【モデルプレス＝2020/12/02】2日、映画「新解釈・三國志」（12月11日公開）公開記念新解釈バーチャル生配信イベントがオンラインで行われ、大泉洋、ムロツヨシ、賀来賢人、橋本環奈、岡田健史、福田雄一監督が出席した。

◆大泉洋＆賀来賢人「日曜劇場」とのギャップ明かす

「銀魂」シリーズや、「今日から俺は！！」などの福田監督がメガホンを取った本作は、中国の歴史書「三國志」を、新たな解釈のもとに描くコメディ。大泉は「蜀」の武将・劉備、ムロは蜀の國を勝利へと導く天才軍師・孔明、賀来は天下の最高司令官・周瑜、橋本は孔明の妻・黄夫人、岡田は呉の君主・孫権を演じる。

主演の大泉は、本作の撮影のあとすぐに臨んだ日曜劇場の現場で、大きなギャップを感じていたそうで「台詞を間違えたらOKが出ないんだもん」とボヤキ。賀来も「『今日から俺は！！』の映画をやったあとに、同じく日曜劇場の『半沢直樹』。まあ、アレルギー出そうになりました。寒暖差アレルギーみたいな（笑）。身体がびっくりしちゃって。すごいですね。スタッフさんとかも『ちゃんとやってんのか！』みたいな。ピシ！って」と、福田組との温度差を明かしていた。

◆ムロツヨシ、橋本環奈と「夫婦になれました」

橋本はこれまでムロとの共演作は多いものの、実際に共演するシーンはほとんどなかったという。大泉に「橋本さんの方から共演NGとか出てるんですか？」といじられた橋本は「全然出てないんですけど（笑）。同じシーンが今回初めてあって。二人のシーンもあったんですけど、福田組で見ているムロさんも、映像の中のムロさんのイメージがあったので、実際に目の前で演じられているのを見ると、すごく面白かったですね。だから、現場を楽しみに行っていた感はありました」と述懐。

「皆、期待するじゃないですか。福田さんの作品のムロさんって。私もすごく期待して、現場に行ったんですけど、結局、笑っちゃってたので、それがすごいなと思いました」とも語った橋本。撮影が難しいシーンもあったというが、ムロが「夫婦になれました」と満足げな表情を見せると、橋本も「だと思います！」と手ごたえを感じている様子だった。

◆岡田健史、初の福田組参加

岡田が初の福田組について「僕が参加させていただく前から、福田さんの名前はネットにも出ていますし報道にも出ていたので…」と口を開くと、大泉は「福田さんを犯罪者みたく言うんじゃないよ！」とツッコミ。白い歯を見せた岡田は「本番中に、監督ご自身が大笑いしても、OKになるっていう話を聞いていて。これ、本当なのかな？って思いながら、初めての現場に行ったんですけど、本当に大爆笑しながら『OK！』って言うから、僕は戸惑いながら。楽しくやらせていただきました」とコメント。

本作の現場で遊んでいると思ったキャストを聞かれた岡田は、山田孝之の名前を挙げ、「自分という素材を使って、あの場にいようとしているのが、たまらなく好きでした」と絶賛。橋本は福田監督だと言い「好き勝手と言うと違うかもしれないですけど、監督がお芝居する前に、こういう風にやってくださいって言って、実演されるんですよ。それがめちゃくちゃ面白いし、スタッフさんも全員笑うんですよ。別にお世辞で笑ってあげてるとかっていう人、一人もいなくて。本当に笑かしてて。そのあとにする気持ちを考えてほしいというか。どの現場でもそうなんですよ」と福田組ならではのエピソードを明かした。

◆賀来賢人、ムロツヨシと「全然噛み合わなかった」シーン

これまで試写会を行っていない本作だが、この会見では本編の映像の一部を公開することに。孔明と周瑜が河原で口論するシーンに関して、賀来は「段取りっていう、芝居の練習をして、そのあとに本番に入るんですけど、一発目の本番で、ちょっと好きなことを、ムロさんと一回やってみようと。そんなに長いシーンじゃなかったんですけど、とりあえず二人とも、出せるものを出そう！って言って、やってみたんですよ。そしたらね、全然噛み合わなかったんです」と告白し、ムロは「なんとか噛み合うまで頑張ろうって言って、本番はやっていたんですけど」と回想。賀来は「めちゃめちゃ長くやった挙句、福田さんがパーって来て。『長い、もう一回』って言われて。『そこの長さはいらない』って」とダメ出しを受けたことを明かし、ムロは「僕に言えたのは、あの時の諸葛孔明・ムロツヨシは、肩に力がバンバン入ってた。『ここで賀来と、いいシーンを作りたい！』って」と自虐して、橋本らを笑わせた。

一方の岡田は、渡辺直美が扮する絶世の美女・貂蝉の舞のシーンを見ると「『絶対に僕、笑うな』と思って。この現場にいたら。無理。不可能です。笑いをこらえるっていうのが。出来ればそこにいたくない」と渡辺の動きを称賛していた。（modelpress編集部）



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