新作BLドラマ続々発表特撮＆2.5次元出身俳優が勢揃いと話題＜まとめ＞

2022-06-14 13:01

【モデルプレス＝2022/06/14】ボーイズラブ（BL）をテーマにしたドラマが相次いで発表。合わせてキャストの共通点に注目が集まっている。ここでは、現在発表されているBLドラマをまとめて紹介する。

（左上から時計回りに）武田航平、瀬戸利樹、松岡広大、中尾暢樹、内藤秀一郎、木村達成（C）モデルプレス

◆武田航平＆木村達成「オールドファッションカップケーキ」

「オールドファッションカップケーキ」キービジュアル（左から）武田航平、木村達成（C）2022佐岸左岸／大洋図書／「オールドファッションカップケーキ」製作委員会

まず、「オールドファッションカップケーキ」（FOD・Rakuten TVにて6月13日正午より＃1と＃2が配信、以降毎週月曜0時に最新話が配信　1話はフジテレビ関東ローカルでも放送）を紹介。

佐岸左岸氏の人気コミックを実写化した今作は、アラフォー癒し系イケメン上司とアラサーツンデレ部下によるサラリーマン純愛オフィスラブストーリー。年の差10歳のふたりがスイーツ巡りをきっかけに距離を縮めていく様子を丁寧に描き、シリーズ累計50万部を突破した。

武田航平が、出世欲も恋愛願望もないが女性社員たちの母性本能をくすぐる癒し系イケメンキャラの野末、木村達成がそんな野末に恋心を抱き、スイーツ巡りに誘い出す、ちょっと不愛想だが優秀な部下の外川を演じる。

◆内藤秀一郎＆瀬戸利樹「先輩、断じて恋では！」

続いて、KADOKAWAによるBLに特化したドラマレーベル「トゥンク」の作品を放送するMBSドラマシャワーでは、「先輩、断じて恋では！」（毎週木曜深夜1時29分～／6月16日から）がスタート。

同枠は、MBSにおける1年限定の放送新枠で、第1弾作品の曽田陵介＆lol-エルオーエル-の佐藤友祐による「不幸くんはキスするしかない！」も大きな話題に。

晴川シンタ氏による原作コミックを実写化した「先輩、断じて恋では！」は、アンマッチなふたりが繰り広げるオフィスBLコメディ。内藤秀一郎がCGデザイナーとして優秀で経験豊富であり、誰にでも人当たりが良く、周りからは「チャラい」と言われがちな先輩・柳瀬淳役を、瀬戸利樹が柳瀬の勤める会社に新人として入社してきた、無表情で不愛想な子、と思いきや本当はピュアで照れ屋過ぎる後輩・金田優希役を演じる。

◆草川拓弥＆西垣匠「みなと商事コインランドリー」

草川拓弥＆西垣匠「みなと商事コインランドリー」（C）缶爪さわ・椿ゆず／KDOKAWA／「みなと商事コインランドリー」製作委員会

テレビ東京系ドラマParavi枠「みなと商事コインランドリー」（毎週水曜深夜0時30分～／7月6日からスタート）は、超特急の草川拓弥が主演を務め、俳優の西垣匠が共演。

無料WEBマンガサイト「ジーンピクシブ」で連載中の漫画・缶爪さわ氏、原作・椿ゆず氏による同名作を実写化。草川が古びたコインランドリー「みなと商事」の管理人でアラサー男子の湊晃を、西垣が客としてコインランドリーを訪れ、歳の差を越えて仲良くなるイケメン男子高校生・香月慎太郎を演じる。

◆松岡広大＆中尾暢樹「壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」

「壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」で共演する松岡広大、中尾暢樹（提供写真）（C）モデルプレス

放送は少し先だが、ABCテレビ（関西）「壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」（月曜深夜放送予定／10月スタート）もすでに発表。

「COMICリュウWEB」にて連載中の人気BLコミック（リュウコミックス／徳間書店）を実写ドラマ化。

松岡広大がこじらせまくった同人作家・猫屋敷守を、中尾暢樹が天真爛漫な“コミュ力オバケ”のキラキラアイドル・一星を演じ、幼馴染だけど境遇が違いすぎるこのふたりの、夢に向かってまっすぐ生きる姿と、友情以上恋未満（？）を描く爽やかで鮮やかな青春ボーイズラブ・ストーリーを描く。

◆倉悠貴＆水沢林太郎「君のことだけ見ていたい」

最後に、女優の芦田愛菜と宮本信子が主人公を演じる映画「メタモルフォーゼの縁側」（6月17日公開）に登場するBLマンガの実写ドラマ化で、6月17日からHuluで全4話配信される「君のことだけ見ていたい」も紹介。

「キングオブコント2021」の王者・空気階段の水川かたまりが、初めてBLドラマ脚本を執筆。倉悠貴と水沢林太郎が、淡く儚い男子高生ふたりの恋と青春の物語を演じる。

◆新作BLドラマ、特撮＆2.5次元出身俳優が続々出演

発表とともにネット上で反響を読んでいたのが、「オールドファッションカップケーキ」「先輩、断じて恋では！」「壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている」のキャストは、テレビ朝日系特撮モノや2.5次元舞台の出身俳優が多いこと。

武田は仮面ライダーシリーズの「仮面ライダーキバ」（2008）、瀬戸は「仮面ライダーエグゼイド」（2016）、内藤秀一郎は「仮面ライダーセイバー」（2020）でそれぞれ脚光を浴びた。

また、中尾は「動物戦隊ジュウオウジャー」（2016）の主演を務めてから、2021年はミュージカル「刀剣乱舞」や主演のうずまきナルト役を演じているライブ・スペクタクル「NARUTO -ナルト-」などの2.5次元作品でも存在感を示している。

その「NARUTO -ナルト-」で、中尾の前に同じうずまきナルト役を演じていたのが松岡。その身体能力の高さを活かし、数々の舞台作品のほか、ドラマ、映画で幅広く活躍している。

武田と共演する木村は、松岡も出演したミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンにて2012年にデビューし、「NARUTO -ナルト-」にも出演。近年は舞台を中心に活躍の幅を広げ、「エリザベート」、「プロデューサーズ」、「四月は君の嘘」など名だたるミュージカルに出演している。

国境を越えた熱狂も生み出し、今やブレイクの登竜門の1つにもなりつつあるBLジャンルのドラマ。これまでも数々の作品が誕生してきたが、かつてないブームを迎えていると言っても過言ではなく、複数の作品を見比べて楽しみたい。（modelpress編集部）