【モデルプレス＝2022/02/24】映画担当記者会（在京スポーツ新聞7社が運営）が主催する「第64回ブルーリボン賞」（2021年度）の受賞作、受賞者が決定した。

◆作品賞は「孤狼の血 LEVEL2」

作品賞は「孤狼の血 LEVEL2」。監督賞を2度受賞している白石和彌監督は初の作品賞となる。

西川美和監督が「すばらしき世界」で3回目の監督賞を受賞した。

◆主演男優賞は岡田准一 ジャニーズ受賞は生田斗真以来

岡田准一が「ザ・ファブル2 殺さない殺し屋」「燃えよ剣」で主演男優賞を初受賞。ジャニーズ事務所の所属タレントの受賞は、第53回（2010年度）新人賞の生田斗真以来の快挙。岡田は受賞にあたり、「ブルーリボン賞とは縁がないとイメージがあったので、今回の受賞を凄くうれしく思います。（受賞理由として）お芝居もあるかもしれないですが、単純に自分が映画を愛してきた姿勢や、スタッフとしても映画で良いものを作ろうとチャレンジしている姿勢も評価していただいたのかなと感じています」とコメント。

「時代劇やアクションなど今まで培ったものを全部出そうと現場に立っていた『燃えよ剣』と、令和になって新たなチャレンジを始めようと臨んでいた『ザ・ファブル2』という2作品が同時期に公開され、高く評価されてうれしく思います」と喜びの思いを語った。

◆主演女優賞は永野芽郁 初の主演賞に「まさか」

主演女優賞は「そして、バトンは渡された」「地獄の花園」の永野芽郁が受賞。

初の受賞となった永野は、「受賞を聞いたときは『まさか！』と思いました。ブルーリボン賞は自分とはかけ離れたところにある賞だと思っていたので、すごく光栄です。どちらの作品もチーム一丸となって良い映画を作ろうと思ってやっていたので、『良い映画だったよ』と言ってもらえたように感じてすごく心強いです。ステップアップしなきゃいけないという気持ちとともに『もっと頑張れよ』って背中を押してくれるような1年になったのかなと思います」と心境を語った。

◆助演男優賞は仲野太賀 助演女優賞は三浦透子

仲野太賀が「すばらしき世界」「ONODA 一万夜を越えて」「あの頃。」で助演男優賞を受賞。

三浦透子が、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」で助演女優賞を受賞した。

河合優実が「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」で新人賞に輝いた。作品賞「孤狼の血 LEVEL2」の白石監督と監督賞の西川監督を除くほか受賞者は、初のブルーリボン受賞者となる。（modelpress編集部）

◆「第64回ブルーリボン賞」受賞作品・受賞者

作品賞：「孤狼の血 LEVEL2」
外国作品賞：「007／ノー・タイム・トゥ・ダイ」
監督賞：西川美和「すばらしき世界」
主演男優賞：岡田准一「ザ・ファブル2 殺さない殺し屋」「燃えよ剣」
主演女優賞：永野芽郁「そして、バトンは渡された」「地獄の花園」
助演男優賞：仲野太賀「すばらしき世界」「ONODA 一万夜を越えて」「あの頃。」
助演女優賞：三浦透子「ドライブ・マイ・カー」
新人賞：河合優実「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」



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