新垣結衣&星野源「逃げ恥」4年ぶり共演に緊張 金子文紀監督が見た2人の姿


【モデルプレス=2020/12/10】女優の新垣結衣が主演を務め、歌手で俳優の星野源が共演するTBS系新春スペシャルドラマ『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』が2021年1月2日よる9時から2時間25分スペシャルで放送される。演出を担当する金子文紀監督が取材に応じ、撮影エピソードや見どころなどを語った。

新垣結衣、星野源(C)TBS
新垣結衣、星野源(C)TBS
◆新垣結衣&星野源「逃げるは恥だが役に立つ」

『逃げるは恥だが役に立つ』は2016年10月期に火曜ドラマ枠で放送。原作は海野つなみの同名マンガ。「職ナシ」「彼氏ナシ」「居場所ナシ」の主人公・森山みくり(新垣)が、恋愛経験のない独身サラリーマン・津崎平匡(星野)と「仕事」として契約結婚。「夫=雇用主」、「妻=従業員」の雇用関係で恋愛感情を持たないはずが、同じ屋根の下で暮らすうち、妄想女子とウブ男は徐々にお互いを意識しだす…というラブコメディ。

新垣結衣&星野源「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」ポスタービジュアル(C)TBS
新垣結衣&星野源「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!」ポスタービジュアル(C)TBS
今回のスペシャルドラマでは、原作の10巻と11巻をもとに、契約結婚から生まれた恋を経て、みくりと平匡がついに本当の“結婚”を決めた連続ドラマのその後を描く。みくりと平匡は次々と起きる人生の転機や、どうにもならない困難に立ち向かい奮闘。甘いだけではないリアルな結婚生活に悩んだり、苦しんだりしながらも、明るく2人らしく乗り越えていく。

ほか大谷亮平、藤井隆、真野恵里菜、成田凌、古田新太、石田ゆり子など連続ドラマからおなじみのキャストに加え、個性豊かな新キャラクターも登場。それぞれの苦悩や葛藤を、ときには自分の力で立ち上がり、ときには手を取り合って解決し物語を盛り上げる。

◆新垣結衣&星野源、4年ぶり共演に緊張 金子監督が見た2人の姿

星野源、新垣結衣(C)TBS
星野源、新垣結衣(C)TBS
続編をやるにあたって「連続ドラマの撮影からは4年、原作としての時系列からは2年経っていて、みくりと平匡も年相応の変化や置かれた環境が変わったので、前と同じような“ムズキュン”をやるということではなく、みくりと平匡らしさを出しながらもどう変化を描こうか悩んだんですけど、どう2人が社会問題に向き合うかを意識しました」と捉えていたという金子監督。「今回結婚して家族となり子どもも生まれることで、家族として生きていかなきゃならない。自分のわがままや好みを捨てて、2人はどうしていくのか、そこを見せるのが今回の逃げ恥」と見どころを紹介し、「キュンキュンするところはほしいけど、キュンキュンするためにやっているわけではない」と新婚を押し出すのではなく、みくりと平匡の変化に重きを置いたという。

久々の撮影に「新垣さんがめっちゃ緊張していました(笑)。クランクインが妊娠を告げられるシーンで、お芝居的にハイテンションでいかなきゃいけないところだったんですけど、本人が久しぶりで超緊張しているのがこっちにも伝わってきて、星野さんも新垣さんと久しぶりに並んでお芝居をするから緊張していて、みんな緊張していた」と現場での新垣と星野の様子を振り返りながらも、「でも、妊娠を告げられた時の2人の表情がみくりと平匡だったので、それを見た瞬間『戻った!』と思って嬉しかった。ちょっと涙が出そうになった」と感激したことを明かした。

また、2人の魅力について問われると、「ご自身が持つ謙虚さ、誠実さ、相手に対する誠意、相手を悪く見ず好意的に向かっていこうとするところがみくりと平匡にも反映されていて、だからみんなが共感してくれると思った」といい、「あれだけ見た目も素敵で人気のある人たちだけど、やっていることはすごく地味なシーンでも真摯に役に向き合う、そこが良いなと思います」と評価した。

◆百合ちゃん、新キャラ…「逃げ恥」ならではの“多様性”

「逃げ恥」といえば、みくりと平匡だけではなく、周りのキャラクターも視聴者から愛されるところが魅力のひとつだが、今回石田演じる百合ちゃんがカギを握る人物に。「とにかく湿っぽくはしたくないとプロデューサーや百合ちゃんとも話しました。涙を誘う音楽を流して感動させることが一番手っ取り早くて楽だけど、それを『逃げ恥』がやったら『逃げ恥』ではなくなる。そこが一番の勝負どころだった」と苦悩した点を語った金子監督。

また、続編ならではの新たなキャラクターも登場するが「『逃げ恥』はもともと『いろいろな人を受け入れましょう』という多様性を意識したドラマなので、今回も『逃げ恥』らしさを描くことが大事だと思いました。社会派、と説教臭く言うと見る気がなくなるので、気楽に見られて身近な存在に感じられ、その上で多様さを認めてもらえたら。にこにこしながら見られるように作らないと、と思っています」とその多様性を受け入れてもらえる作品作りに努めているといい、今回のお気に入りシーンについては「みくりと平匡が手を振るところが大好きです」と話していた。(modelpress編集部)

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