金子大地、ロマンポルノ新作出演決定「とても光栄」20代男女のリアルな姿描く<手>


【モデルプレス=2022/06/14】俳優の金子大地が、9月16日公開の映画『手』に出演することが決定した。

福永朱梨、金子大地(C)2022 日活
福永朱梨、金子大地(C)2022 日活
◆金子大地、日活ロマンポルノ作品「手」出演決定

金子大地(C)2022 日活
金子大地(C)2022 日活
日活が1971年に製作を開始した『日活ロマンポルノ』が、2021年11月20日で生誕50周年を迎えた。1作目が封切られて以降、数々の名作が誕生し、昨年の第78回ヴェネツィア国際映画祭のクラシック部門(ヴェニス・クラシックス)で『(秘)色情めす市場』が初選出。日活は、これまで以上にロマンポルノ作品の多様性・エンタテインメント性・芸術性を訴求するために、ロマンポルノ50周年記念プロジェクトを実施している。

プロジェクトの一貫として、現代のさまざまな生き方や個性を応援する、時代の『今』を切り取った新企画『ROMAN PORNO NOW(ロマンポルノ・ナウ)』を立ち上げ、新作3本を製作。個性派の監督たちが、多彩なジャンルで女性の強さや美しさを描く。

その新作3本のうち松居大悟監督作品の『手』に金子が出演することとなった。

◆金子大地、等身大の男女の関係をリアルに体現

松居大悟監督、金子大地/メイキングカット(C)2022 日活
松居大悟監督、金子大地/メイキングカット(C)2022 日活
金子が演じる森は、主人公・さわ子が気になっている会社の同僚。森の転職を機に、さわ子との距離が縮まり、互いにどうしようもなく惹かれあっていく2人の関係。人懐っこく、愛くるしい森というキャラクターをリアルに体現しながらも、ふとした瞬間にみせる愛しい眼差しや等身大の男女の関係を繊細かつ大胆に演じた金子。

先日から出演し話題となっているNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022)では、源頼朝の息子・源頼家役の熱演し、今後の展開に期待が高まっている。また、7月期のKTV・CX系『魔法のリノベ』にも出演が決定、さらに、9月には、彩の国シェイクスピア・シリーズ『ヘンリー八世』の再演に臨むなど、今夏、注目の俳優のひとりである。

昨年の東京国際映画祭にて『ちょっと思い出しただけ』(2022)で観客賞とスペシャルメンションをW受賞し、いま注目される松居は、金子が出演する映画『手』では、20代のリアルな男女の姿を巧みに映し出している。

◆金子大地、オファーに喜び「とても光栄」

森は、本作のオファーを振り返り「松居さんの映画にいつか出演したいと思っていたので嬉しかったです。また、歴史ある日活ロマンポルノの50周年ということで、とても光栄に思いました」とコメント。

松居組に参加について、「松居さんの現場はとても雰囲気が良く、素敵なスタッフの皆さんのおかげでリラックスしてお芝居できました。松居さんがとにかく、役者に寄り添いながら引いた目で現場にいてくださったことが素晴らしい作品作りに繋がったと思います」と明かし、「日活ロマンポルノを見たことがない人も気軽に見て何か感じることのできる新しい作品だと思うのでぜひ!」と呼びかけた。(modelpress編集部)

◆松居大悟監督コメント

金子くんは『バイプレイヤーズ』でご一緒した縁から、次はがっつり作りたいと思ってオファー致しました。他作品で見る金子くんの役が、全て印象が違って面白くて、この“森”という捉え所が多い役をどう生きるだろうと思ったからです。稽古の時から、わからないことをわかったふりせずに共に悩めたので、悩みすぎなところもありましたが、それも良かったです。さわ子の大きな拠り所にもなり、森くん、どうしようもなく瑞々しく生きています。

◆「手」あらすじ

おじさんの写真を撮っては、コレクションするのが趣味のさわ子。これまで付き合ってきた男性はいつも年上ばかりなのに、父とはなんだか上手く話せずギクシャクしていた。そんな時、同年代の同僚・森との距離が縮まっていくにつれて、さわ子の心にも徐々に変化が訪れる―――。

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