【モデルプレス＝2022/06/11】7月からスタートする新ドラマの出演者が続々と発表され、その豪華な顔ぶれに注目が集まっている。そんな中、今期の主演俳優はNHK連続テレビ小説（以下「朝ドラ」）出演者が多数。お茶の間に一大ブームを巻き起こした俳優陣の過去作品を振り返る。

◆「おかえりモネ」菅波（坂口健太郎）ロス続出

フジテレビ系月9ドラマ「競争の番人」（毎週月曜21時～）で主演を務める坂口健太郎。朝ドラ初出演となった「とと姉ちゃん」（2016年）では、植物オタクの大学生・武蔵を熱演。

その後、ヒロイン・永浦百音（清原果耶）の恋人になる医師・菅波（光太朗）役として出演した「おかえりモネ」（2021年）では、そのセリフや行動、百音と出会ってからの変化などが視聴者の心を鷲掴み。放送中Twitter上では「＃俺たちの菅波」というハッシュタグが流行し、度々トレンド入りも果たしていた。

◆め以子（杏）の食べっぷりが話題「ごちそうさん」

坂口と「競争の番人」でW主演を務める杏は「ごちそうさん」（2013年）でヒロイン・め以子役に。

激動の大正・昭和を舞台に、東京から大阪に嫁いだ女性の半生を描いた同作で、美味しそうに食べ物を頬張る食事のシーンやひたむきに生きるめ以子の姿が話題を集めた。

それぞれのドラマで多くの支持を集めた坂口と杏が映画「オケ老人！」（2016年）以来、6年ぶりの共演を果たす新ドラマでは“凸凹バディのエンタメ・ミステリー”を届ける。

◆波瑠＆間宮祥太朗、3度目の共演へ

カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ「魔法のリノベ」（毎週月曜よる10時～）で主演を務める波瑠。

ヒロインを務めた「あさが来た」（2015年）では、京都の豪商に生まれた、おてんば娘のあさを演じた。幕末から明治の大転換期をしなやかに、力強く生き抜く姿に心を打たれた視聴者も多いだろう。

また、間宮祥太朗は「半分、青い。」（2018年）で、ヒロイン・鈴愛（永野芽郁）の夫・涼次役に抜擢。家族との生活より自身の夢である映画監督の道を選び、離婚を決意した衝撃的な展開を巻き起こし、大きな反響が寄せられた。

新ドラマで2人は「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」（2016年／カンテレ・フジテレビ系）、「＃リモラブ ～普通の恋は邪道～」（2020年／日本テレビ系）以来、3度目の共演となる。気心の知れた関係性である2人が織りなすツッコミ・ツッコまれの夫婦漫才のような会話劇に注目だ。

◆「半分、青い。」永野芽郁、爽やかな演技で魅了

永野は、TBS系火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」（毎週火曜よる10時～）で、民放GP帯ドラマでは初の単独主演を務める。

そんな勢いに乗っている永野が出演した「半分、青い。」は、幼少期に左耳が聴こえなくなるハンディに見舞われながらも、持ち前のバイタリティで“一大発明”を成し遂げる逆転物語。ちょっと迂闊だけれど失敗を恐れない鈴愛をフレッシュに演じた。

「ユニコーンに乗って」では、仕事に恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公たちの成長を描く“大人の青春”ドラマを西島秀俊ら豪華俳優陣と紡ぐ。

◆橋本愛「あまちゃん」で一躍ブレイク

日本テレビ系水曜ドラマ「家庭教師のトラコ」（毎週水曜よる10時～）では、橋本愛が地上波民放連続ドラマ初主演。

橋本と言えば「あまちゃん」（2013年）で主人公の親友ユイを演じ、国民的な人気を獲得。主演の能年玲奈、後述の有村架純とともにブレイクを果たした。

「家庭教師のトラコ」では、「同期のサクラ」「35歳の少女」でタッグを組んだ脚本の遊川和彦・大平太プロデューサーコンビとともに、主演として謎多き伝説の家庭教師・トラコを演じる。

◆町田啓太「花子とアン」で知名度アップ

町田啓太は、フジテレビ系水10ドラマ「テッパチ！」（毎週水曜よる10時～）でフジテレビ系ドラマ初主演。

「花子とアン」（2014年）では、英治（鈴木亮平）の弟・郁弥として登場。イギリスに留学し、英語が堪能という知的な役どころを演じ、知名度アップ。お茶の間に爽やかな空気を届けた。

誠実で爽やかなキャラクターを演じるイメージが多い町田が、今までとは打って変わって、ヤンチャで破天荒な肉体派男子に扮した新ドラマに期待が高まる。

◆有村架純「あまちゃん」「ひよっこ」で人気博す

TBS系金曜ドラマ「石子と羽男―そんなコトで訴えます？―」（毎週金曜よる10時～／以下「石子と羽男」）で主演を務める有村は、「あまちゃん」で天野春子（小泉今日子）のアイドル時代を好演。

80年代に流行した松田聖子のヘアスタイル“聖子ちゃんカット”で劇中に登場すると「デビュー当時のキョンキョン（※小泉の愛称）にそっくり！」とそのハマりっぷりとキュートなビジュアルで一躍脚光を浴びる。

そして5年後、「ひよっこ」（2017年）のヒロイン役として朝ドラに戻ってきた有村。大家族の農家に生まれた、マイペースな女性・みね子が自らの殻を破って成長していく姿を丁寧に演じた。

◆「石子と羽男」中村倫也も出演で話題

また、中村倫也は「半分、青い。」で癒し系の“マシュマロ男子”として話題となった“マアくん”こと正人を好演。律（佐藤健）送った「迷うことは人生の醍醐味だ」というメッセージには、視聴者からも「温かい言葉」「沁みた」と絶賛の声が続出。たしかな演技力で多数の作品を支え続けてきた2人がW主演を務める新ドラマに期待が寄せられている。

◆竹内涼真・林遣都・仲野太賀・永瀬廉ら朝ドラ俳優続々

その他にも、テレビ朝日系木曜ドラマ「六本木クラス」（毎週木曜よる9時～）の主演・竹内涼真は「ひよっこ」で、島谷（純一郎）を熱演。みね子との甘くも切ない関係性に涙する視聴者が続出した。日本中を熱狂の渦に巻き込んだ韓国ドラマ「梨泰院クラス」をリメイクした新ドラマと数々の話題作で主人公を演じてきた竹内の融和に注目だ。

日本テレビ系土曜ドラマ「初恋の悪魔」（毎週土曜よる10時～）でW主演を務める林遣都と仲野太賀はそれぞれ「べっぴんさん」（2017年）・「スカーレット」（2019年）、「あまちゃん」に出演。

安定した演技力と独特の存在感で作品の世界観に溶け込み、実力派俳優と名高い2人が新ドラマでタッグを組むこととなる。

また、日本テレビ系日曜ドラマ「新・信長公記～クラスメイトは戦国武将～」（毎週日曜よる10時30分～）で民放GP帯連続ドラマ初主演を務めるKing ＆ Prince永瀬廉は、「おかえりモネ」（2021）で、ヒロインの幼馴染である“りょーちん”こと及川亮を演じ、いくつもの名シーンを届けたことも記憶に新しい。

朝ドラで老若男女からの人気を集めてきた俳優陣が織りなす7月スタートの新ドラマ。それぞれどのような演技とストーリーで作品を盛り上げていくのか、ドキドキとワクワクが止まらない。（modelpress編集部）


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