山田裕貴が志村けんさん役、福田雄一脚本・演出でドラマ化「志村けんとドリフの大爆笑物語」放送決定


【モデルプレス=2021/10/20】志村けんさんの半生を描いたドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』が、フジテレビで12月に放送することが決定。俳優の山田裕貴が、志村さん役を務めることがわかった。

山田裕貴(C)フジテレビ
山田裕貴(C)フジテレビ
昨年3月、日本を代表するコメディアンの一人、志村さんが新型コロナウイルス感染症に伴う肺炎のためこの世を去った。日本中が悲しみに暮れたその訃報は、海外メディアでも取り上げられた。そして亡くなった今もまだ、その人気は衰えることはなく、DVDやYouTubeなどで若者からの支持を得ている。また、10月2日~17日に東京・松坂屋上野店で行われた展示イベント「志村けんの大爆笑展」は、大盛況。不動の人気ぶりはここでもうかがえる。

志村さん役を演じるのは、映画『東京リベンジャーズ』の龍宮寺堅(りゅうぐうじ・けん)役、『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(2021年7月期/日本テレビ系)の山田武志(やまだ・たけし)役での好演が記憶に新しく、人気、実力共に注目を集め、今最も旬な俳優の一人である山田。山田は今作が、フジテレビ系ドラマ初主演となる。さらに脚本・演出を手がけるのは、映画・ドラマ『今日から俺は!!』(ドラマ・2018年10月期/日本テレビ系、映画・2020年公開)、映画『ヲタクに恋は難しい』、『新解釈・三國志』(共に2020年公開)など日本のエンターテインメント界をけん引する福田雄一。福田がフジテレビ系ドラマを演出するのは『33分探偵』(2008年8~9月)以来、脚本を手がけるのは『東京DOGS』(2009年10月期)以来のこととなる。

福田雄一(C)フジテレビ
福田雄一(C)フジテレビ
山田の福田作品への出演は『聖☆おにいさん』(2019年6月配信他)以来となるが、今回この2人がタッグを組むことで、どのような新しい化学反応が生まれ、日本中を“笑い”の渦に巻き込んだコメディアン・志村さんのドラマがどのようにでき上がるのか、楽しみだ。なお、ドラマの撮影はすでに終了している。

◆「志村けんとドリフの大爆笑物語」

コメディアンになることを決意した志村けん(山田裕貴)は、いかりや長介の元を訪ねる(C)フジテレビ
コメディアンになることを決意した志村けん(山田裕貴)は、いかりや長介の元を訪ねる(C)フジテレビ
ドラマは、志村さんがコメディアンになることを決意し、1968年、高校卒業間際にバンドのボーヤ(付き人)としてザ・ドリフターズに携わるところから始まる。見習い時代の修業の日々、そして1974年にメンバーの一員となってから1990年代までの、想像を絶するような過酷なスケジュールや、人気の裏に隠された挫折と苦悩、葛藤を描く。

また、毎週行われていたコントのネタ会議の様子や、徐々に築かれていくメンバーとの友情も明らかに。さらにドラマには、当時人気を博した『8時だヨ!全員集合』(1969年~1971年3月・1971年10月~1985年/TBS系)や『ドリフ大爆笑』(1977年~/フジテレビ系)の懐かしい一場面ももちろん登場。山田をはじめとしたメンバー全員による、『ドリフ大爆笑のテーマ』や『ドリフのズンドコ節』。また、名作と言われる数々のコントシーンにも注目だ。

なお、両番組の番組最高視聴率は、『8時だヨ!全員集合』は、50.5%(1973年4月7日放送)、『ドリフ大爆笑』は、40.4%(1980年12月23日放送)と、共に驚異的な数字。特に『8時だヨ!全員集合』の50.5%は、日本のバラエティー番組史上、いまだ、最高視聴率である(共にビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯視聴率)。

◆山田裕貴「楽しみよりもプレッシャーの方が大きかった」

今回の話を聞いた時山田は、「楽しみよりもプレッシャーの方が大きかった」という。プレッシャーからか、福田からは現場で「目がバッキバキだよ」と言われる程の緊張ぶり。しかしその緊張ぶりはまさに、ザ・ドリフターズの見習い時代の志村さんとオーバーラップしているようにも見える。役を演じるにあたって、コントシーンを何度も繰り返し映像で見て研究したと言う山田。そして撮影の合間も寸暇を惜しんで、スタッフ相手にコントの練習に励むほど、熱心に取り組んでいた。

日本中に笑いを届け、今の困難な時代に大きな勇気を与えてくれた志村さん。彼の半生を描いた、『志村けんとドリフの大爆笑物語』に期待したい。また、後日発表されるザ・ドリフターズのメンバーを演じるキャストにも注目だ。(modelpress編集部)

◆山田裕貴コメント

お話をいただいたときは、“本当に僕ですか?僕で大丈夫ですか?”と、信じられませんでした。楽しみよりもプレッシャーの方が大きかったです。実はコントシーンの撮影日が、31歳の誕生日でした。すごくうれしくて、もしかしたらそれは志村けんさんからのプレゼントだったのかなと思います。ドラマの中のセリフで、“笑いたがっている人、笑わせましょうよ”とありますが、そういうドラマになればいいなと思っていますし、その日1日は、志村けんさんに変わって皆さんを笑顔にできるとうれしいです。

◆脚本・演出・福田雄一コメント

この企画のお話をいただいたときはとてもうれしかったです。ただ、次の瞬間、とてつもないプレッシャーにさいなまれました。ドリフの歴史の一端を担うことができるだろうかという不安と、僕自身、志村けんさんへの思い入れがとてつもなく強かったので。何しろ、志村さんは少年時代からずっとテレビの前で見てきた大スターでしたから。

引き受けさせていただく覚悟をしたのには理由があって、『となりのシムラ』でご一緒させていただいたときに、志村さんも会議から参加してくださり、一緒にコント作りをしながら笑いを生み出す志村さんの姿勢や笑いへのこだわりを間近で感じさせていただき、やっぱり大好きで、また一緒に作りたいという思いがあったからです。

本当に大変なプレッシャーの中でしたが、山田裕貴さんはじめ役者の皆さんが本当に頑張ってくれましたし、スタッフも本当に素晴らしかったので、いい作品が撮れていると思います。編集はこれからですので、私がプレッシャーから解放されることはありませんけれど、きっといい作品になると信じて、ぜひ、お楽しみに!

◆編成・安永英樹(フジテレビ編成部)コメント

日本を代表する不世出のコメディアンはどのようにして生まれたのか?若き日の志村けんさんはドリフと出会い、ドリフに入り、壁にぶつかって、学んで、苦労して、どうやって乗り越えてきたのか?知っているようで知らなかった青き時代の志村けんさんの物語を皆さんに見ていただければと思います。俳優の皆さんが“完全再現”した当時のコントはものすごいエネルギーです。ぜひ体感していただければと思います。

◆プロデュース・井澤秀治(イザワオフィス)コメント

志村けんさんは、少年時代、普段笑顔を見せない厳格な父親が、テレビを見て、家族で笑いあった経験をきっかけにコメディアンを志しました。そして、ドリフターズの一員として、日本で一番長く、多くの人々を笑わせ、昨年亡くなった今もなお、世代を超えて家族を笑顔にし続けています。誰よりも家族を愛し、誰よりもテレビの前の家族を笑わせることに情熱をささげてきた志村けんと、師であり戦友であるドリフターズの物語を、ぜひ家族そろって笑顔でご覧ください。

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