SUMIRE、境遇に悩んだ過去「今はむしろ家族に感謝」壁を乗り越えた方法語る<「階段下のゴッホ」インタビュー>


【モデルプレス=2022/09/20】20日スタートのTBS深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」4作目となる「階段下のゴッホ」(深夜24時58分~)にて、ドラマ初主演を務めるモデルで女優のSUMIRE(すみれ/27)。“高収入バリキャリ女子”を演じる彼女は自身も順風満帆なキャリアを歩んでいるように思えるが、「両親のことを言われて気にしていた時期もありました。周りにどう見られるのが自分にとって一番良い形なんだろうと、色々悩んでいました」とゆっくりと口を開く。

彼女が過去に感じていた悩みから乗り越えた方法とは?そして本作の見どころや再共演となった俳優の神尾楓珠についてモデルプレスのインタビューで語った。

SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
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◆SUMIRE主演ドラマ「階段下のゴッホ」

SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
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本作は、自分のやりたいことや信じたこと、夢を諦めない現代人に送るドラマ。生きやすいようで生きにくい令和の時代を闊歩する女性たちにエールを送る。

SUMIREが演じるのは、美人、勤勉、成績優秀。大手化粧品メーカーに勤め人望厚き働き盛りの30歳、年収1000万円超えの“高収入バリキャリ女子”である主人公の鏑木都。そんな彼女はとある絵画に出会ったことで一念発起し、画家になるという夢を叶えるべく東京藝術大学を目指すこととなる。

神尾は都が入学した美術予備校で出会った6歳下のミステリアスな浪人生・平真太郎を演じる。そのほか、朝井大智、田辺桃子、石川瑠華らが出演する。

◆SUMIRE、初主演にかけた想い・役の見どころ語る

SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
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― まず、本作への出演が決まった時の気持ちを改めてお聞かせください。

SUMIRE:今回初主演の作品となりとても嬉しい気持ちと、主演としての役割が務まるのかと少し不安もありました。ですが、チャレンジ精神のほうが勝り、楽しく撮影することができました。

― ご自身の役の見どころを教えてください。

SUMIRE:私が演じた鏑木都は、仕事が忙しいながらも自分の夢である絵画に向き合うことを楽しんで両立しています。大人な一面だけでなく人間味もあり、一人の女性としての魅力が見えるシーンが沢山あるので、そこにも注目して見ていただけたら嬉しいです。

― 都を演じてみてどんなところに共感しましたか?

SUMIRE:家族や友達を大事にしていきたいという私が大切にしている思いと、人に尽くすという都の内面が重なる部分があり、その部分を尊重して役作りをしていました。都は、仕事と趣味をメリハリをもって切り替えられる人ですが、私も趣味で絵を描いたりすると、仕事との切り替えができたりするので、都と重なる部分も多かったと思います。

◆SUMIRE、これまでのイメージを「良い意味で覆す」作品に

SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
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― 都を演じてみて、これまでの作品との心境の違いはありますか?

SUMIRE:とてもありがたいことに、今までの作品は私のイメージに沿った役柄が多かったです。でも今回は今までに演じたことのないような役柄で世間から抱かれている自分のイメージとはもしかすると逆かなと思うので、こういう一面もあるんだと知ってもらう良い機会だと感じています。

― 世間からはどういうイメージを持たれていると感じていますか?

SUMIRE:専属モデルとして出させていただいている「装苑」でのクールで物静かそうなイメージを持たれていることが多いのかなと思います。その強いイメージを良い意味で覆すという点でも、都という役をいただけて良かったです。私自身、放送がすごく楽しみです。

◆SUMIRE、神尾楓珠と再共演「信頼しています」

SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
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― 神尾さんとは再共演となりますが、前回からの印象の変化はありますか?

SUMIRE:前回の作品ではあまり会話をする機会がなかったのですが、お互いいろんな現場を積み重ねて久しぶりに会ったので、「すごく大人になっているな、いろんな経験をしているんだろうな」と思いました。楓珠くんは私より年下で物静かではあるけど、周りのことをしっかり見ている人だと思います。シーンについて監督やキャストと話し合っている姿を見て、物事をきちんと伝えられる人だなと思いました。とても信頼しています。

― 神尾さんとは役柄的にも関わりが大きいと思いますが、演技について話し合うことはありましたか?

SUMIRE:楓珠くんと一緒に会話をするシーンが多かったので「ここってこういう言い方するかな?」とお互いの立場を考えて、監督と3人で台詞について話し合ったりしました。そういう空気を楓珠くんが作ってくれていたので、とても伝えやすかったです。

― 撮影の合間にお話はしましたか?

SUMIRE:沢山話すわけではなかったですが、くだらないことをボソッと言ったり(笑)。あとアトリエのシーンではみんな同世代くらいだったので、近況や休みの日に何をしているかなど世間話が多かったです。ほかのキャストさんとも和気あいあいと過ごしていました。

― 撮影現場の明るい雰囲気が伝わってきました。

SUMIRE:楓珠くん以外の共演者の方はこの作品を通して初めてお会いしたのですが、みなさんすごく優しい方ばかりで。誰に対してもみなさん平等に気軽に話されていて、現場の雰囲気はいつも温かいです。それと共に、士気の高い空気を作られる方々ばかりですね。

― では、ドラマの放送を楽しみにされている視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

SUMIRE:今回、仕事と趣味を楽しく両立している鏑木都を演じていますが、日常生活でこう過ごしていたらこういうこともあるな、人間関係ってこういうところでぶつかるよな、と共感できるポイントを見つけていただければ嬉しいです。

◆SUMIREが悲しみを乗り越えた方法

SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
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― 今回SUMIREさんは“高収入バリキャリ女子”を演じられますが、ご自身もモデルや女優として順風満帆なキャリアを歩んでいるように思います。これまでの活動を振り返って壁にぶつかったと感じたことがあれば教えてください。

SUMIRE:もちろん好きで始めた仕事ですが、私の立場や家族の関係などをみなさんに知られてしまう環境ではあるので、両親のことを言われて気にしていた時期もありました。周りにどう見られるのが自分にとって一番良い形なんだろうと、色々悩んだりもしました。仕事や経験を積み重ねないとわからないこともあるので、今はむしろ家族に感謝しているくらい全く悩みはないです。

― 当時は周りからどう見られていると感じていましたか?

SUMIRE:近しい友達は小さい時から私の家族のことを知っていて、かつ普通の家族と違う関係でもあるので「すごいね」という目で見られているような…距離を置かれているな、と感じることがありました。

― 悲しさや悔しさを感じて悩むこともあったと思いますが、そこからどのように乗り越えたのですか?

SUMIRE:誰かが悪いというわけではないですが、自分の家族や職業を気にしないありのままの私自身を見てくれる友達と付き合っていくことで、自然体でいることができました。出来事や経験は違うけれど、周囲から都のような“高収入バリキャリ女子”と思われているような方も「すごいね」という目で見られることも多いと思うので、自分と少し重なる部分がありました。都は都で自分が過ごしやすいように、だからといって差別をするわけではなく誰に対しても温かく関わる人なので、その部分も意識して演じています。

◆SUMIREの夢を叶える秘訣

SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
SUMIRE(C)「階段下のゴッホ」製作委員会
― 最後に、ドラマ初主演を果たすなど夢を叶え続けるSUMIREさんの、夢を叶える秘訣を教えてください。

SUMIRE:夢に近づくポイントは、自分の好きなことを仕事や目標にすぐに繋げようと大胆な一歩を踏み出すのではなく、目標達成のために少しずつ経験を積んでいくことこそが夢に繋がる一歩なのかなと。その過程の中で違うと思ったら違うことをやってみて、それが良いと思ったら追及する。そうやって進んでいくことで、新しい自分も発見できると思います。

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

◆SUMIREプロフィール

1995年生まれ、東京都出身。2014年から現在までハイファッション・モード系の女性向けファッション雑誌「装苑」の専属モデルとして異彩を放つ美しさを発揮。2018年『サラバ静寂』で映画デビュー。2021年公開の映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』ではキーパーソンとなるバーテンダー・スー役を演じるなど、話題の映画・ドラマに出演し確かな印象を残している。

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