HKT48卒業の矢吹奈子、涙で語った感謝 “恩人”指原莉乃への思いも「いっぱい褒められたり、いっぱい叱られました」<全文>


【モデルプレス=2023/04/01】HKT48が1日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」を開催。同公演をもってグループを卒業した矢吹がスピーチで思いを語った。<全文>

「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)Mercury
「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)Mercury
◆矢吹奈子、涙で語った感謝

「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)モデルプレス
「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)モデルプレス
ピンクベージュのドレスに身を包みアンコールに登場した矢吹は「ここにいたこと」を歌い上げスピーチへ。マネージャーや周囲のスタッフ、秋元康氏への感謝を述べるとともにゲストとしても出演した指原莉乃について「いっぱい褒められたり、いっぱい叱られましたし、反抗期にはいっぱい喧嘩もしたりして…」と思い出を振り返り「素直に甘えられない私なのにたくさんの愛をありがとうございます。さしこちゃん(指原)は私にとってかけがえのない恩人です」と思いを込めて伝えた。

「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)Mercury
「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)Mercury
そして、福岡、韓国と活動拠点を移すことが多かったことから、家族に「みんなを離れ離れにさせちゃて、韓国に行ってあまり会えなくなっちゃったりして、たくさん寂しい思いをさせたと思う」と思いを馳せつつ「どこにいても応援してくれて私は家族のみんなからの『頑張ってね』という言葉でどんなに辛いときでも頑張ることができました。この10年間支えてくれてありがとう。これからいっぱい恩返しできるように頑張るね」と感謝するとともに呼びかけた。

「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)Mercury
「矢吹奈子 卒業コンサート〜未来への翼〜」(C)Mercury
そんな感謝を伝えていく内に「本当にこれが最後の挨拶なんですね」とHKT48としての最後の挨拶になることへ涙。加入当時について「最初は選抜に選んでいただいているのに握手会に来てくださる方が中々増えなかったり悩んだこともたくさんあった」と吐露した一方で「今こんなにたくさんのみなさんに見守られながら卒業することができて本当に幸せです」と笑顔。「アイドルとして、HKT48としては最後になるんですけど、これからも今までみたいに応援してくださったり遠くから見守っていただけるだけでもすごく嬉しいです」とファンに向けてアイドルとして最後の言葉を投げかけていた。

◆矢吹奈子スピーチ全文

みなさんアンコールありがとうございます。デビューから約10年が経って今日こうして卒業の日を迎えることができました。今までの10年間を振り返ると楽しかったことも辛かったことも全部の思い出が鮮明に蘇ってきて、その思い出の中には、いつでも大切なファンのみなさんやスタッフさん、メンバー、家族がいました。本当にたくさんの方に支えられて、ここまで来ることができたんだなって思います。上手く伝えられるか分からないんですけど、ここで少し感謝の気持ちをお話しするお時間を頂いてもいいですか?

まずはマネージャーさん、運営スタッフのみなさん。こんなにたくさんのメンバーがいる中で、1人ひとりに目を配って困ったときには助けてくださり、いつでもどんな時でも私たちのことを考えて支えてくださって、本当にありがとうございました。そして今、こうして卒業コンサートができているのも、このステージを一から作ってくださっているスタッフのみなさんだったり、構成演出を考えてくださる方々、照明さん、音響さん、カメラマンさん、コンサートの為に動いてくださっている本当にたくさんのスタッフのみなさんのおかげです。本当に感謝しています。次にメイクさん、衣装さん。みなさんのおかげで今もステージに立つことができています。今日も可愛い衣装を着せてくださったり可愛い髪型にしてくださったり、本当にありがとうございました。そして今も着ているこのドレスはずっとお世話になってきたオサレカンパニーの方にお願いして作っていただきました。みなさんどうですか?可愛いですよね。すごく本当に私が着る直前まで作業してくださっていて、忙しい中こんなに素敵なドレスを愛情込めて作ってくださって本当にありがとうございます。

そして秋元先生。私は小学校の頃から AKBが大好きで秋元先生の書かれる歌詞にいつも勇気をもらっていました。卒業する私のために書いてくださった「君はもっとできる」。自分の卒業シングルをいただいたことがとても嬉しく、これからの人生で立ち止まりそうになったとしても、前を向いて進んで行けると思います。秋元先生からいただいた言葉は私の宝物です。本当にありがとうございました。そしてさしこちゃん。いっぱい褒められたり、いっぱい叱られましたし、反抗期にはいっぱい喧嘩もしたりして、私が太ったときにはすぐ「デブ」って叱ってくれたりして、でも全部さしこちゃんの配慮だったんだなってことがわかりました。素直に甘えられない私なのにたくさんの愛をありがとうございます。さしこちゃんは私にとってかけがえのない恩人です。そしてこれからも私はさしこちゃんのTO(トップオタク)です。

そして喧嘩もするけど、たまに「奈子は可愛すぎる」って声をかけてくれてるツンデレな妹、頭が良いから私が頼りにしすぎちゃうけど、どんな時でもやさしく教えてくれるお姉ちゃん。多分私に内緒なんだろうけど、私よりも私のテレビ出演などを知っているめちゃめちゃ奈子オタなお父さん。いつもいっぱい笑顔をくれる、そしていつまでもペアのお母さん。私が小6ときに福岡に引っ越すことになってみんなを離れ離れにさせちゃて、韓国に行ってあまり会えなくなっちゃったりして、たくさん寂しい思いをさせたと思うけど、どこにいても応援してくれて私は家族のみんなからの「頑張ってね」という言葉でどんなに辛いときでも頑張ることができました。この10年間支えてくれてありがとう。これからいっぱい恩返しできるように頑張るね。

そして大好きなメンバーのみんな。一緒に過ごしてきた時間は長いし思い出がありすぎてやっぱり離れるのは寂しいです。お弁当食べるときにいつの間にかメンバーがどんどん集まってきて、円を作って食べたり、公演前に時間がないのに楽屋で人狼ゲームしたりトランプしたり、そんな仲の良いHKTが本当に大好きです。声が出なくなるぐらい笑ったり、辛いときは一緒に泣いたり、しょうもないことで喧嘩したり、みんなと作ってきた思い出は全部宝物で私の青春の全てだなって思います。本当にみんなと出会えて良かったです。これからもずっと一番の親友でいてください。一番がいっぱいになっちゃうんですけど(笑)。

そして最後にファンのみなさん、まず今日会場まで足をお運びいただき、私のHKT48として最後の姿を見届けてくださり本当にありがとうございます。そして今配信でご覧になられているみなさんも本当にありがとうございます。

本当にこれが最後の挨拶なんですね。私はファンのみなさんに本当にたくさんの愛をいただきました。最初は選抜に選んでいただいているのに握手会に来てくださる方が中々増えなかったり悩んだこともたくさんあったけど、今こんなにたくさんのみなさんに見守られながら卒業することができて本当に幸せです。アイドルとして、HKT48としては最後になるんですけど、これからも今までみたいに応援してくださったり遠くから見守っていただけるだけでもすごく嬉しいです。もしかしたらそうじゃなくなる方もいれるかもしれないですが、いつかふと思い出したときに「あのときHKTの奈子を推してて楽しかったな。幸せだったな」と思えてもらえたら良いなって思います。昔から応援して支えてくださったみなさんも、途中からとか、最近好きになってくださったみなさんも、前は応援してたけど今離れちゃったっていう方も私を応援してることを誇りに思ってもらえるようにこれからも人間性を高めてもっともっと成長できるように努力し続けようと思います。長くなりましたがこの10年間本当にたくさんの幸せをありがとうございました。

(modelpress編集部)

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