夏菜・新川優愛・白洲迅「個人差あります」クランクイン 表現力発揮のメインビジュアルも公開


【モデルプレス=2022/07/28】女優の夏菜、新川優愛、俳優の白洲迅がトリプル主演を務める、8月6日スタートの東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『個人差あります』(毎週土曜23時40分~※全8話)がクランクイン。完成したメインビジュアルとともに現場潜入レポートが公開された。

白洲迅、夏菜、新川優愛 (C)東海テレビ
白洲迅、夏菜、新川優愛 (C)東海テレビ
◆夏菜・新川優愛・白洲迅トリプル主演「個人差あります」

白洲迅、新川優愛 (C)東海テレビ
白洲迅、新川優愛 (C)東海テレビ
本作は、「ある日、夫が女性になったら…!?」という突如、性別が変わってしまう「異性化」に翻弄される夫婦の物語。異性化する夫役を夏菜(女性)と白洲(男性)が、二人で一役を演じ、戸惑う妻を新川が演じる。

原作は、「喰う寝るふたり 住むふたり」「モンクロチョウ」などで知られる日暮キノコ「個人差あります(※「ます」は正式には枡記号)」(講談社「週刊モーニング」所載)。突拍子もない設定を通じて多様性に迫る社会派エンターテイメントだ。

◆夏菜・新川優愛、季節外れの寒波の中クランクイン

夏菜、新川優愛 (C)東海テレビ
夏菜、新川優愛 (C)東海テレビ
クランクインは6月中旬。朝早くからの撮影は、この時期には珍しく寒い日でカイロが欲しくなるほど。「寒いねー」と、出産後初の連ドラ出演となる夏菜は、スタッフと談笑。「けっこう太ったけど、割とすぐに戻ったよ」と、産後のエピソードを交えながら、現場を盛り上げている。

一方、ベンチコートをまとった新川も穏やかな表情でスタンバイ。「磯森晶役の夏菜さん、磯森苑子役、新川優愛さんです!」。スタッフが紹介すると、2人は大きな拍手と共に迎えられ、「よろしくお願い致します!」と応えた。

夏菜、新川優愛 (C)東海テレビ
夏菜、新川優愛 (C)東海テレビ
ファーストシーンは、第1話、磯森家の玄関から。自宅で突然倒れ、瀕死の状態から「異性化」で女性の体になった晶(夏菜)が、苑子(新川)に連れられ病院から帰宅するくだり。

新川優愛、夏菜 (C)東海テレビ
新川優愛、夏菜 (C)東海テレビ
さらに、部屋では苑子が晶にブラトップとショートパンツを用意し、「バンザイして」と、メジャーで胸のサイズを測り出す。「ブラなんかいらねーし」と、戸惑う晶。夏菜は今回、“心は男性”という設定で、男言葉で話すセリフや振る舞いが多いが、「男っぽさが大げさな感じにはならないように気を付けています」と語った。

◆白洲迅は早くもクライマックスのシーン?

白洲迅 (C)東海テレビ
白洲迅 (C)東海テレビ
もうひとりの主演、白洲が現場に到着すると、衣装のスーツに着替えて登場。白洲が初めて撮影に挑むのは、冷めた夫婦関係が垣間見えるワンシーン。妻・苑子との夕食中、激しい頭痛に襲われて廊下に倒れる、ドラマ上、最重要かつクライマックスのシーンだ。

「まだワンシーンしか撮ってないけど…」と笑う白洲は、倒れ方を何度も監督と確認して撮影に。その後、救急車で病院に運ばれた晶は瀕死の状態から「異性化」した別人の姿へと変貌を遂げていく。

◆「個人差あります」メインビジュアル完成

夏菜の撮影風景 (C)東海テレビ
夏菜の撮影風景 (C)東海テレビ
「個人差あります」のポスターは、原作の世界観を大切にしつつ、「二人で一役」を演じる夫婦模様とそこはかとなく苦悩を秘めた世界を大胆に描いたもの。キャッチコピーは『夫が女になっても愛せますか?』だ。

当日の撮影スタジオは、カメラセッティングに加えて、鏡が置かれ、不思議な雰囲気。デザイナーは「昔からファンタジーの象徴であり、真実を写し出す道具としても使われる鏡を使い、夫婦の関係性などを表現できれば」と語った。

◆夏菜・新川優愛・白洲迅、鏡越しに表現力発揮

新川優愛の撮影風景 (C)東海テレビ
新川優愛の撮影風景 (C)東海テレビ
最初にメインビジュアル撮影のスタジオに現れたのは、新川。鏡越しに憂いを帯びた表情の苑子を表現し、スタッフも「モノクロにしても素晴らしい美しさ!」と感動。カメラマンが、「もっと鏡越しにカメラを見て」など指示を出すと、新川は的確に表現し、「悩んでいる感じがとてもいいですね」とプロデューサーもベタ褒め。夫の“異性化”で女性の姿になり、その変化を受け入れて夫婦を続ける苑子の心境が垣間見えた撮影だった。

続いて登場したのは、夏菜と白洲。ポイントは、鏡越しに表裏一体となる表現。デザイナーが「夏菜さんと白洲さんの手が合わさってないといけないので…」とレクチャーすると、夏菜と白洲が向き合い、それぞれの手を合わせて撮影する場面も。

白洲迅の撮影風景 (C)東海テレビ
白洲迅の撮影風景 (C)東海テレビ
ポスター撮影の感想を聞かれた夏菜は「鏡を使う撮影と聞いて、珍しいしちょっと不思議な感じでした。現場では(二人一役のため)なかなか白洲くんと一緒になることが無いので、手を合わせたりしてコミュニケーションが取れて楽しかった。どんな仕上がりになっているのかとても楽しみです」と笑顔で話した。(modelpress編集部)

◆「個人差あります」第1話

100円ショップ・リモナの商品企画部で働くサラリーマン、磯森晶(白洲迅)は小説家の妻・苑子(新川優愛)と2人暮らし。一見平穏ではあるものの、どこか冷めた夫婦生活を送っていた。ある日の夜、晶は脳出血で意識不明となり、救急車で病院に運ばれる。手術を受けて意識を取り戻したものの、苑子の前に現れたのは女性姿の晶(夏菜)。なんと、瀕死の状態から蘇生した際に、「異性化」で女性になってしまったのだ。

※異性化…身体の性別が変わってしまう症状。症例は少数で未だ原因は究明されていない。

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