青柳翔主演・横山由依ヒロインで“映画と愛と平和”の青春物語 舞台「三十郎大活劇」上演決定


【モデルプレス=2022/01/26】俳優の青柳翔が主演、横山由依がヒロインを務めるパルコ・プロデュース舞台「三十郎大活劇」が、2022年4月に、東京・新国立劇場 中劇場、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演されることが決定した。

(上段左から)青柳翔、横山由依、入野自由(下段左から)松平璃子、近藤公園、小倉久寛(提供写真)
(上段左から)青柳翔、横山由依、入野自由(下段左から)松平璃子、近藤公園、小倉久寛(提供写真)
◆パルコ・プロデュース「三十郎大活劇」

青柳翔(提供写真)
青柳翔(提供写真)
パルコ・プロデュースでは2020年に鈴木聡の名作『阿呆浪士』(1994年初演)をラサール石井の演出により上演、装い新たなエンターテインメント時代劇として大成功を収めた。相性抜群の名タッグ、鈴木聡脚本、ラサール石井演出で、この度リバイバルさせるのは、一夜にして銀幕スターに駆け上がった若者・紅三十郎を主人公にした、94年初演の物語『三十郎大活劇』。

物語は、第二次世界大戦に今にも突入せんとする頃から始まる。激動の社会情勢を映したような日本映画史のなかで、たった十数年ほどの日本映画黄金期を迎えた時期でもあった。日本初のトーキー映画が誕生し、日本映画はサイレント(無声)からトーキー(有声)へと大きな改革を迎えた。しかし戦争の足音は近づき、映画は政府の統治下に置かれ、戦意高揚の宣伝メディアとして多数の“国策映画”が製作される。そんな中、のちに日本を代表する映画監督となる黒澤明が監督デビューを果たすなど、日本映画は大きなうねりの中にあった。

この日本映画黄金期へのリスペクトを込め、鈴木聡の可笑しみと人情あふれる筆致で書かれた『三十郎大活劇』。激動の映画界を駆けまわる若者たちの切なくも熱いドラマ、そして“LOVE&PEACE”というメッセージをストレートに描いた青春物語。この不安定な時代にこそ改めて伝えたいドラマに、演劇の名手と実力派の役者陣がふたたび息を吹き込む。

◆青柳翔・横山由依らが出演

青柳は、主人公・紅三十郎を演じる。ヒロインは、AKB48の元メンバーで、2代目グループ総監督も務めた横山。今作がグループ卒業後初の作品となる。演出のラサール石井とは熱海五郎一座で共演している。

そのほか、俳優・声優として多岐にわたる活躍をみせる入野自由、今作が櫻坂46卒業後初の舞台出演となる松平璃子、数多くの映像・舞台作品で独特の存在感を醸す近藤公園も出演。さらに、硬軟自在に演じ分ける俳優・小倉久寛と、『阿呆浪士』を彩った俳優陣も出演。個性豊かな実力派が揃う。(modelpress編集部)

◆あらすじ

大部屋の役者・紅三十郎は、「ざんぎり龍馬 海を渡る」の撮影初日に遅刻をしてしまう。主役は、スター・阪東春之介。春之介や、とりまきからいびられる三十郎だが、幼馴染の助監督の岡村淳平や大部屋役者の田所岩蔵の助けもあり、セリフを喋ったことで、「高円寺龍之介」という春之介の敵役に抜擢される。三十郎を貶めようとある作戦を練ったことで、映画界を去ることになる春之介。対照的に三十郎はスターへの階段を駆け上っていくが……。

芸者おやつとの淡い恋、淳平や岩蔵との友情、人生を映画に掛けた若者たちは、やがて太平洋戦争という大きな波に呑み込まれていく……。

◆紅三十郎役:青柳翔コメント

今回取り組むのは、舞台は戦前、そして演じるのは活劇スター、と、初めての経験でわからないことだらけですが、それが楽しみでもあります。ラサールさん、豪華な競演のみなさん、そしてこの素晴らしい作品を前に、プレッシャーはもちろん感じていますが、打ち勝って、やって良かったー!と思えるように、頑張りたいと思います。

先日、ラサールさんとお会いしまして、時代背景の参考となる作品や、考えるヒントになる知識を沢山授けていただきました。本当に膨大な知識に驚く一方でしたが、稽古に入る前にできることは何でもやって、万端に準備して臨みたいです。

脚本の鈴木さん自身、『青臭い時代』とおっしゃる頃の作品だと聞き、とても驚きました。30年近く前に誕生した作品が、今もって全く色褪せていないんです。面白さはもちろん、今、この時代にも通じるメッセージ性。本当にすごいことだと思います。30年近く前に誕生した戦前の活劇スターを、現代人の自分が演じることにも不思議な縁を感じつつ、このチャレンジをさせていただけることを光栄に思います。

◆おやつ役:横山由依コメント

ラサールさんが演出される作品に呼んでいただけると聞いてとても嬉しいです。昨年舞台で共演させていただいた際、私にもお芝居のアドバイスをくださったり、作品に真摯に向き合われている姿が印象的で、またご一緒させていただきたいと思っていました。

第二次世界大戦が始まろうとする時代の日本映画界で生きる人々の愛や情熱を感じ、私も胸が熱くなりました。私が演じるおやつは、時代に翻弄される主人公たちを見守り、支える存在です。その時代に生きる人々の苦労や熱を伝えられるよう丁寧に演じたいと思います。



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