なにわ男子・道枝駿佑、役作りの筋トレで3kg増 ジャニーズWEST小瀧望からアドバイス<「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」取材全文>


【モデルプレス=2021/03/29】なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が28日、東京グローブ座で行われた主演舞台「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」のフォトコール及び取材会に、共演の茅島みずき、演出の森新太郎氏とともに出席した。<取材全文>

茅島みずき、道枝駿佑(C)モデルプレス
茅島みずき、道枝駿佑(C)モデルプレス
◆道枝駿佑主演「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」

世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」。主人公ロミオ役を、本作が舞台単独初主演となる18歳の道枝、ヒロインのジュリエット役を、本作が初舞台となる16歳の茅島が務め、実力派豪華キャストとともにシェイクスピア戯曲の設定に近い、ともに10代というフレッシュなコンビで贈る。

茅島みずき(C)モデルプレス
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◆道枝駿佑&茅島みずき、再共演で印象に変化

― 道枝さんは舞台単独初主演ですが、初日を迎えるということで心境はいかがですか?

道枝:いやあ~ちょっとまだ実感が湧かないですね。でもとうとうこの日が来たのかと身に沁みて感じていますし、稽古が始まってからここまであっという間だったので、明日からの本番も頑張っていけたらなと思っています。

― 茅島さんは初舞台ですね。

茅島:今回すごく緊張していたんですけど、森さんが稽古をたくさんしてくださったので、前に比べるとちゃんと声が出るようになってきていますし、最近は感情も込められるようになってきたので、この調子で千秋楽まで一生懸命頑張っていきたいなと思っています。

― 道枝さんと茅島さんは再共演ですが、ドラマの時から印象は変わりましたか?

道枝:そうですね、変わりましたね。久しぶりに会ったのが本読みの時だったんですけど、ドラマで共演した時よりはすごく大人っぽくなっていて、雰囲気がガラッと変わったなと。でもちょっと抜けてらっしゃるので(笑)、そこは変わってないな、という印象でした。天然だと思います。他愛ない会話の中でちょっと「ん?」と思う時があるんです。エピソードが何かは忘れちゃったんですけど…(笑)

森:お前のほうが天然だよ!

道枝:え?

一同:(笑)

茅島:絶対そうです!これは間違いないです。

道枝:いや、違います!僕は天然じゃないです。ポンコツなだけです。

― 森さんからすると、道枝さんのほうが天然ですか?

森:そうですね。

道枝:え!?

茅島:絶対そうですよね。

森:こんなにおかしな子なんですか?(笑)僕は今回道枝くんと初めて会ったんですけど。最近はちゃんと話せるようになりましたけど、最初のほうは宇宙人と話しているような…(笑)

道枝:そんなにですか!?

森:ちょっとみんなとワントーン声が違うから。どれだけこっちが厳しく言っても「ありがとうございます!」(元気よく声高らかに)って言うんですよ。調子狂うな、と思いながら、最近はもう慣れました。よく茅島のことを「抜けてる、抜けてる」って言うんだけど、誰が見たってこいつのほうが抜けてるんです。それはもう本当に間違いないです。

一同:(笑)

― 稽古は厳しく、というお話が出ましたが、稽古はいかがでしたか?

森:ふたりとも10代なので、最初は僕も緊張しました。壊れ物を扱うように、大事に大事にやらなきゃいけないなと思いながら、初日から気づいたらいつも通りバリバリやっていました。最初から怒鳴り声を出して、「やれやれ!」「出せ出せ!」と言いながら。でもふたりとも根性があるので、よくここまでついてきたなと思います。

― 道枝さんは発声の仕方から全く違う印象を受けました。

森:よく出るようになったな。初めは「僕喉が弱いんです」って虚弱体質みたいな感じですごく訴えかけてきたんですけど…(笑)。僕も驚いています。

道枝:ありがとうございます。本当に毎日稽古に行くのがすごく不安で不安で、緊張で全然慣れなくて、立ち稽古も毎日行っているはずなのに全然慣れなかったです。でもある意味それはすごく新鮮な気持ちで臨めているのかなと感じました。でも本当に森さんには厳しくしていただいて、心が折れる時はあったんですけど、ちゃんと褒めてくださるとこは褒めてくださって、叱ってくださるとこは叱ってくださるので、すごくありがたいなと思います。

― 森さんに一番厳しく言われた部分は?

道枝:殺陣のシーンで僕が止めに入らないといけないシーンがあって、(稽古でも)ちゃんと剣を使ってやっていたんですけど、剣が危ないじゃないですか。そこで「近づきすぎたらダメ」って何回も言われてるのに近づきすぎてて、そしたら森さんが途中で止めて「お前、次近づいたらぶっ殺すからな!冷静になれ!!」って言われて、「すみません」っていうのがあって、一番ドンときました。

一同:(笑)

― その時はどうしたんですか?

道枝:一回深呼吸をしました。深呼吸をして落ち着こう、っていう。ちょっと気持ちを整えて臨みました。

― 道枝さんは茅島さんのことを「大人っぽくなった」と言っていましたが、茅島さんは道枝さんの印象は変わりましたか?

茅島:前に共演させていただいた時はあまり(撮影の)日数がなかったので、ちゃんと話をしていなかったんですが、その時からマイペースでちょっと抜けてるところがあったので(笑)、変わってないなと思いましたけど、ちゃんと話をしたらすごく真面目で一生懸命考えてる方なんだなと思いました。

道枝:よかったです!

― 稽古をしていく中で変化はありましたか?

茅島:全然変わりました。と思います。

道枝:あ、よかった。「全然変わってない」って言われるのかと思った。びっくりした!

一同:(笑)

茅島:道枝さんらしいロミオになっているなと思いました。ちょっと天然な部分もあったりして、道枝さんらしいロミオです!

道枝:ありがとうございます!

茅島みずき(C)モデルプレス
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◆道枝駿佑、役作りで3kg増 小瀧望からアドバイス

― ロミオを演じるにあたって何か参考にしたものや、誰かからアドバイスをもらったりはしましたか?

道枝:藤原竜也さんがやられていた「ロミオとジュリエット」のDVDを稽古前にお借りして、それを見まくっていました。参考にできる部分はしておきたかったので、自分の台本と読み合わせながら見ていました。

― 「ロミオとジュリエット」は名作で演じるのはとても難しいと思うのですが、役作りについてお聞かせください。

道枝:僕は森さんと初めてお会いした時に「ガリガリすぎるから筋トレをしておけ」と言われたので筋トレをして、今も続けているんですけど、ちょっと筋肉がついてきたかなと。

― 体重や体脂肪率は変わりましたか?

道枝:体重は変わりました。2~3kgくらいしか増えなかったですけど(笑)。ジャニーズWESTの小瀧(望)くんからアドバイスをいただいて、「1日5食しっかり食べて筋トレしてたら太る」と言われたので、言われた当日に気合いが入って、焼き鳥屋さんでバーっと食べたんですけど、胃がびっくりしちゃってもどしちゃって(笑)

一同:(笑)

道枝:だからあまり慌てず、だんだん胃を広めながらやっていこうと思いました(笑)

― 森さん、この体はいかがですか?

森:この体…(笑)。いや、まぁ本当に細くてびっくりしちゃったんですよ。顔も小さいし。隣の茅島もですけど、どうなってるんですかね?日本はね。このふたりでやってて、こんな体型が違う人間と一緒に(仕事を)やったことがなかったので、考え方を変えなきゃなと。何度も「腰下げろ、腰下げろ」って言ってたんですけど、本当に体の違いに驚きの連続です。これからはこういうスタイルの「ロミオとジュリエット」になっていくのかなと(笑)

― 茅島さんは役作りについていかがですか?

茅島:今回初舞台で何もかもわからない状態から始まって、最初からいろいろ森さんに教えていただきました。古典だったので言葉の意味がわからないところが多すぎて、森さんは1聞いたら10で返してくださるので、すごくわかりやすく教えていただきました。

― セリフが長く、普段使わない言葉も多いですよね。おふたりはすぐ頭に入りましたか?

茅島:いや、全然入らなかった…。

道枝:普段使わない言葉だらけだったので、自分でも何を喋ってるのかわからなくなった(笑)。でもだんだん稽古を重ねていくうちにだんだんと意味とかを理解していきました。最初は難しかったです。

茅島:ふたりとも全然覚えられなくて、ずっとお互い「今日どこまで覚えた?」って話してました(笑)

道枝:励まし合ってました(笑)

― ロマンチストだなと感じるシーンはありますか?

道枝:バルコニーのシーンは本当にいいシーンだなと思います。「ジュリエットに好きになってほしい」というような会話も、ロマンチックで10代らしい、不器用ながらも一生懸命な感じがすごくいいなと思います。

― 先程小瀧さんのお名前があがりましたが、小瀧さんも森さんの演出の舞台「エレファント・マン The Elephant Man」で主演を務めました。何かアドバイスはありましたか?

道枝:アドバイスは筋トレのことくらいだったんですけど、小瀧くんが僕に言ってくださったのは「その歳で森さんに演出してもらうのはうらやましい」ということです。その時は僕もあまりわからなかったので、「頑張ります!」と返したんですけど、今はやっとわかってきたような気がします。

◆なにわ男子は観に来る?大橋和也&西畑大吾からの連絡明かす

― なにわ男子のメンバーは観に来てくれそうですか?

道枝:大橋(和也)くんから電話がかかってきて、「観に行く!」と連絡が来たので、楽しみに待っています!

― メンバーに観てもらうのはいかがですか?

道枝:どうでしょう…「良い」って言ってくれたらいいんですけど…。ちょっと僕も不安なんです。メンバーも気にしてくれていたので。「稽古どう?」とか連絡くれていましたし。だから良い意味でその心配を覆せるように、良い意味で期待を裏切れるようにしたいです。

― 一番心配してくれたメンバーは誰ですか?

道枝:西畑大吾くんです。「稽古どう?」「大丈夫か?」と連絡をくれて、「大丈夫です」と返して。「俺もメンタルブレイク3、4回してるから、大丈夫!いけるよ!」ってアドバイスをもらいました(笑)。

― 頑張らないとですね。

道枝:はい。頑張ります。

― 最後にメッセージをお願いします。

茅島:初舞台ということで今もすごく緊張しています。未だに森さんにたくさん指導される部分はあるんですけど、自分なりに一生懸命素敵なものにできたらいいなと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

道枝:単独初主演舞台が「ロミオとジュリエット」という作品で本当に光栄に思っているので、しっかり健康第一で体調を崩すことなく千秋楽まで一緒に共演者の皆さん、森さん、スタッフさんと作品を盛り上げていけるように頑張っていきたいと思います。本番をやりながらもどんどん良くなっていったらいいなと思っているので、ぜひ「ロミオとジュリエット」をよろしくお願いします!

― ありがとうございました!

キュートに手を振ってくれた茅島みずきと道枝駿佑、照れながらも手を振ってくれた森新太郎氏(C)モデルプレス
キュートに手を振ってくれた茅島みずきと道枝駿佑、照れながらも手を振ってくれた森新太郎氏(C)モデルプレス
舞台「Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-」は、3月29日~4月18日まで東京グローブ座、4月21日~4月25日まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。(modelpress編集部)

◆あらすじ

中世イタリアの都・ヴェローナでは、長年にわたっていがみ合いを続けているキャピュレット家とモンタギュー家があった。ある日、キャピュレット家で行われた仮面舞踏会にモンタギュー家のロミオとその友人たちが忍び込む。そこでロミオはキャピュレット家の一人娘・ジュリエットと出会い、瞬く間に恋に落ちてしまう。

互いが対立する両家の者だということを知った2人はショックを受けるものの、それでも2人の愛は変わらなかった。若き2人の純粋な愛を知り、この2人が両家の争いに終止符を打つかもしれないと期待したロレンス神父のもと、ロミオとジュリエットはひそかに結婚式を挙げた。

その矢先、友人たちと一緒のところを喧嘩に巻き込まれてしまったロミオ。なんとそこで、ロミオの親友・マキューシオがキャピュレット夫人の甥・ティボルトに殺されてしまった。親友を失って怒り狂ったロミオはティボルトを逆に殺め、これによって両家は一触即発状態となる。ことを穏便に収めるべくヴェローナ大公は、ロミオをヴェローナから追放する。

仲を引き裂かれてしまったジュリエットに、2人の良き理解者であったロレンス神父は一計を授ける。しかしそれは後に、純粋な若き2人を大いなる悲劇へと導いてしまうのだった……。

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