有村架純、7年ぶり2回目の舞台で林遣都と共演 “9人家族”を描いた戯曲「友達」15名の出演者発表


【モデルプレス=2021/05/19】女優の有村架純・俳優の林遣都らが、舞台「友達」に出演することが決定。2021年9月に東京・新国立劇場小劇場で、10月上旬には大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。

(上段左から)林遣都、有村架純、鈴木浩介(下段左から)浅野和之、キムラ緑子、山崎一(提供写真)
(上段左から)林遣都、有村架純、鈴木浩介(下段左から)浅野和之、キムラ緑子、山崎一(提供写真)
◆シス・カンパニー×加藤拓也初タッグ、舞台「友達」

シス・カンパニー×加藤拓也が、初タッグ作「たむらさん」(2020年10月上演)に続く作品で、再び観る者の心をザワつかせる世界を皆様に届ける。

現在、NHKよるドラ「きれいのくに」脚本でも注目を集めている気鋭の劇作家・演出家の加藤が今回向き合うのは、生前、「最もノーベル文学賞に近い作家」と呼ばれ、世界的評価も高い安部公房の戯曲「友達」。

小説、戯曲、映像作品と幅広い分野で活躍した安部が、その後半生の情熱を傾けた演劇活動を語る上でも、ひときわ輝きを放つ本作は、彼の小説「闖入者」をベースに戯曲化。1967年(昭和42)に青年座で初演され、同年の「谷崎潤一郎賞」を受賞。三島由紀夫をして「安部公房氏の傑作」と言わしめた作品である。

◆有村架純・林遣都ら、キャスト解禁

不気味なのか滑稽なのか、無意識なのか作為なのか、男をジワジワと取り囲んでいく謎の9人家族や周囲の人々の論理に、気鋭の演劇人・加藤が大胆に切り込んでいく。そして、いよいよ、この特異で不思議で可笑しな関係性を演じるキャスト陣が解禁された。

不条理な状況に追い込まれていく「男」を演じる鈴木浩介に迫るのは、安部公房スタジオ出身の浅野和之、硬軟自在な演技で魅了するキムラ緑子、第28回読売演劇大賞最優秀男優賞に輝く山崎一が率いる謎の3兄弟・3姉妹たち。

その中でも、ドラマ「姉ちゃんの恋人」での共演が人気を呼んだ有村、林が、今度は小劇場空間で家族として登場することに。有村は、2014年「ジャンヌ・ダルク」以来7年ぶり2度目の舞台出演となり、演技への注目はもちろん、林との舞台での共演にも期待が高まる。

加えて、岩男海史、大窪人衛、富山えり子、伊原六花、内藤裕志、長友郁真、手塚祐介、西尾まり、鷲尾真知子の盤石な布陣が実現。なお、公演日程等の詳細は、随時公演サイトやシス・カンパニーSNS等で更新していく予定としている。(modelpress編集部)

◆INTRODUCTION

ある夜、ひとりの男(鈴木)の日常に忍び寄る、見知らぬ「9人家族」の足音。祖父(浅野)、父母(山崎・キムラ)、3人兄弟(林・岩男・大窪)、3人姉妹(富山・有村・伊原)から成る9人家族は、それぞれに親しげな笑みを浮かべ、口々に隣人愛を唱えながら、あっという間に男の部屋を占拠してしまう。

何が何だかわからないまま、管理人(鷲尾)、警官(長友・手塚)、婚約者(西尾)、弁護士(内藤)と、次々に助けを求め、この不条理な状況説明を試みるが埒があかない。しかも、彼らは、どんどん「家族の論理」に加勢していく流れに。

一体、この「9人家族」の目的は何なのか?どこからが日常で、どこからが非日常なのか?この男を待ち受けるのは、悲劇なのか、はたまた救済なのか?

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