成田凌、初舞台で葵わかなとW主演決定「わろてんか」以来の共演<パンドラの鐘>


【モデルプレス=2022/02/11】俳優の成田凌と女優の葵わかなが、6月6日~28日に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、7月2日~5日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演されるCOCOON PRODUCTION 2022 NINAGAWA MEMORIAL「パンドラの鐘」でW主演を務めることがわかった。

成田凌、葵わかな(提供写真)
成田凌、葵わかな(提供写真)
◆「パンドラの鐘」再び蘇る

1999年に蜷川幸雄の指名で野田秀樹によって産み落とされた「パンドラの鐘」。本作は、当時ともに世界の舞台で戦った日本の演劇界の二大巨頭、蜷川と野田によって、Bunkamuraシアターコクーンと世田谷パブリックシアターの二館で同時期に上演され、蜷川は“岩”、野田は“紙”と、同じ作品ながら全く違ったモチーフとアプローチで作品を創り上げ、世紀の競演は一大センセーションを巻き起こした。

さらに蜷川版には、大竹しのぶ、勝村政信、生瀬勝久、松重豊、一方の野田版には、堤真一、天海祐希、古田新太、松尾スズキなどが出演し、豪華出演陣の対決も大きな話題を呼んだ。

そして、現役のまま惜しまれつつ2016年にこの世を去った前芸術監督・蜷川幸雄の七回忌を迎える2022年、“NINAGAWA MEMORIAL”と題し、初演以来23年ぶりにBunkamuraシアターコクーンにて上演する。蜷川作品より多大な影響を受け、アングラ、シェイクスピア、海外戯曲、歌舞伎まで様々なジャンルの作品を手掛けている、新世代の演劇界を担う気鋭の若手演出家、杉原邦生の手によって、記念すべき公演として再び現代に蘇る。

◆成田凌&葵わかながW主演

勝村・堤の怪演が話題となった葬式屋のミズヲ役を演じるのは、今作が初の舞台出演にして、初主演となる成田。2014年の俳優デビュー以降、多くの映像作品に出演し、主演作も数多い成田の初めての挑戦に期待が高まる。

そして、大竹・天海の演じた古代の女王・ヒメ女役を演じるのは、多くの映像作品に出演しながら、舞台にも定期的に出演を続けている葵。フレッシュながら、その存在感と演技力の光るこの2人が、17年放送のNHK連続テレビ小説「わろてんか」以来の共演で、W主演を務める。

さらに、オズの婚約者・タマキに前田敦子、古代の国の重臣・ハンニバル役に玉置玲央、カナクギ教授の助手・オズ役に大鶴佐助、オズと同じくカナクギ教授の助手・イマイチ役に柄本時生、考古学者のカナクギ教授/ヒメ女の兄・狂王の二役に片岡亀蔵、ピンカートン未亡人役に南果歩、ヒメ女の乳母・ヒイバア役に白石加代子と、若手からベテランまで、確かな演技力をもつ豪華な俳優陣が集結する。

◆「パンドラの鐘」

「賭けをしましょう。あなたの服に触れず、その乳房に触れた日のように、いつか未来が、この鐘に触れずに、あなたの魂に触れることができるかどうか。滅びる前の日に、この地を救った古代の心が、ふわふわと立ちのぼる煙のように、いつの日か遠い日にむけて、届いていくのか。ヒメ女、古代の心は、どちらに賭けます?俺は、届くに賭けますよ」

古代から現代へ、遥かなる時空を超えて壮大なスケールで描かれた本作は、「挑戦に満ちた非常に面白い本」と蜷川が語った通り、日本の歴史のTABOOに真っ向から挑んだ衝撃作。今もなお色褪せないメッセージを、現代を生きる人々に届ける。(modelpress編集部)

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