七菜(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じた森七菜(C)モデルプレス
◆森七菜&奥平大兼W主演「君は放課後インソムニア」

「君は放課後インソムニア」ポスタービジュアル(C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
「君は放課後インソムニア」ポスタービジュアル(C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
2019年より『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載中の『君は放課後インソムニア』は、『富士山さんは思春期』、『猫のお寺の知恩さん』で一瞬のきらめきのような思春期を描いた青春漫画の旗手・オジロマコトが手掛け、現在コミックスは第12集まで刊行。4月からはテレビアニメも放送されている。

そしてこの度、森と奥平によるW主演で実写映画化。不眠症に悩む女子高生の曲伊咲(まがり・いさき)役を森、そして同じく不眠症に悩む男子高生・中見丸太(なかみ・がんた)役を奥平が演じる。

◆森七菜、プレッシャー解消した方法とは

森七菜(C)モデルプレス
森七菜(C)モデルプレス
― 本作出演決定時には「学生時代から原作のファンだった」とコメントされていましたが、改めてオファーを受けた際の心境を教えてください。

森:最初にお話を聞いたときは「本当に私で良いのかな」と驚きました。ファンだからこその不安や、緊張する部分もあるのですが、「やってみないと後から後悔する」と思ったので、オファーを受けることを決意しました。

― ファンだからこそのプレッシャーや不安は、どのように解消していったのでしょうか?

森:好きだからこそ客観的に見すぎてしまうときがあったので、自分がこの漫画を好きとか、この物語を好きということを1回忘れた時間がありました。

それに、ファンの方が既にいらっしゃる物語なので、自分で作り出すだけではなく、皆さんが思う“伊咲”というキャラクターを再現しなければいけないというのは、普段のお芝居とは違う難しさがあったなと思います。

森七菜(C)モデルプレス
森七菜(C)モデルプレス
― “伊咲”というキャラクターを再現する上で、こだわった部分はありますか?

森:漫画のコマからちょっとした仕草を持ってきたり、気持ちを作る上でも「伊咲の上にみんながいる」ということを忘れないようにしたりしていました。

あとは、私を含めて既に高校を卒業しているメンバーが多かったので、みんなで思い切り楽しみながら学生の空気感が出せるように「高校生らしさ」も大切にしていて。私自身も自分の学生時代を思い出しながら演じていたのですが、あくまで“森七菜”ではなく“伊咲”としての感情が出るようにすることも、常に心掛けていました。

◆森七菜、“2度目の共演” 奥平大兼との撮影秘話

森七菜(C)モデルプレス
森七菜(C)モデルプレス
― 奥平さんとは今作で2度目の共演ということですが、伊咲と丸太の空気感を作る上で意識したことはありますか?

森:前回共演したときはあまりお話する機会がなかったこともあり、奥平くんはクールな印象が強かったんです。でも、今作は高校生役ということもあり、撮影の合間も生徒役のみんなでずっと喋っていたので、伊咲と丸太の空気感も自然と作ることができました。

それに、奥平さんは思いっきり笑ってくださる方なんです。生徒役の6人でよくしょうもないゲームをしていたのですが(笑)、みんなで童心に帰って思い切り笑いながら高校生を楽しんだことで、等身大の高校生の雰囲気を出すことができたのかなと思います。

森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
森七菜、奥平大兼 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
― 撮影現場の空気感が作品にも表れているんですね。今作を通して、森さんが伝えたいメッセージがあれば教えてください。

森:『君は放課後インソムニア』は、皆さんのこれまでの夏に起こり得たかもしれない出来事ですし、学生の皆さんにとってはこれからの夏に起こるかもしれない物語です。友達や家族、先輩後輩など様々な人との関係も出てくるので、どこかに自分を当てはめられるんじゃないかなと思います。是非大人の方にも見ていただきたいです!

◆森七菜が悲しみを乗り越えた方法

森七菜(C)モデルプレス
森七菜(C)モデルプレス
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、森さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えた方法」を教えてください。

森:私はたとえ不安な気持ちがあったとしても、自分の中でどうにかしてしまうことが多いです。悩みは時間が解決してくれたりするので、できるだけ楽しい時間で埋めることで乗り越えています。

森七菜(C)モデルプレス
森七菜(C)モデルプレス
― 最近はどんなことがリフレッシュに繋がっていますか?

森:「自分の機嫌は自分で取る」ということを大切にしているので、1人で焼肉屋さんへ行ってたくさんお肉を食べたり、チーズがたっぷり乗っている大きなピザを買って帰って、1人で食べたりしています(笑)。そう考えると、食べることがリフレッシュに繋がることは多いかもしれません。

◆森七菜の夢を叶える秘訣

森七菜(C)モデルプレス
森七菜(C)モデルプレス
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者へ向けて、森さんが今思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。2022年2月のインタビューでは「自分の直感を信じてあげること」とおっしゃっていました。

森:「好きを大事にすること」ですかね。私は「『君は放課後インソムニア』が好き」と胸を張って言っていたら今回こうして夢を叶えることができたので、“好き”という思いを発信していくことは本当に大切だなと思います。

森七菜 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
森七菜 (C)オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会
― 今後発信していきたいことはありますか?

森:今は新しく始めたことや発信したいことは見つかっていなくて、新たな作品や面白いことを探しているところなんです。なので、また出会うことができたらお知らせします!

― 楽しみにしています!貴重なお話ありがとうございました。

(modelpress編集部)

PHOTO:矢沢隆則

◆森七菜(もり・なな)プロフィール

森七菜(C)モデルプレス
森七菜(C)モデルプレス
2001年8月31日生まれ、大分県出身。2016年から芸能活動を開始。2019年1月クールに放送された同局系ドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』の演技と、新海誠監督映画『天気の子』のヒロイン役声優で一躍脚光を浴びる。2020年、NHK連続テレビ小説『エール』でヒロインの妹役を演じ、TBS系ドラマ『この恋あたためますか』で連続ドラマ初主演。映画『ラストレター』の演技で、第44回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。歌手としても活動しており、CMで披露したホフディランの「スマイル」のカバーも話題に。2023年7月期にはフジテレビ系月9ドラマ『真夏のシンデレラ』で俳優の間宮祥太朗とW主演を務めることも決定している。

モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」2023年6月表紙/森七菜(C)モデルプレス
モデルプレスのオリジナル企画「今月のカバーモデル」2023年6月表紙/森七菜(C)モデルプレス


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