市川海老蔵が会見 妻・小林麻央の乳がん発覚で「途方に暮れた」「公表悩んだ」<質疑応答全文/前編>


【市川海老蔵・小林麻央/モデルプレス=6月9日】歌舞伎俳優の市川海老蔵(38)が、妻でフリーアナウンサーの小林麻央(33)が進行性がんであると一部で報じられたことを受け9日、都内のホテルで記者会見を開いた。1年8ヶ月前に麻央が乳がんを患っていることが発覚し、現在抗がん剤治療を受けていることを明らかにした。

会見を開いた市川海老蔵(C)モデルプレス
会見を開いた市川海老蔵(C)モデルプレス
小林麻央/2014年10月撮影(C)モデルプレス
小林麻央/2014年10月撮影(C)モデルプレス
以下、会見の質疑応答(前編)。

市川海老蔵:皆様、お忙しい中ありがとうございます。ご紹介いただきました市川海老蔵でございます。本日、新聞の方で私の妻・麻央が病気という記事が出まして、前々から家族としては認識していたことですけれども、今回そのことが公になるということで色々説明やご理解、またご協力が必要なのではないかと思いましてこのようにお忙しい中皆様にお集まりいただきました。本日はよろしくお願いします。

― 報道では麻央さんの病名は具体的には出ていなかったが、進行性のがんという報道も。具体的にはどのような病気か。

市川:進行性のがん…。まぁそうですね。単刀直入に言うと乳がんですね。1年8ヶ月ほど前にわかりました。

― 病気がわかったきっかけは?

市川:人間ドックに夫婦でよく行っておりまして。そして、結果的には何回か調べた上でわかりました。

― 最初に病名を告げられた時のがんの進行具合は?

市川:そうですね。進行具合に関してはかなり進行の早いもので。中々大変なものではないかというご意見をお医者様からいただきました。

― 1年8ヶ月前に病気が発覚したということは、昨年11月に行われた長男・勸玄(かんげん)君のお披露目があった時は病院から抜け出してきていた?

市川:去年のせがれの初お目見えのことに関しましては、すでにそういうことだったので、休むか歌舞伎座に行くか行かないかという話し合いももちろんしまして。本人としては、やはり勸玄の初お目見えということで覚悟を決めた上で向かったわけですね。歌舞伎では初お目見えとしましても25日間あるわけですね。ですので、私としましては本当にそれで良いのかという思いもありまして。それでも話し合った結果、(麻央が)そういう形を取りたいということで。

― 現在の麻央さんの病状は?

市川:比較的に深刻ではあると思います。現在は抗がん剤治療をやっておりまして。抗がん剤というのは人によって効いたり効かなかったりということがあるそうで、それを今探りながらやっている中で良かったり良くなかったりを繰り返しながら、手術をする方向に向かって今、治療をしております。麻央本人は全て理解しておりますから、前向きに病気と戦って、今も「いってらっしゃい」というような連絡を(くれた)。

― 入院はいつ頃から?

市川:入院はずっとしていまして。つい最近、通院という形が取れるようになってきたので、通院という形で。でも不安定なものですから、調子が悪ければ入院する場合もありますし、調子が良ければ通院という形で抗がん剤治療をしているという形です。

― 現在の治療は抗がん剤治療のみ?

市川:中心とした治療は抗がん剤ですね。

― 麻央さんの入院に関して、2人のお子さんはどんな風に受け止めている?

市川:1年と8ヶ月と非常に長いものですから。特に長女の麗禾(れいか)の方は4歳、もうすぐ5歳なので、状況が少しずつわかってきている。とてもさびしい思いをさせているし、彼女自身はそれをわかっていながら自分の中で戦って、ふんばって、頑張っているんだなと日々感じていますね。

市川海老蔵(C)モデルプレス
市川海老蔵(C)モデルプレス
― 麻央さん自身は病気をどのように受け止めている?

市川:誰よりも1番本人が辛いと思うんです。もちろん、麻央の家族、私の家族、そして子どもたちも。でもやはりその元気になりたいという気持ちと小さい子供の側にいられない母親の気持ち。私には計り知れない辛さ、苦しさと戦っていると思うので、どのようなということは(わからない)。彼女も辛い時は私に話をするんですけれども、やはり気丈な部分もあり明るく振る舞ってくれますので、彼女の本当の気持ちは今ここでは…。

― 麻央さんはお子さんにどんな言葉をかけている?

市川:(言葉というよりは)お見舞いとか、たまに帰ってきた時には子どもと楽しく過ごす。子どもたちもいないからといって、どうこう言うものでもないので、(一緒に過ごせている)わずかな数十分、数時間はそういった(病気に関する)会話ではなく、キラキラした時間を過ごしているんじゃないですかね。

― 麻央さんの存在の大きさを改めて実感したのでは?

市川:いや、もう本当に私自身も(病気を)公にするのかしないのかということで麻央と一緒に非常に悩みまして。(公にすると)まぁいろんなことが起こるから、子どもたちの生活もあるし麻央のこともあるので今日まで隠してというか、極秘にして過ごさせていただいたんですけれども。やはり麻央がいたからこそ今の私がいますし、なんだかんだいないとさびしいですし。家にいないと子どもと一緒に寝てても、子どもが寝た後に空虚な時間があったり、芝居に行くときもいつもの麻央の「いってらっしゃい」「おかえりなさい」というのがないという1年8ヶ月はやはり違った。改めて麻央という存在の大きさをひどく痛感しているのではないでしょうか。

― がんのステージ(進行状況)については聞いている?

市川:私は全部聞いてますけれども、そこら辺をどうするのか(明らかにするのか)という話で…。さっきお話ししたように、「深刻だ」という言葉でひとつご理解していただければいいかなと思いますね。簡単に治らないからこそ、今こうやって時間が経過して、今このような会見になっているわけですから。まぁそういうことです。

― 今は入院を経て通院中とのこと。入院中には手術を受けた?

市川:そこに至らないので今、抗がん剤治療を率先してやっているということです。

(modelpress編集部)

<市川海老蔵、妻・小林麻央の乳がんを公表 会見全文>
【前編】http://mdpr.jp/news/1590605
【後編】http://mdpr.jp/news/1590629

スゴ得限定コンテンツ

動画コンテンツ

マイページに追加