kemio、SNSを“やめられない世代”へ語る向き合い方 アンチコメントは「全部返しています」<モデルプレスインタビュー>


【モデルプレス=2022/07/08】クリエイター、モデル、執筆など、あらゆる側面を持ち活躍し続け、SNS世代から長く支持を集めるkemio(けみお/26)が、幕張メッセにて開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022SPRING/SUMMER」(以下GirlsAward/5月14日開催)に出演。モデルプレスでは舞台裏でkemioにインタビューを実施し、SNSで悩む世代への向き合い方のアドバイス、今年でアメリカ在住6年となる心境などについて聞いた。

モデルプレスのインタビューに応じたkemio(C)モデルプレス
モデルプレスのインタビューに応じたkemio(C)モデルプレス
◆kemio、春夏に注目しているファッション 日本での購入アイテムは?

kemio (C)モデルプレス
kemio (C)モデルプレス
― 素敵なランウェイでした。久々の「GirlsAward」のステージはいかがでしたか?

kemio:最後に「GirlsAward」に出演させていただいたのが2019年なので、すごく久しぶりの出演で、やっぱりなんと言ってもコロナ禍である中、オフラインでこれだけたくさんのお客さんに囲まれながら同じ空間を共有できることもすごく久しぶりだったので楽しかったです。

kemio (C)モデルプレス
kemio (C)モデルプレス
kemio (C)モデルプレス
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― kemioさんが春夏で注目しているファッションを教えてください。

kemio:クロップド丈のTシャツやジーンズに注目していて、なおかつ少しユニークなアイテムを集められたら良いと思っています。

― YouTubeの購入品紹介動画では、“過去最高に高い買い物”として、BALENCIAGAのジャケットを購入されていましたよね。

kemio:そうなんです。頑張りました。

kemio(C)モデルプレス
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― 最近は頑張って購入したものはありますか?

kemio:最近は、あれで頑張り過ぎたので全然買い物してないんですけど(笑)、いつも日本に帰ってくると古着屋さん巡りをよくするので、今回も下北沢やいろんな所に行ってキャラクターの描かれたTシャツの古着などをいろいろ買いました。

◆kemio、アメリカ移住から6年「やっと住んでいる実感が湧いてきました」

― アメリカで暮らし始めて6年ほど経たれると思うのですが、改めて現地での生活を振り返ってみていかがですか?

kemio:今年の10月くらいでやっと6年経ちますが、正直最近やっと住んでいる実感が湧いてきました。今までも住んではいたんですけど、まだ友達が少なかったり、自分の中では英語を話す自分になりきれていなかったりとか、気持ちの面でいろいろとあって。でも、2年程前にロサンゼルスからニューヨークに引っ越して、友達ができたり街に出かけたら知り合いの人に会ったり、普通に暮らしている感覚が出てきたんです。これまでのニューヨークやロサンゼルスに“いる”という感覚から“住んでいる”に変わったんだと思ってすごく嬉しくなりました。

kemio(C)モデルプレス
kemio(C)モデルプレス
― 生まれ育った国で生活することとまた異なる楽しさはありますか?

kemio:アメリカで生活しているときは(自分が)外国人なので、常に毎日がすごく刺激的というか新鮮ですし、いろいろな人種や文化がある国なので毎日が楽しいです。

◆kemio流・SNSとの向き合い方 アンチコメントへの対応方法

― SNSでも様々な発信を行っていますが、SNSの使い方に悩んでいる方に向けて、kemioさん流の向き合い方を教えてください。

kemio:本当は「やめれば良い」と言いたいんですけど、そういうわけにはいかないじゃないですか。やめることはもちろんオプションの1つだと思うんですけど、今僕らの世代やもっと下の世代は学校の中であっても実生活以外、SNS上、インターネット上で繰り広げられるコミュニケーションが結構大きくなってきているので、やらないとは言い切れない部分もあるとは思います。多分SNSの世界はこれからもどんどん広がっていくので、自分とSNSの取り組み方やバランスを今もう一度1人ずつラインを引くというか、見直したら良いんじゃないかと、メンタルヘルスの面でも思います。

kemio(C)モデルプレス
kemio(C)モデルプレス
― kemioさん自身、SNS上でマイナスとも捉えられる声が来ることもありますか?

kemio:僕は多分アンチコメントやすごく攻撃的な文章を送ってくださる方はいないんですけど、たまにあるときには全部返しています。「死ね」や「きもい」などそういうのはどうでもいいんですけど、何かきちんと意見を持って言ってくださっている方だと、僕もなぜそう思うのかが気になるので、「どうしてそう思うんですか?」と普通に聞いちゃいます。

◆kemio、目標は決めない ファンからの言葉に感謝

ギャルピースを決めるkemio(C)モデルプレス
ギャルピースを決めるkemio(C)モデルプレス
― 現在kemioさんはクリエイター、モデル、商品のプロデュースなどあらゆるお仕事をされていますが、今後の目標を教えてください。

kemio:正直本当に全然決めていません。ちょうど4月に新しい本(「ウチらメンタル衛生きちんと守ってかないと普通に土還りそう」)を出させていただいて、そのインタビューの中でも次の目標や夢を聞かれるんですけど、全くそういうものを考えていなかったんです。動画活動やいろいろな活動を始めて多分10年ぐらい経つんですけど、これからは自分でいろいろと考えたり、人と一緒に何かを作ったり、1つのコンテンツを長く楽しんでいただけるような企画を考えてステップアップしていきたいと考えています。

― YouTubeは200万人登録者数を突破して、YouTubeを開始する前はvineでも人気を集めていたkemioさんですが、トレンドや発信するプラットフォームが変化していく中でも長く人気を集め続ける秘訣はありますか?

kemio:え~わからないです…。本当に無いですね。でも、だからこそいつも応援してくださる方や見てくださる方にはすごく感謝の気持ちがいっぱいで。よくイベントでファンの皆さんが「私が初めてVineを見たときは小学生だったけど、今大学生なった」など言ってくださるんですが、皆が一緒に成長しているような感覚なので、これだけ長くできているのは嬉しいです。

◆kemioの語る夢を叶える秘訣

kemio(C)モデルプレス
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― 最後に夢を叶えている最中のモデルプレス読者に向けて、kemioさんの思う夢を叶える秘訣のアドバイスをお願いします。

kemio:いろいろなことを経験することだと思います。何か夢の目標を立てることももちろん大事ですけど、普段生活していて好きなことや気になることなど、何でも経験することによって人間は柔軟に動けるようになっていって、気持ちの面でもすごく高まってくるはずだと思うんです。「夢どうしよう?」と想像することも大事なんですけど、家の外に出ていろいろなことを経験するだけで自信もどんどん湧いてきて良い方向に行くと思うので、家の外に出ることと、経験をいっぱいすることが秘訣です。あとは(叶えたいことを)口に出して、周りの文句言ってくる奴は全員無視で良いと思います!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆kemioプロフィール

kemio(C)モデルプレス
kemio(C)モデルプレス
1995年10月16日生まれ。ニューヨーク在住。YouTube、Instagram、Twitterなどで発信するクリエイター。高校時代に動画アプリ・Vineで発信した投稿で注目を集め、2016年末に生活拠点をアメリカへ。卓越したワードセンスで繰り出す「あげみざわ」など独自の語彙も話題に。モデル、発信者として世界を股にかけ活躍する。4月にはYouTubeの登録者数が200万人を突破した。



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