小栗旬ら、アジア初の試みに集結「テーマパークに来た感じ」


【小栗旬/モデルプレス=6月27日】2017年春に東京・豊洲にオープンするアジア初の没入型エンターテインメント施設「360°シアター StageAround TOKYO」のこけら落とし公演として、劇団☆新感線の人気演目「髑髏城の七人」が復活することがわかった。1年3か月の間、全て異なるキャスト且つ、脚本・演出も練り直された“花・鳥・風・月”の4シーズンに渡って、それぞれ全く違ったアプローチで上演していく。

劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花の出演者(上段左から:成河、山本耕史、小栗旬、古田新太、下段左から:清野菜名、青木崇高、りょう、近藤芳正)
劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花の出演者(上段左から:成河、山本耕史、小栗旬、古田新太、下段左から:清野菜名、青木崇高、りょう、近藤芳正)
◆「劇団☆新感線」初の超ロングラン公演

同作は、いのうえひでのりによる演出、座付き作家・中島かずきが手掛けた脚本で、1990年に池袋西口公園テントで産声を上げ、初演以降、1997年、2004年、2011年と7年ごとに上演されてきた劇団☆新感線の代表作。今作のように、ひとつの作品で1年以上にわたるロングラン公演は、結成36年を越えた同劇団にとっても初めてである。

また、1300人以上もの観客を乗せて360°回転する円形の客席を劇場中央に配置し、その周囲をステージとスクリーンがぐるりと取り囲む同劇場。この劇場システムの導入は、オランダに次いで世界で2番目、アジアでは初のオープンとなる。

◆小栗旬ら豪華俳優陣が集結

そして、演目の決定とともに第1弾のシーズン“花”のキャストも発表。小栗旬、山本耕史、成河、りょう、青木崇高、清野菜名といった個性豊かな顔ぶれが並んだ。

加えて、2003年の『阿修羅城の瞳』以来13年ぶりの参加となる近藤芳正、そして古田新太、河野まさと、逆木圭一郎、村木よし子、礒野慎吾、吉田メタル、保坂エマといったお馴染みの劇団員も集結。約2か月半におよぶ公演に挑む。

IHIステージアラウンド東京・東面パース図
IHIステージアラウンド東京・東面パース図
◆小栗旬「テーマパークに遊びに来た感じ」

2011年に上演された『髑髏城の七人』にも出演していた小栗。「来年の3月から、約3か月の間この劇場に通うので、芝居が生活の一部になる。それがどのような日々になるのかとても楽しみです。それだけ同じ期間一緒に過ごすカンパニーと一つの作品を一から作り上げることも楽しみですね」と胸を躍らせた。

さらに小栗は、斬新な劇場システムに「やろうと思えば、場面転換や暗転がなくても芝居を続けることができるので、お客さんを飽きさせない作品作りがとても豊かにできるのではないかと思います」と期待。「テーマパークに遊びに来た感じで面白い時間を共有してほしいです」と呼びかけた。

◆山本耕史「良いい意味で苦しめられる空間になるのでは」

一方、初めて劇団☆新感線の作品に出演する山本は、「いのうえひでのりさんがどのような演出をされるのか、中島かずきさんが今作のためにどのような脚本を書いてくださるのか、とても楽しみにしております」と告白。

新設される劇場については、「客席が回転する劇場がどんなものなのか…今は想像でしかありませんが、間違いなくクリエイターや役者の好奇心をそそるものですし、同時に良い意味で苦しめられる空間になるのではないでしょうか」とコメント。「しかも85公演!共演者の皆様と力をあわせて最高の作品を創っていけたらと思います」と意気込んだ。

◆古田新太「早く初日にならないかなぁ」

そして、『髑髏城の七人』には1990年の初演から3度目の出演を迎え、「次、おいらが出るときは、バカドクロをやろうなんて思っていたのに、まさか、360度客席が回転する劇場でやることになるなんて」と驚く古田。

「初演のテント小屋で、いや、去年まで、想像もしていなかったですが、この歳で新たな挑戦ができるのは、本当に楽しみです。早く、初日にならないかなぁ!」と逸る思いを口にした。(modelpress編集部)

■小栗旬コメント
この劇場は360°セットやプロジェクターがあるので、やろうと思えば、場面転換や暗転がなくても芝居を続けることができるので、お客さんを飽きさせない作品作りがとても豊かにできるのではないかと思います。『髑髏城の七人』への出演オファーをいただいてからできる限り毎日殺陣の練習をしています。次はもっといろいろ準備をして、殺陣の成果もお見せできるかも…。

来年の3月から、約3か月の間この劇場に通うので、芝居が生活の一部になる。それがどのような日々になるのかとても楽しみです。それだけ同じ期間一緒に過ごすカンパニーと一つの作品を一から作り上げることも楽しみですね。この作品は、(2011年の時も)どの世代の方も観て喜んで帰ってくれるので、今回も老若男女問わず、日本独自の時代活劇を楽しんでいただけると思います。しかも客席は回りますし、テーマパークに遊びに来た感じで面白い時間を共有してほしいです。

■山本耕史コメント
ステージアラウンドのこけら落とし公演である『髑髏城の七人』に出演出来ることを光栄に思います。こけら落としの舞台に立つことは人生に何度も経験で出来ることではないので嬉しいですね。劇団☆新感線の作品に参加させていただくのは今回初めてということもあり、いのうえひでのりさんがどのような演出をされるのか、中島かずきさんが今作のためにどのような脚本を書いてくださるのか、とても楽しみにしております。

360°すべてが舞台で、客席が回転する劇場がどんなものなのか…今は想像でしかありませんが、間違いなくクリエイターや役者の好奇心をそそるものですし、同時に良い意味で苦しめられる空間になるのではないでしょうか。しかも85公演!共演者の皆様と力をあわせて最高の作品を創っていけたらと思います。来年春までにさらに体力をつけなければですね。

■古田新太コメント
『髑髏城の七人』には1990年の初演から3回出演しています。最初はラストシーンも決まってないまま本番迎えるという恐ろしい程のバッタバタでしたし、一作前の出とちりの罰ゲームで始まった作品でした。それから1997年の再演、2004年のアカドクロがありましたが、次、おいらが出るときは、バカドクロをやろうなんて思っていたのに、まさか、360度客席が回転する劇場でやることになるなんて。初演のテント小屋で、いや、去年まで、想像もしていなかったですが、この歳で新たな挑戦ができるのは、本当に楽しみです。早く、初日にならないかなぁ!

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