松岡茉優&窪田正孝、初共演でW主演 愛と反撃の映画「愛にイナズマ」第1弾キャスト発表


【モデルプレス=2023/04/25】女優の松岡茉優と、俳優の窪田正孝がW主演を務める映画「愛にイナズマ」が2023年秋より全国公開されることが決定。併せて、本作の第1弾キャストが解禁となった。

(上段左から)松岡茉優、窪田正孝(下段左から)池松壮亮、佐藤浩市、若葉竜也(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
(上段左から)松岡茉優、窪田正孝(下段左から)池松壮亮、佐藤浩市、若葉竜也(C)2023「愛にイナズマ」製作委員会
◆松岡茉優&窪田正孝W主演「愛にイナズマ」

石井裕也監督による完全オリジナル脚本で描かれるのは、騙されて夢を全て奪われた花子(松岡)と、空気を読まない正夫(窪田)が、運命的な出会いを果たし、どうしようもないダメダメな家族の力を借りて、嘘と誤魔化しに満ちた社会に反撃を仕掛ける痛快な物語。

誰もが本音を隠し、空気を読み、言いたい事も言えない鬱屈とした社会の中で、大切なものを守るために不器用でも精一杯生きる人々を、愛と希望とユーモアをちりばめながら圧倒的熱量で描き出す。

石井監督は、「舟を編む」(13)を始め、「川の底からこんにちは」(10)、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(17)、「茜色に焼かれる」(21)、 「アジアの天使」(21)などで数々の映画賞を総なめにし、発表する作品が国内外の映画賞で高く評価されてきた。本作はは、今の社会を予見したかのような、明らかに何かが歪んでしまったアフターコロナの世界を舞台に、「理不尽な社会に真っ向から反撃しようと試みる花子と正夫」とそんな中で取り戻していく「家族の絆」を描く、喜劇要素を随所に含ませながら練り上げられた、監督渾身のオリジナル脚本となっている。

◆松岡茉優・窪田正孝ら、出演者発表

主演は、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に3度輝いた松岡と、「ある男」(22)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞したことも記憶に新しい窪田。名実ともに兼ね備えた2人は、共に石井監督作品への初参加となり、そして、本作が初共演となる。夢を奪い返す為に恋より強い共闘関係を結ぶ2人を、ロマンスを交えて演じ上げた。

共演はヒット作「シン・仮面ライダー」(23)で、さらなる新境地を開拓した人気と実力を兼ね備えた池松壮亮と、「葛城事件」(16)で一躍注目を集め、「街の上で」(21)に主演するなど、話題作への出演が途切れることのない若葉竜也が、クセ強めな花子の2人の兄を演じ、日本映画界を代表する名優・佐藤浩市が、どうしようもないダメ親父を演じるという豪華布陣。日本映画界をけん引する俳優陣の火花散る熱演と、高いレベルで繰り広げられるコメディ合戦となっている。

閉塞感に満ちた社会に、痛快な反撃の狼煙(のろし)を上げる花子と正夫。その先には、予想を超えた大きな“愛”が待っていた。石井監督史上最もポップなタッチで描かれる本作は、まさに雷にうたれたような衝撃ととめどない感涙をもたらすだろう。この秋、見たこともない愛と反撃の物語が爆誕する。(modelpress編集部)

◆石井裕也監督・脚本コメント

この映画の英語タイトルは“Masked Hearts”です。「マスクで覆われた心」という意味です。コロナ禍になって3年、私たちはずっとマスクという仮面を被って生きてきました。それが当たり前の世界だったのです。程度の差があったとしても、みんな本音や嘘をいくつもいくつも仮面の下に隠していたと思います。それをひとつひとつひっぺがして、人が隠し持っている本当のものを見つめていくような、そんな映画を作りたいと思いました。コロナ禍を経験したからこそ作れた、愛と希望に満ち溢れた映画になったと思います。超豪華な俳優たちが時にマスクをし、時に素顔で、全篇いきいきと最高の芝居をしています。特に家族がみんなで集まるシーンは、一流の俳優たちの凄みに圧倒され、撮りながら笑い転げ、本当に幸せでした。

◆松岡茉優コメント

「選択肢の連続への疲労」「正しさって何なのかわからない」世界の状況が変わる前から生きやすくはなかったのにもっと大変になってしまった世の中で、勝ち上がってやるんだ、という花子の全身全霊を、私が止めてなるものかと挑みました。花子と同じく、みんなにめちゃめちゃ愛してもらって、出来上がった作品です。あなたに届きますように。

◆窪田正孝コメント

ぜんぶ世の中が悪い。仕方がない。人も自分も嘘と言い訳でごまかして都合の悪いこともぜんぶ無かったことにする。そんな理不尽に抗う、とある家族の物語です。人は愚かで醜いけど、命は尊く等しく重い。監督の愛と敬意と皮肉が詰まった作品になっていると思います。是非劇場でご覧ください。

◆佐藤浩市コメント

創造をすること、人を愛することは、流れも深さも判らない川を泳ぎ続ける様なものです。石井裕也監督はその2つを同じ高さの目線で語ってくれます。決して泳ぎを止めてはならないと。

◆池松壮亮コメント

布に覆われた哀しみを、悔しさを、やるせなさを、怒りを今この主人公は、あらゆる欺瞞を越えて剥がしていく。社会に隠蔽された心を、消えゆく尊厳を、証明できない存在や愛を、イナズマが照らす。それでも人でありたいと願う憎まれっ娘が、恋人や家族を巻き込んで世にはばかる、明日への逆転反逆ファミリーラブコメディです。どうか、コロナを共に経験し共に生きる誰かの、逆境だらけの誰かの、破れた心にイナズマを。

◆若葉竜也コメント

この映画の「愛にイナズマ」というタイトルに敵う文章がないので、コメントを書くのが恥ずかしくなります。この映画に映るイナズマが嘘みたいに軽薄でヘラヘラした時代にヒビをいれてくれたらいい。この映画に映るイナズマが誰かの一縷の希望になればいい。そんな事を考えながら現場にいました。

◆ストーリー

26歳の折村花子(松岡茉優)は気合いに満ちていた。幼い頃からの夢だった映画監督デビューが目前に控えていたからだ。花子の若い感性をあからさまに馬鹿にし、業界の常識を押しつけてくる年上の助監督には困りものだが、空気は全く読めないがやたら魅力的な舘正夫(窪田正孝)と運命的な出会いを果たし、ようやく人生が輝き出した矢先…。卑劣で無責任なプロデューサーに騙され、花子は全てを失ってしまう。ギャラも貰えず、大切な企画も奪われた。失意のどん底に突き落とされた花子を励ますように正夫が問いかける。

「夢をあきらめるんですか」「そんなワケないでしょ。負けませんよ、私は」

静かに怒りを滾らせ闘うこと誓った花子が頼ったのは、10年以上音信不通だった“どうしようもない父(佐藤浩市)と兄たち(池松壮亮・若葉竜也)”だった。正夫と家族を巻き込んだ花子の思いもよらない反撃が始まる!

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